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私のかえうちは会社のデスクで眠ったままになっている。 もうこの手の製品を使うことはなくなってしまったが、情報を見かけたので一応書いておく。 新しいバージョンであるかえうち 2 が発表されたようだ。 機能はそのままにコンパクトになっているらしい。 デザインがシックでなかなか格好良い。 値段がちょっと高いなと思ってしまうが、ニッチな商品なので仕方がないところだろうか。

あと、親指シフター向けにおやうちくんという製品も出す予定なのを知った。 親指シフト用にスペースキーを分割するというものだが、欲しい人はものすごく欲しい製品なのではないかと思う。

まだタイピングをやっていた頃のことをそれなりに思い出せるのだが、月配列でタイプウェル総合 XD を出したのが 1 年半前だった。 もうそんなに前なのかと思う。 いつの間にか GANGAS の記録更新受付が終了していたりと郷愁が漂う。 私は JIS かなをやって、月配列で散々タイピングをやって指を痛めて、結局ローマ字を使ってタイピングをする前のように大して速くない速度で文字入力をしている。 ただ全く意味が無かったということもなく、例えば「ティー」と入力する時に texi ではなく thi と打つようになったなど、拗音を入力する際に必ずベストの方法を探すようになった。 また「しゅうにゅう」などの単語で右手人差し指が連続するのが気になるとかそういう面もあった。

月配列を使うのをやめたのは自分にとっては正解だった。 しかしそれはあくまで自分にとってはであって、他人に当てはまるかは人によるとしか言えない。 あと今「月配列 K で打て」と言われたら普通にそれなりのスピードで打てる自信はある。 これは冷静に考えるとすごいことだ。

月配列の私家版は数多く目にするが、それを開発してしばらく経った後のストーリーはほとんど書かれていない。 数年経っても依然として便利に使い続けているのか。 それともローマ字に戻したのか。 前者が多いと信じているがどうか。 興味がある情報ではある。

私はローマ字に戻して 1 ヶ月が経過したが、特に問題を感じていないしむしろ左手の指の疲労感が回復したのでこのままローマ字を使うことにする。 熟練したタイパーはいくら打鍵しても指が痛くならないという人が多いように思うが、私はそうではなかった。 JIS かなを使っていたときなどタイプウェル総合 SD 程度でも右手小指が痛くて仕方なかったくらいだし、月配列に変えたところで高速タイピングするようになると必ずどこか痛みだすのは想像できたはずだ。 私に限って言うと、高速打鍵するようになるとすぐ指が痛くなってしまうのでローマ字、かな打ちに限らずタイピングなど練習すべきではないと思うくらいだ。 ローマ字も今更練習などしなくてもイータイピングで 300 程度ならば出せるので、もうこれで十分だ。

ちなみに四段配列が指に負担をかけているというのであれば月配列 2-263 式を使うというのもあるが、今更そんな気になれない。

年末に月配列 K からローマ字入力への移行を開始した。 QWERTY ローマ字はハッキリ言って月配列 K と比べると格段に打ちにくい。 だが、完全に情熱を失った私にとっては月配列よりもローマ字入力の方がふさわしいような気がした。 タイピング練習から離れて指の負担が減ったはずなのに、月配列 K を使っていて継続して指が疲れるのを感じていた。 月配列 K 自体、タイピングでの性能を意識して最上段への移動で単打を増やした部分が指に負担をかけていたのかもしれなかった。

確かに QWERTY ローマ字はモダンなキーボード配列に比べると格段に打ちにくいのだが、どんなシステムでも標準で入っていてほぼすべての人が使用しており、ミスに対するリカバリーなどの配慮が盛り込まれているという点においてモダン配列は絶対に QWERTY ローマ字には敵わないと思う。 例えばローマ字入力は「困難」と入力したい時に KONNNANN などというヒドイ入力をさせられる (本当は KOXNNAXN でもよいが打ち分けられる人は少ないだろう)。 しかし実は Google 日本語入力の場合 KONNAN (こんあn) と N を 2 つ抜かして変換しても「困難」とちゃんと出てくる。 一方、月配列でシフトをミスった時などに IME 側が不備を補ってくれることはないし、シフト状態は画面に表示されない。 後はローマ字入力は入力モードを切り替えなくても英数字が打鍵できるのが特に Android で有利だ。

また、環境の問題が非常に大きい。 DvorakJ は優れたソフトウェアだと思うが、ところどころ入力していておかしな挙動をする時がある (Web フォームでの入力タイプが指定されている状態の入力や開発環境でのコメント入力時など)。 Android タブレットで入力したい時はかえうちを使うのだが、その為に有線のキーボードを用意したりアダプタを噛ませたりと実現方法が縛られる。 入力時に多少便利でも環境を用意するのがそれを上回るくらい面倒なのだ。

勿論、ローマ字入力だと指が満足に動かずに日本語入力に支障をきたしたり、一日中日本語の文字列を打ち続けるようなプロの日本語を打つ職業の方はデメリットを理解した上でモダン配列を導入するのはいいのではないかと思う。 ちなみに私はこのいずれにも該当しない。

そんな日が来るとは思えないが、新 JIS 配列、月配列、新下駄配列、薙刀式、その他何でもいいのだが、もし Google 日本語入力や Android / iOS の IME が標準で対応してくれたならばその配列を喜んで練習して使いたいと思っている。 そして全世界の配列が QWERTY でなく Colemak になっているというパラレルワールドに移住できれば最高だ。

月配列 K が 2-263 式から移動したキーの意図及び効果を列挙する。 「キーを移動してもなるべく 2-263 式での指担当と同じにして 2-263 式の打鍵感を損なわせない」を基本的な方針としている。

2-263 式ではシフト側にあった kr を単打 2 に移動した。 これはたまたまではあるが JIS かなの「ふ」と同じ位置となっている。

意図

「ふ」は全体的に見るとそこまで出現頻度の高いかなというわけではないのだが、カタカナ語で頻出するという特徴があるのでカタカナ語に強くするため。

効果: ★★☆

月配列 K は何度も配置を変更してきたがこのかなは一度も変更していないほど効果が高かった。 後述するが後から U9 特殊音拡張を取り込み「ふぁ」「ふぃ」「ふぇ」「ふぉ」を 2 打で打てるようにしたので、当初の設計よりは重要度が薄くなってしまったのも確かではある。 とはいえやはり「ふ」が単打で打てるというのはカタカナ語を含めて効果が高い。

2-263 式ではシフト側にあった kd を単打 3 に移動した。

意図

2-263 式の「中指シフトのキーが文字入力も兼ねている」という弱点を解消しつつ単打にして楽をする。

効果: ★★☆

中指シフトに文字を配置しないことによって大幅に連続シフトミスが減った。

また、「ふ」の隣に配置することによって「ふら」「ぶら」「ぷら」「らふ」「らぶ」「らぷ」のカタカナ語で頻出する連接が非常に打ちやすくなった。 月配列 K の歴史の中で「ら」は何度も動かしてきたのだが 3 の位置が限りなくベストに近いと思う。 他の右手側の単打の位置に置くと例えば「ー」や「も」あたりと干渉して良くない運指となる。 単打 3 の案以外であればシフト側左手に配置するならアリかもしれないが「ふら」関連の打ちやすさがなくなってしまう。 それ以上のアドバンテージが見込める配置ならいいかもしれない。

ゅ, ゃ (小書き文字)

2-263 式ではシフト側にあった kv kb を単打 4 5 に移動した。

意図

小書き文字「ょ」が一番頻度が高いので単打なのは分かるが、同じように「ゅ」「ゃ」も単打であるべきだと思ったため。

効果: ★★★

設計当初からこの位置のまま動かしていない。 月配列 K のアイデンティティの 1 つともいえる。 単打になっただけで非常に打ちやすいし、担当している指が変わらないので 2-263 式の打鍵感を損ねていない。 「ゃ」の 5 のキーが若干遠いのが気になることがあるが、それを加味しても非常に効果が高かった。

2-263 式ではシフト側にあった dk を単打 8 に移動させた。

意図

2-263 式の「中指シフトのキーが文字入力も兼ねている」という弱点を解消しつつ単打にして楽をする。

効果: ★★☆

「ら」と同様、中指シフトに文字を配置しないことによって大幅に連続シフトミスが減った。 巷にあるかな出現頻度表によると「も」は「ら」よりも出現頻度が高いので単打にした場合の効果が高い。 「いも」「もい」のみ同指異鍵となるが全く気にならない。

ー (長音)

2-263 式ではシフト側にあった d. を単打 9 に移動させた。

意図

2-263 式の長音 2 打というのが 2-263 式を使い始めた時点で既に打ちにくいと思っていたため。

効果: ★★★

右手小指以外に配置すると右手小指が連続する問題から解放される。 強い右手薬指が多少連続する (濁点の次に「ー」を打つ時) のはそこまで気にならない。 非常に有用だった。

よくあるのが JIS キーボードの右端のどこかのキーに配置して右手小指に担当させるというものだが、それだと「キー」などで快適ではない。 JIS かなで「キーボード」「ボールペン」と打たされた時の不快感を思い出すべきだ。

2-263 式では @ のキーにあったものをあえてシフト側 ka に移動させた。

意図

2-263 式の問題点である右手小指が連続するパターンを軽減するため。

効果: ★★☆

「ち」も何度も移動してきたかなで最終的にここに落ち着いたわけだが、まずまず打ちやすいといった印象。 「ゃゅょ」などの小書き文字とも相性のいい位置といえる。 一方、「まちまち」「よちよち」などの畳語は打ちにくいのでタイピングゲームをする際は気になることがあるが、普段は気にならない。

ぅぁぃぇぉ (小書き文字)

2-263 式のそれぞれシフト側の小指担当の文字をあえて 上段シフト側の k1 k2 k3 k4 k5 にそれぞれ移動した。

意図

U9 特殊音拡張を取り込む前は「ふ」とコンビネーションさせるためだったが、今は使用頻度の低い文字を隅に追いやるため。

効果: ★★☆

結果的にではあるが、これらを隅に追いやって後述する U9 特殊音拡張を効果的な位置に取り込めたということで効果が高かった。 尚、「しぇ」「じぇ」をカバーするためにこれらを右手最上段に配置することはできない。 そのために「しぇ」「じぇ」を他のシフト側のキーに配置するほどには必要性を感じない。

U9 特殊音拡張

月配列 U9 が備えている特殊音拡張である「ちぇ」「てぃ」「でぃ」「ふぁ」「ふぃ」「ふぇ」「ふぉ」の 7 つを月配列 K のシフト側の空いている位置に適切に配置した。

意図

カタカナ語に強くするため。

効果: ★★★

U9 特殊音拡張を取り入れた効果も参照。 2-263 式の打数が多いパターンを見事に解消しておりとても有効。

以下、閉鎖した月配列紹介サイトの文章を一部修正したものを再掲する。

月配列とは

中指前置シフト新JIS「月配列」はてなキーワードが詳しいので細かい解説はそちらに譲りますが、 ここには私なりの解釈を書きます。

月配列とは、主にホームポジションの中指 (派生配列によっては中指に加えて薬指) にシフトキーの機能を持たせ、シフトキーと同時押しではなくローマ字のように連続して打つ日本語入力配列です。 月配列はいろいろな派生が存在しますが、現在多くの実績及びベンチマークの元となっているのは 2-263 式と呼ばれるものです。 以下、特に注釈しない場合、「月配列」と呼称した場合この「月配列 2-263 式」を指すものとします。

JIS かなとの比較

JIS かな: JIS キーボード上の 4 段すべてのキーを使用しかな文字を打鍵する。 一部の文字は Shift キーと同時押しして入力する。
月配列: JIS 若しくは US キーボード上の 3 段のキーの殆どを使用して文字を打鍵する。 一部の文字はホームポジション中指にあたる D 若しくは K を押下してから、対象のキーを押下する。

配列図

通常の状態 (中指シフト非押下時)

1|2|3|4|5|6|7|8|9|0|  |
そ|こ|し|て|ょ|つ|ん|い|の|り|ち|
は|か|☆|と|た|く|う|☆|゛|き|れ|
す|け|に|な|さ|っ|る|、|。|゜|・|

☆のキーは月配列における Shift キーです。 中指で押下される為中指シフトと呼称されます。 左右の Shift キーには機能差はありません。

この状態から直接打鍵できるかなは全て「一般的な日本語において出現頻度の高いもの」で揃えられています。 例えば「どうしてそんなこというのか。ここにきてくれなくてはつぎにいけないではないか」は全てこの面のみで入力可能です。

尚、「・」にあたるキーは US キーボードには存在しません。 「てん」と入力して変換すれば入力できるので実用上は問題ありませんが、後述する DvorakJ にて他の空いているキーに割り当てることもできます。

中指シフト押下後の状態

  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |
ぁ|ひ|ほ|ふ|め|ぬ|え|み|や|ぇ|「|
ぃ|を|ら|あ|よ|ま|お|も|わ|ゆ|」|
ぅ|へ|せ|ゅ|ゃ|む|ろ|ね|ー|ぉ|  |

前述の中指シフトのキーを押下した場合このようなキーの並びとなります。 ですので、例えば「ら」の文字を打ちたい場合は、前の状態で「☆」のキーを押した後にホームポジション左手中指の「ら」のキーを押下して入力します。

月配列を使うには

Windows

DvorakJ にて簡単に導入頂けます。 左記サイトから「実行バイナリ版」をダウンロードして頂きまして、ダウンロードした zip ファイルを適当な場所に解凍します。 その後、解凍したフォルダの中にある DvorakJ.exe を実行してください。

DvorakJ を起動すると、設定メニューが表示されます。 初期状態では月配列が入力できる状態になっておりませんので、まずこれを設定します。

  1. 左メニューから「日本語入力」を選択
  2. 日本語入力用配列の設定ファイルを選択するものが表示されるので、「選択」を押下
  3. 月配列 2-263 式の設定ファイルを選択する。設定ファイルは DvorakJ のフォルダ以下 /data/lang/jpn/順に打鍵する配列/月2-263.txt にある
  4. 日本語入力の設定で「日本語入力用配列を日本語入力時にのみ使用する」を選択する

ここまで行ってからメモ帳やブラウザのアドレス欄などで「試し書き」を行ってください。

尚、イータイピングやタイプウェル等の既存のタイピング練習用のソフトを使用する場合は、 日本語入力の設定で「日本語入力用配列を常に使用する」を選択してください。 「タイピングを練習する時」と注釈があるのですぐに分かるかと思います。 このモードの時、日本語入力 IME (Google 日本語入力など) が OFF の時でも JIS かなでの IME OFF 時と同じ半角英数字が発行されるようになります。 既存のタイピングソフトは JIS かなの練習の時でも IME OFF 時の半角英数字の入力を頼りに入力の判定を行っているため、これでうまくいくわけです。

macOS

OS X El Capitan 以前は Karabiner で設定することが可能だったようですが、現在 macOS Sierra には対応されていないようです。 Karabiner-Elements を使用して設定できるかもしれません (ごめんなさい、未検証です)。

月配列の利点

ローマ字の場合母音以外は 2 打鍵若しくは 3 打鍵で入力しますが、前述の通り月配列では使用頻度の高い多くの文字を 1 打鍵で入力することができます。

JIS かなはキーボードの最上段をフルに使用する為、特に「ほ」「へ」「ー」を入力する際に手を大きく移動させないと入力することができません。 その為、これらの文字を入力した後の打鍵でホームポジションに戻りきれずにミスをしてしまう事があります (勿論鍛錬次第でミスをせずに入力することも可能ですが、あくまでミスし易いという事を申し上げておきます)。 また、標準の運指だと右手小指に非常に多くのキーが割り当てられておりますので、キーボードを使用する機会の多い方などは工夫しないと右手小指を痛めてしまう結果になることもあります。 月配列ではほぼローマ字と同等のキーのみ使用しますのでこういった問題はありません。

JIS かなは多くの文字を Shift キーなしの 1 打鍵で入力できる為月配列よりも打鍵数は少なくなりますが、「ょ」「っ」は月配列では 1 打鍵で入力できる為ワードによっては JIS かなよりも快適に打鍵することが可能です。

月配列の欠点

月配列だけでなく新下駄配列やその他のマイナー配列全てに共通する事ではありますが、DvorakJ などのキーリマップ用のソフトを使用しないと快適に使用することが出来ません (月配列に関して言えばローマ字互換性があるので Google 日本語入力のローマ字変換テーブルをカスタマイズする事によって使用が可能ですが、快適かどうかは疑問が残ります)。 これは、例えば共用 PC などの自由にソフトを入れることができない環境だったり、他人の PC を一時的に借りて作業をする場合は緊急手段としてローマ字を打つ事になるかもしれないという事です。

一部のワード、特にカタカナ語はローマ字や JIS かなに比べて苦手な傾向があります。 これは「ぁぃぅぇぉ」が 2 打鍵であり、且つ「ー」も 2 打鍵の為単純に打鍵数が多いという事です。 月配列 (2-263 式) のこの弱点を補う為に多くの方か派生配列を考案されています。

イータイピングやタイプウェルを使用する場合、 中指シフトの押下状態が画面上に一切表示されない為「自分は中指シフトを押していないつもりだったが実は押されていた場合にシフトが必要な文字を入力する時」などに連続してミスをしてしまう場合があります (月配列の連続シフトミス問題)。 月配列のこういったソフトを利用したタイピング競技への適正には疑問が残るところですが、これは月配列自体に欠陥があるのではなくマイナーであるが故の悲劇と言えます (タイピングソフト側が月配列であることを認識しシフト状態を解釈・表示してくれればこの問題は起きません)。

派生配列

2-263 式の一部のワードが苦手な点を改善したり、全ての濁音や半濁音、拗音などを別々のキーに配置し更に使い勝手を高めた配列も多数考案されています:

月配列 U9

DvorakJ に初めから設定ファイルが含まれています。 中指だけでなく薬指もシフトに割り当てている配列です。 全ての文字を 1 打若しくは 2 打で入力することができます。 また、長音記号「ー」が 1 文字で打てる上一部の拗音用のキーが用意されている為 2-263 式よりもカタカナ語に強くなっています。 但し、句読点は 2 打鍵になっていますし、キーの数が多いため 2-263 式よりタッチタイピングの習得が難しくなっています。

月配列 3-285 改

こちらも DvorakJ に初めから設定ファイルが含まれています。 左手は中指シフトのみですが右手は中指に加え薬指、小指もシフトキーとなっています。 濁音、半濁音に加えて全ての拗音も別キーとなっていますので、タッチタイピングの習得が更に難しいかと思われます。

月配列 T3.1

2-263 式と同様のシフト位置で仮名のみ入れ替えた配列ですので 2-263 式と同様の学習コストとなっています。 ホームポジション (中段) に比重を置いている 2-263 式に対し上段に比重を向けているのが特長のようです。 これにより、ローマ字で打つ感覚に近づいているそうです。 また、長音はローマ字同様ハイフンで 1 打で入力するようです。

月配列 K

私も月配列 2-263 式を使用していくにつれて、前述したような欠点を感じるようになってきました。 このまま使い続けることもできたわけですが、私は数字に関しては常に半角英数字で入力するスタイルをとっておりますので月配列 2-263 式における数字の部分のキーは使用しておりませんでした。 ここにキーをいくつか移動することで前述の不満点が解消できるのではないか、と考えました。

この私の月配列 2-263 式の四段拡張カスタマイズ版を以下月配列 Kと呼称します。 月配列 K は以下のような配列図で構成されます:

通常の状態 (中指シフト非押下時)

  |ふ|ら|ゅ|ゃ|  |  |も|ー|  |  |
そ|こ|し|て|ょ|つ|ん|い|の|り|「|」
は|か|  |と|た|く|う|  |゛|き|れ|
す|け|に|な|さ|っ|る|、|。|゜|  |

中指シフト押下後の状態

ぅ|ぁ|ぃ|ぇ|ぉ|  |  |  |  |  |  |
ふぁ|ひ|ほ|ちぇ|め|ぬ|え|み|や|ふぇ|  |  
ち|を|  |あ|よ|ま|お|  |わ|ゆ|  |
ふぃ|へ|せ|てぃ|でぃ|む|ろ|ね|・|ふぉ|  |

月配列 K が目指したもの

中指シフト押下状態が把握できない時に連続打鍵ミスするヒューマンエラーの改善

月配列 2-263 式の場合、中指シフトに相当する D キーと K キーに関する挙動は以下の通りとなっています:

  • 中指シフト押下状態でない時は中指シフト押下状態とする
  • 中指シフト押下状態の時は「ら」若しくは「も」を出力する

この挙動のために、前述の「シフトを押したか押していないか分からずに連続してミスをしてしまう現象」が起きてしまう場合があり、メモ書きなどで使用しているとストレスを感じることがありました。 月配列 K では D キーと K キーには「ら」と「も」を配置しておりませんので、 中指シフトのキー押下は中指シフト押下状態に関わらず中指シフト押下状態とするという挙動となります。

これにより、中指シフトの打鍵状態が分からなくなった場合は、次に中指シフトが必要な場合は D か K キーを押下し、 そうでない場合はシフトキャンセルに当たるキーを押下する、という操作でリカバリーが可能となりました。

カタカナ語への対応の改善

月配列 2-263 式はカタカナ語で多く使用される「ふ」や「ー」がシフト側に存在するため、カタカナ語を多く打たされる場面でどうしても不得手を感じる時がありました。 月配列 K では、これらの弱点解消のために最上段にそのまま「ふ」や「ー」キーを移動しました。

また、月配列 U9 の特殊音拡張である「ちぇ」「てぃ」「でぃ」「ふぁ」「ふぃ」「ふぇ」「ふぉ」をシフト側に取り入れることで打鍵数を削減することに成功しました。 これによりシフト側最上段で若干押しにくい小書き文字「ぁ」「ぃ」「ぅ」「ぇ」「ぉ」は押す回数が大幅に削減されました。 詳しくはU9 特殊音拡張を取り入れた効果を参照ください。

拗音における 2-263 式の不自然な 2 打鍵の解消

月配列 2-263 式では「ょ」が単打できるのに対し「ゅ」「ゃ」が 2 打かかるので、打鍵時に「ょ」と「ゅゃ」を見間違えた場合に間違えて中指シフトを押下してしまいリカバリーさせられるといった問題がありました。 月配列 K では月配列 2-263 式の「ゅ」「ゃ」の横の位置をそのままに最上段に移動しましたので、無理なく「ゃゅょ」を用いた打鍵を行うことができます。 月配列 2-263 式の「ょゅゃ」は、頻出する「し」とのコンビネーション (しょ、しゅ、しゃ) で打鍵しやすいように考えられた配置であり、月配列 K でもそれを踏襲しています。

月配列 2-263 式との高い互換性

月配列 K は月配列 2-263 式に対する純粋な四段拡張版であり、オリジナルの月配列 2-263 式と高い互換性を誇ります。 月配列 2-263 式にある程度慣れた方であっても移行することは比較的容易です。 また、月配列 K が肌に合わないと感じた場合でも、逆に月配列 2-263 式に戻ることも容易です。

筆者の月配列学習の歩み及び試行錯誤

私の Blog の月 2-263 タグ月配列 K タグを参照ください。 JIS かなから月配列に転向した軌跡及びタイプウェルの成長記録、及び試行錯誤がご覧頂けます。

月配列 K に U9 の特殊音拡張を取り入れたに書いた通り、私は半年前に月配列 K の配列図で空いている箇所に月配列 U9 の 7 つの特殊音拡張を取り入れた。 具体的には以下のような配列図となっている:

[
  |ふ|ら|ゅ|ゃ|  |  |も|ー|  |  |
そ|こ|し|て|ょ|つ|ん|い|の|り|「|」
は|か|  |と|た|く|う|  |゛|き|れ|
す|け|に|な|さ|っ|る|、|。|゜|  |
]

[d],[k][
ぅ|ぁ|ぃ|ぇ|ぉ|  |  |  |  |  |  |
ふぁ|ひ|ほ|ちぇ|め|ぬ|え|み|や|ふぇ|  |  
ち|を|  |あ|よ|ま|お|  |わ|ゆ|  |
ふぃ|へ|せ|てぃ|でぃ|む|ろ|ね|・|ふぉ|  |
]

-shift[
!|@|#|$|%|’|&|*|(|)|-|=|¥|
  |  |  |  |  |  |  |  |  |;|[|]
  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |’|~
  |  |  |  |  |  |  |,|.|?|  |
]

使用を開始してから半年経ったわけだが、これがない月配列 K にはもう戻りたくないと思うくらい快適だった。 私はもうタイプウェルは打っていないのでタイピングにおける有効性はよく分からないが、少なくとも実用入力においてはやはり打鍵数が少ないというのは快適だ。 「ディーラー」などは月配列 2-263 殺しの単語 (rlkad.kdd. の 10 打鍵) だと思うが、これが何と kb939 の 5 打鍵になるということで打鍵数が半分になる。 ローマ字入力でも dhi-ra- の 7 打鍵なのでやはり月配列 K の勝利だ。

月配列 U9 が選択している「ちぇ」「てぃ」「でぃ」「ふぁ」「ふぃ」「ふぇ」「ふぉ」が素晴らしく、多すぎても学習コストが増えて使いこなせないし少なすぎても効果が限定的になりすぎて微妙な感じがするところで、この 7 つの選択というのはベストに近いのではないかと思う。 たまに登場する「しぇ」「じぇ」が少し辛いが、出現頻度的には無くても問題ないと思っている。

月配列 2-263 式で勿体無いと思うのは dk のどちらでシフトしても同じ文字が出力されるというところだ。 これは「単語によって運指を使い分けることができる」という利点がある (例えば「や」を普段 do の運指で打っているが「視野」を打つ時に edo でなく eko と連続同指打鍵を避けるなど) が、個人的にこれができる人はかなりの達人 (十分に鍛錬したタイパー) で私のような不器用な人間だと反応できないのであまり意味がない気がする。 例えば同手で打った場合に違う文字を出力できるようにしておいて、そこにこの「ちぇ」「てぃ」「でぃ」「ふぁ」「ふぃ」「ふぇ」「ふぉ」を仕込んでおくと相当便利になる気がする。

以前 http://typing.kojion.com に月配列 2-263 式と月配列 K に関する解説およびシミュレータを置いたページを公開していた。 今日このページに関するアクセスログをチェックしたが 2 週間以上 BOT 以外の有効なアクセスが無かったのを確認したので、私の情熱の終焉と共に役目を終えたとして今回こちらを閉鎖した。 月配列 K の歴史に関してはこの Blog の月配列 K タグを見れば大体分かるだろうし DvorakJ の設定ファイルも月配列 2-263 式から少し変更すればいいだけなので作成も容易だ。それ以前に月配列 K を使う人が現れるとは思えないが。

タイピングに関しては以前あんなに練習していたのが嘘のように全く実施しなくなった。 これに関しては好ましいことだと思っている。 未練がましくたまに練習を行うよりはスッパリ辞めてしまったほうが良いと思う。 そして自分にとっては新しく情熱を傾けることができるチェスに完全に移行できた。 これはとても嬉しいことだ。

私にはもしチェスがなかったとしてもバイクツーリングやハンバーガー食べ歩きもあるので悪くはないのだが、そういったものも全く無い状態、つまり趣味が全くなくなってしまったらどうだろう。 仕事を往復するだけの日々ですぐに老け込んでしまう気がする。

私は月配列を今も使っており月配列を練習したことは良かったとは思っているが、月配列を他人には勧めない。

難しい JIS かなより覚えるのが難しい

月配列の習得難易度に関しては月配列を練習し始めてから 2 日目に残しているが、今でもこの時の感想とさほど変わっていない。 私は 1 日がかりで月配列 2-263 式のブラインドタッチをマスターすることができたが、普通の人はここまでの情熱を傾けることはないだろうし、本来キーボード配列の習得など多くの人にとってはそんなに重要ではない。

一般的に JIS かなは覚えるキーの個数がローマ字の倍あって習得が難しいと言われる。 月配列はそれよりも習得が難しいし、環境を作るのも難しい。 そして情熱をかけて得られるものは多くの人にとって労力に見合わないと思う。 配列の習得自体を趣味として楽しめる人は向いていそうだ。

オススメは QWERTY ローマ字

確かに QWERTY の配列は私が以前練習していた Colemak に比べて打ちにくいし、ローマ字に関しても打鍵数は多いし明らかな悪運指が存在する (zanyuu など)。 ただ以下の理由で私が他人に文句なくお勧めするのは QWERTY ローマ字以外あり得ない:

  • どの環境 (他人の PC, タブレットなど) でも全く工夫せずに使うことができる
  • JIS かなより打つための工夫が要らない

JIS かなは「ほとんどのかなが 1 打で打てる」という感動は確かにあったものの、私が右手小指を散々痛めてしまったように標準運指だと常用するには厳しい配列である。 濁点が @ の位置にあるのが非常に良くないが、それに加えて頻出するかなである「う」の位置もまずく「こうこう」などは人指し指を上下に行ったり来たりさせられて快適ではない。 「ほ」「へ」「ー」の位置もとても遠く、気を抜いて打っているとよく打ち間違えてしまう。 少なくとも QWERTY ローマ字にはここまで打ちにくい部分はない (zanyuu のほうがまだマシ)。

自分にとっては議事録の必須ツール

私は普段は DvorakJ で月配列 K を動作させて文章を入力しているが MediaPad M5 (Android 8.4 インチタブレット) で議事録をとることがあり、その時のみかえうちを使用している。 2 ヶ月前に検討した月配列 K に U9 の特殊音拡張を取り入れたという内容が自分の中で十分定着してきたので、かえうち側にも今回の修正を取り込むことにした。 ちょっと前に PC を買い替えたのだが、その時に古い月配列 K の定義ファイルを保存しておくのを忘れてしまったため、今回改めて最初から設定し直してみた。

まずかえうちの公式サイトにアクセスしてみる。 そういえば私がこのかえうちを知ったきっかけは公式 Twitter アカウントにフォローされた事なのだが、クラウドファンディング成功時が 2017 年 5 月ということで驚いたことにもう 1 年経ってしまっていた。 ということは私が Colemak を一生懸命練習していたのももう 1 年くらい経つわけだ。 あの時の自分から少しでも成長できているのだろうか。

ともかく、公式サイトから最新のかえうちカスタマイズをダウンロードして設定を始めた。 現在のかえうちカスタマイズのバージョンは 5.1 だが、公開当初は Web アプリ上で設定し設定ファイルをダウンロードしてクライアントアプリで書き込むといった少し手間のかかる方法だったのに対し今はこのかえうちカスタマイズのみで完結するようになっている。 その上設定画面が綺麗にわかりやすくなっている。 キーボード配列変更ツールという性質上どうしても複雑になってしまうのは致し方ないが、それでもところどころ説明書きが追加されたりと改善されているのがわかる。

かえうちの接続確認に失敗しました

かえうちの初期設定を完了させたにもかかわらず書き込む段階でかえうちの接続確認に失敗しました (1, -1, -1) といったようなメッセージが表示されどうにもならなくなってしまった。 仕方がないのでエラーメッセージで検索したらかえうちのフォーラムがヒットし同様の問題が書かれていた。そちらを参考に対処を行ってみたら正しく書き込むことができた (手動でドライバをインストール)。 欲を言えばこのあたりもう少しトラブルシューティングがやりやすくなっていると嬉しいところだ。 1, -1, -1 というのは何かのフラグだろうが、ユーザから見るとどういう意味なのか全く分からない。

新しく設定したかえうちで MediaPad M5 で試しに打鍵してみた。 ずっと使っているから使用感は分かっているが思ったとおりのかなが出力されて素晴らしい。 Android 端末で使用する場合は単独の 英数 かな キーに相当する動作のキーが無いので 半角/全角 を IME 切り替えのマクロに入れているが、かえうち側の IME の切り替え状態の認識と実際の IME の切り替え状態を同期させるのはユーザ側が配慮する必要がある (つまり認識がズレた場合は 変換 無変換 キーをもう 1 回押す必要があるということ)。 半角/全角 キーが日本語配列にしか無いので英語配列キーボードでは使い勝手が落ちてしまうのだろうか、と思っていたが Win + Space で IME 自体を切り替えることが出来る (例えば Gboard と Google 日本語入力のトグルなど)。 Android の仮想キーボードを表示させた状態で IME 自体を切り替えると若干モッサリとしてしまうのだが、非表示にしておけば全く遅延なく切り替わる (MediaPad M5 での確認)。

タイプウェル国語 K 初 ZJ ラップ

一瞬神がかったような速さになった。 ワード的には確かに加速ワードなのだが「め」や「え」が月配列でいうところのシフト側の文字だったりするので、まだ「これ以上はどうしようもない」という感じでもない。 他のラップが凡庸すぎるので記録としては良くないが、タイピングをやっていてこの一瞬神がかる現象にはいつも驚かされる。

尚、左手薬指の違和感は大分引いたので少しずつではあるがタイプウェルを回している。 練習回数が大幅に減ってしまったせいか、基本常用語 XC でさえも全く出せなくなってしまった。 散々指を痛めてきた自分としては、疲れたと思ったらすぐ止めることを肝に銘じておく。

「ちぇ」が気になっていた

月配列 K では「ち」を KA の2 打鍵 にしており割といい位置ということで定着しているのだが、「ちぇ」と打つ時がどうもイマイチ (KAK4) なのが気になっていた。 「チェス」「チェック」「チェーン」など割と出てくる。 ずっと我慢して打っていたのだが、最近「月配列 K で移動したシフト面に穴があるのだから、そこにこういった拗音 (厳密には外来語につく「ぁぃぇぉ」に紐づく 1 モーラは拗音ではないらしいが) をショートカットできるキーを配置してはどうか、と思いついた。 結構前から試していたのだが、それなりに定着してきたのでここに書き記してみる。

月配列 U9 を全面的に参考にした

「ちぇ」の他には「でぃ」も欲しかった特殊音拡張で、月配列 K では同様に 4 打鍵だったものが 2 打鍵になる。 月配列 K の場合 2-263 式のシフト面から「ぁぅぇぉふゅゃ」の 7 文字 (とシフトキーに配置された「らも」) を移動しているのでここに埋めることができる。 さて、何を置こうか……ということで思いついたのが月配列 U9 の特殊音拡張だ。

月配列 U9 では「ちぇ」「てぃ」「でぃ」「ふぁ」「ふぃ」「ふぇ」「ふぉ」と「ぁぃぅぇぉ」をそれぞれ 3 打で打てる特殊音として配置している。 ちなみにホームページには特殊音拡張の記載があるが DvorakJ に含まれる月配列 U9RC2 の設定ファイルにはこの定義はない。 やはり私と同じように考えて後から追加されたのだろう。 「ぁぃぅぇぉ」は既に 2 打鍵 (月配列 2-263 式と同位置) で用意されているのでちょっと何の意味があるのかよく分からなかったが、配置を固めておくことで記憶に定着しやすくしたという意味があるのかもしれない。

月配列 K ではこの「ちぇ」「てぃ」「でぃ」「ふぁ」「ふぃ」「ふぇ」「ふぉ」を丸ごと採用することにした。 それにより以下のような配列図が得られた:

[
  |ふ|ら|ゅ|ゃ|  |  |も|ー|  |  |
そ|こ|し|て|ょ|つ|ん|い|の|り|「|」
は|か|  |と|た|く|う|  |゛|き|れ|
す|け|に|な|さ|っ|る|、|。|゜|  |
]

[d],[k][
ぅ|ぁ|ぃ|ぇ|ぉ|  |  |  |  |  |  |
ふぁ|ひ|ほ|ちぇ|め|ぬ|え|み|や|ふぇ|  |  
ち|を|  |あ|よ|ま|お|  |わ|ゆ|  |
ふぃ|へ|せ|てぃ|でぃ|む|ろ|ね|・|ふぉ|  |
]

-shift[
!|@|#|$|%|’|&|*|(|)|-|=|¥|
  |  |  |  |  |  |  |  |  |;|[|]
  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |’|~
  |  |  |  |  |  |  |,|.|?|  |
]

月配列 2-263 式の「ぃ」の位置は「ち」で埋めてしまったので、それ以外の「ぁぅぇぉ」の位置にそれぞれ「ふぁふぃふぇふぉ」を埋めた。 割と収まりがいい。 ちなみに英語キーボードでもいけるように中黒 (・) はシフト面 D. の位置に移動している。

それにしても月配列 U9 にしてもそうだがこうやってドキュメントに残してもらえるのはすごくありがたい。 月配列 U9 作者 U ジロー様のかな出現頻度表もとても参考になっている。 私もこうありたいと思うので、自分の試行錯誤を Blog に残しておくことは自分用のメモ以上の意義を感じる。

効果

既にタイプウェル国語 K 常用 XC になるまで鍛えてしまったので微妙なのかもしれない、と思っていたが「ちぇ」は明らかに楽になりよく使用するようになった。 また、「ふぁ」「ふぃ」「ふぇ」「ふぉ」が 3 打鍵から 2 打鍵になったということで 1 打鍵のみのショートカットになったのだが、やはり最上段に指を伸ばさなくて良くなったのがとても楽に感じ、気がついたら割と使うようになった。 あと「シフト文字を押下してから小指をそれぞれ上下に動かして打鍵する」という挙動 (KQ, KZ, DP, D/) が記憶に残りやすいのも影響している。

一方「てぃ」「でぃ」に関してはローマ字の THIDHI で打てるのが羨ましくて是非欲しかったのだが、出現率が低いからなのか未だに定着していない。 意識的な練習が必要なのかもしれない。 この練習に最適なのはタイプウェルのカタカナ語だろう。 ちなみに今回の調整はタイピングを速くしたいとかそういう意図は全くない。 ただ単に自分が楽をしたいからであって、その狙いは割と達成できた気がする。

適度に同手を取り入れるのは悪くはない

私は月配列 2-263 式を始めた時に同手 (アルペジオ打鍵) に関してはある程度考察してから練習を開始したのだが、その記事に書いた内容はあくまで月配列初学者 (当時) の机上の空論に過ぎない内容が多く、今では少し違った意見を持っているのでここで元記事 1元記事 2 を訂正する意味も兼ねて記しておく。 まずこの時の結論から交互打鍵に戻したキーを書いていくことにする。

「を」をアルペジオから交互打鍵に戻した

これはかなり早くから戻した。 そもそも月配列 2-263 式の「を」の位置はあまりいいとは言えない気がする。 「をか」という連接が割とよく出る上、全体的に月配列 (というより新 JIS 配列) の打鍵は左手から右手に流れるように作ってあるところにこの「を」は右手から左手 (交互) 若しくは左手で左方向に打つ (同手) しなければならず運指が若干不自然に感じる。 ちなみに新 JIS 配列の「を」は単打面にありとても打ちやすそうに見える。 月配列は中指シフトの分他のキーにしわ寄せがいっているので致し方ないところではある。

これは私の感覚なので理詰めでは説明できないのだが「まだ交互で打ったほうが減速感が少なくマシだった」という消極的な理由である。

「え」をアルペジオから交互打鍵に戻した

これは最近「このままではまずい」と気づいて元に戻しつつある変更である。 「え」の打鍵 KU は「や」の同手 KO に対して U の位置が僅かだが遠く打鍵が遅い。 「え」自体の頻度が低いのでどちらでもいいのかもしれないが、私としては交互のほうが勝るという結論だ。

「あ」「お」は同手継続

私は「あ」「お」に関しては練習初期から同手 DF, KJ で打鍵してきたのだが、これが案外快適だった。 「あお」という連接が割とよく登場するが、それが流れるように打てる (DFKJ) のが特にお気に入りだ。 一方、「あ」は良くても「お」の方は「大阪」「概ね」などの「おお」と連続するパターンが交互打鍵の方が有利なので、それが気になる場合は交互打鍵で練習したほうが良かったのかもしれない。 ここは「あちらが立てばこちらが引っ込む」といったものなので、今のところ気に入っている同手で練習を継続しようと思っている。

また、「あ」「お」に関しては交互打鍵で打つと同じような位置を打鍵させられるのでミラー現象 (「あ」を打とうとして同じようなキーなので「お」を打ってしまう、またはその逆) に悩まされたのだが、同手にすると「あ」は左手で打鍵し「お」は右手で打鍵するというのが分かりやすくなりミラー現象が起きなくなった、という利点もあった。

「や」の同手はとても速い

私が一番気に入っている同手は「や」の KO で、この位置はアルペジオ最強なのではないかと思う。 個人的にここを交互に戻すことはありえない。

結局交互と同手どちらがいいのか

もし今から月配列を練習する人に薦めるとしたら、まずは素直にすべて交互で習得したほうがいいと言うだろう。 月配列はすべて交互で打鍵すると交互打鍵率が非常に高まり、修練すれば高速に打てるのだがずっと交互に打っているとミラー現象や「今どこを打っているかよくわからなくなる」といった混乱が発生することもあったように思う。 そういう時に同手で打つという選択肢もあるということで少しずつ試してみるのがいい。

尚、中指シフトが両方の手に存在して「どちらでシフトしてもいい」ということになっているのは小指シフトと同じようなイメージだからだろうが、相当習熟している人なら別 (交互、同手の有効な方を直前のかなによって使い分ける) かもしれないが一般的には 1 つのかなに対し決まった方のシフトキーしか打鍵しない。 小指シフトも左右にあっても左シフトしか使わない人は多いだろう。 私もそうだ。

月配列が DK どちらでシフトしてもいい、という「運指を使用者に委ねる方針」をとっているのは実は私はあまり好ましく思っていない。 快適な方法は 1 通りしかなく間違えようがない、といったように配列自身が適切な運指を示してくれるようなものの方が美しいと感じる。 プログラミング言語 Python のように「美しさはシンプルなものの中に宿る」という精神だ。

タイプウェル国語 K 総合 XD

月配列始めて大体 1 年で達成

月配列 2-263 式の練習を始めたのが 2017 年 1 月 14 日なので、大体 1 年で総合 XD を達成することができた。 月配列 K への調整で後退したり Colemak の練習など行っていた時期もあったので実質的な練習期間としては 1 年に満たない。 それを踏まえるとこれは望外の結果といえる。 指の速度的に限界を感じてきた部分はあるが、まだ少しは反復練習で伸ばせる部分もあるかもしれない。 「石の上にも三年」というし、まだ一年しかやっていない状態では分からない部分も多い。 今まで通り継続して練習を続けていく予定だ。

当面強い目標は持たずに基本常用語をメインに無理のない範囲でやっていくが、基本常用語が XB に乗るなどして総合 XC が狙える段階に来たら拡張も少しずつ底上げする、という今まで通りのスタイルでやろうと思う。

ちなみにタイプウェルの総合が X になったあたりから、総合レベルを上げても普段使いのタイピングが速くなった感じはそれほどしない。 勿論微妙には速くなっているのだと思うのだが体感ほとんど変化がない。 「やはりこの辺りはタイパーの領域なのだろう」という感想を持った。

種目 今回記録 前回記録 短縮秒数 練習回数 練習期間 (日)
基本常用語 39.537 (XC) 41.599 (XD) 2.062 1140 54
カタカナ語 44.451 (XF) 46.365 (XG) 1.914 180 9
漢字 40.101 (XD) 41.511 (XD) 1.410 228 9
慣用句・ことわざ 46.340 (XG) 48.885 (XH) 2.545 429 12
- - - 1977 56

タイプウェル国語 K 総合 XD までの練習実績

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
230 1070034 XD XC XF XD XG 18/01/22 326 (Thunder)
258 1060041 XE XD XG XD XH 17/11/26 310 (Fast)
291 1050482 XF XE XG XF XI 17/09/19 300 (Fast)
315 1042448 XG XG XH XF XI 17/09/13 300 (Fast)
359 1030272 XH XG XJ XH SS 17/05/10 294 (Good!)
395 1020732 XI XH SS XI SS 17/04/18 264 (S)
430 1011372 XJ XH SA XJ SB 17/04/09 262 (S)
482 1001547 SS XJ SB XJ SC 17/03/23 248 (A+)
- 990055 SA SS SC SA SE 17/03/18 248 (A+)
- 980733 SB SS SD SC SF 17/03/06 234 (A)
- 970091 SC SB SD SC SF 17/03/05 234 (A)
- 961153 SD SC SE SC SG 17/02/20 234 (A)
- 950573 SE SC SG SE SH 17/02/17 216 (A-)
- 941387 SF SE SG SF SH 17/02/13 211 (A-)
- 932774 SG SE SH SG A 17/02/11 195 (B+)
- 920398 SH SG SJ SG A 17/02/07 191 (B)
- 911499 SI SH A SG B 17/02/06 191 (B)
- 901121 SJ SI A SI B 17/02/03 184 (B)
- 881130 A A B A B 17/01/30 184 (B)
- 851088 B B C B C 17/01/27 172 (B-)
- 812285 C C D C D 17/01/24 155 (C+)
- 772154 D D E D E 17/01/23 154 (C+)
- 706261 E E E F F 17/01/21 136 (C)
- 630434 F F F F G 17/01/20 132 (C)
- 550947 G G G G I 17/01/19 112 (C-)
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)
- 0 - (練習開始日) 17/01/14 55 (E+)

タイプウェル国語 K 総合 XE

2 カ月以上かかった

途中カタカナ語の打ちすぎで腱鞘炎になったり、基本常用語の回し過ぎで指が痛くなったりと休止を余儀なくされ、復帰をしても休んでいた分以前より遅くなっていたりとモチベーションをガリガリと削られていくような部分もあったが、毎日しつこく続けていた甲斐があったのか 2 カ月強の期間で総合レベルを XE に上げることができた。 総合 XF 達成時に書いた通り私は最終目標をタイプウェル国語 K 総合 XE と定めていたこともあり、これで目標達成し一安心といったところだ。 正直なところこれ以上のタイプウェルを用いた過度な練習は私の指がもたない為、今後はタイプウェルの比重を減らしつつ基本常用語のみを回すようなスタイルで緩く 40 秒切り (常用 XC) を目指していこうと思う。 余力があれば社説や余録を用いたタイピングも再開させていきたいところだ。

種目 今回記録 前回記録 短縮秒数 練習回数 練習期間 (日)
基本常用語 41.599 (XD) 43.334 (XE) 1.735 744 20
カタカナ語 46.365 (XG) 47.162 (XG) 0.797 275 13
漢字 41.511 (XD) 44.349 (XF) 2.838 792 22
慣用句・ことわざ 48.885 (XH) 51.339 (XI) 2.454 357 7
- - - 2168 58

タイプウェル国語 K 総合 XE までの練習実績

今後はローマ字の指の速度を突破できるかの問題

さて、到達してから言うのも何ではあるが、私が最終目標を XE と定めていたのも「自分のローマ字の指を動かす速度 (総合 XJ) で考えるとこのあたりまでは頑張れば到達できるだろう」という自己分析があったからである。 この後の「基本常用語 XC」も恐らくしつこく頑張れば到達できると見込んではいる。 その後どうなるかは自分でも想像がつかない。

とはいっても部位が違うとは言え JIS かなの時と同じように指が痛む頻度が高くなってしまったのはそれだけ打鍵速度が速くなってきて指に負担がかかるようになったからだと思われる。 無理のないように一歩ずつ進んでいきたいところだ。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
258 1060041 XE XD XG XD XH 17/11/26 310 (Fast)
291 1050482 XF XE XG XF XI 17/09/19 300 (Fast)
315 1042448 XG XG XH XF XI 17/09/13 300 (Fast)
359 1030272 XH XG XJ XH SS 17/05/10 294 (Good!)
395 1020732 XI XH SS XI SS 17/04/18 264 (S)
430 1011372 XJ XH SA XJ SB 17/04/09 262 (S)
482 1001547 SS XJ SB XJ SC 17/03/23 248 (A+)
- 990055 SA SS SC SA SE 17/03/18 248 (A+)
- 980733 SB SS SD SC SF 17/03/06 234 (A)
- 970091 SC SB SD SC SF 17/03/05 234 (A)
- 961153 SD SC SE SC SG 17/02/20 234 (A)
- 950573 SE SC SG SE SH 17/02/17 216 (A-)
- 941387 SF SE SG SF SH 17/02/13 211 (A-)
- 932774 SG SE SH SG A 17/02/11 195 (B+)
- 920398 SH SG SJ SG A 17/02/07 191 (B)
- 911499 SI SH A SG B 17/02/06 191 (B)
- 901121 SJ SI A SI B 17/02/03 184 (B)
- 881130 A A B A B 17/01/30 184 (B)
- 851088 B B C B C 17/01/27 172 (B-)
- 812285 C C D C D 17/01/24 155 (C+)
- 772154 D D E D E 17/01/23 154 (C+)
- 706261 E E E F F 17/01/21 136 (C)
- 630434 F F F F G 17/01/20 132 (C)
- 550947 G G G G I 17/01/19 112 (C-)
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)
- 0 - (練習開始日) 17/01/14 55 (E+)

タイプウェル国語 K 総合 XF

常用大幅更新の為短期間で上がった

総合レベル XF への道のりは 1 ヶ月以上かかると見積もっていたのだが、実は XG 達成時点で XF までの道のりを 1/4 クリアしてしまっていた上に基本常用語を 2.811 秒の大幅短縮してしまった為かなり進んだ。 最後はカタカナ語で決めるだけで上がることができた。

タイプウェルでは Genius (才能の世界) は XB から SS までのレベル帯と定義されているが、個人的に Genius 上半分にあたる XB, XC, XD, XE, XF に入ることができれば中堅タイパーの位置付けに入ると思っていたので今回の総合 XF 到達に関しては一つの通過点として素直に嬉しく思う。 継続して当面の最終目標である XE を目指し自分のペースを崩さずにやっていければと思う。

今回はたまたま短期間で上げることができてしまったが、この先はかなり厳しい道のりになりそうだ。

種目 今回記録 前回記録 短縮秒数 練習回数 練習期間 (日)
基本常用語 43.334 (XE) 46.145 (XG) 2.811 174 4
カタカナ語 47.162 (XG) 49.574 (XH) 2.412 195 4
漢字 44.349 (XF) 44.349 (XF) 0 0 0
慣用句・ことわざ 51.339 (XI) 51.339 (XI) 0 0 0
- - - 369 7

タイプウェル国語 K 総合 XF までの練習実績

今度こそ簡単にはいかない

タイプウェルをここまでやってきて、新記録樹立を達成するのに重要なのはイータイピングなどと同様に「ワード慣れ」だと思う。 なので一つの種目を始めたら、目標分の短縮が達成するまで一切浮気せずにその種目だけをやり続けるのが有効だと思う。

今カタカナ語を継続して練習してきているので今自分はカタカナ語に対してワード慣れしている状態だ。 このままカタカナ語を目標値まで上げていきたい。 最低 XF まで上げることにする。 その後漢字を 2.5 秒、基本常用語を 1.5 秒ほど短縮し、最後残ったスコア分を慣用句・ことわざを上げることで稼ぐことができれば総合 XE 達成となりそうだ。

とは書いたがここから漢字 2.5 秒、基本常用語 1.5 秒短縮というのは双方とも XD ということになり容易なことではない。 今度こそ 1 ヶ月以上見なければならない長い戦いとなりそうだ。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
291 1050482 XF XE XG XF XI 17/09/19 300 (Fast)
315 1042448 XG XG XH XF XI 17/09/13 300 (Fast)
359 1030272 XH XG XJ XH SS 17/05/10 294 (Good!)
395 1020732 XI XH SS XI SS 17/04/18 264 (S)
430 1011372 XJ XH SA XJ SB 17/04/09 262 (S)
482 1001547 SS XJ SB XJ SC 17/03/23 248 (A+)
- 990055 SA SS SC SA SE 17/03/18 248 (A+)
- 980733 SB SS SD SC SF 17/03/06 234 (A)
- 970091 SC SB SD SC SF 17/03/05 234 (A)
- 961153 SD SC SE SC SG 17/02/20 234 (A)
- 950573 SE SC SG SE SH 17/02/17 216 (A-)
- 941387 SF SE SG SF SH 17/02/13 211 (A-)
- 932774 SG SE SH SG A 17/02/11 195 (B+)
- 920398 SH SG SJ SG A 17/02/07 191 (B)
- 911499 SI SH A SG B 17/02/06 191 (B)
- 901121 SJ SI A SI B 17/02/03 184 (B)
- 881130 A A B A B 17/01/30 184 (B)
- 851088 B B C B C 17/01/27 172 (B-)
- 812285 C C D C D 17/01/24 155 (C+)
- 772154 D D E D E 17/01/23 154 (C+)
- 706261 E E E F F 17/01/21 136 (C)
- 630434 F F F F G 17/01/20 132 (C)
- 550947 G G G G I 17/01/19 112 (C-)
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)
- 0 - (練習開始日) 17/01/14 55 (E+)

タイプウェル国語 K 総合 XG

一度は止めようと思ったが

タイピングに関してはもう私が続ける意味も無くなってきただろうということで Twitter を止めた時点でタイプウェルの記録と共に丸ごと全削除してしまったのだが、結局こうやって引っ張り出してきてちょくちょく打っている。 自分でも何がしたいのか分からない。

とりあえず前回の最高記録を上回らないと GANGAS に送信できないだろうということで全ての種目で上回ることを目指した。 結果、上回ることができ、最後に漢字を 2.790 秒の大幅短縮を決めて総合レベル XG を達成することができた。 タイプウェルを復活させてからかかった日数は 20 日。 復活時点で総合 XH レベルくらいまでは実力が戻っていたので、雑な計算だが XH から XG まで上げるのに 20 日くらいかかったような気がする。 一番苦労したのは月配列 K が苦手とする慣用句・ことわざであった。 カタカナに関しては月配列 K だと 2-263 式に対してカタカナ強化の方策をいろいろと盛り込んでいるのでそこまで不得手には感じないが、やはり月配列が元々得意とする漢字には全く及ばないだろう。

イータイピングに関しても昨日念願の Fast (300) を決めて、かねてからの目標の 1 つを達成できた形だ。

タイプウェル国語 K 総合 XG までの練習実績

最終目標を XE に決めてやってみる

当たり前ではあるが、練習回数が多い日のほうが確実に成長できている。 練習実績を見て分かったが 1 日の練習回数が 10 回近辺だとほぼ成長は見込めず、本当に成長したいのであれば 1 日 30 回以上はやらないと効果が薄いように見える。

自分のポテンシャル的に XE 程度であれば狙っていけそうだと思えるので、そのあたりを最終目標に緩く細々と続けていければいいと思う。 なので「1 日 30 回以上はやろう」などのノルマを課したりとかいうことはしない。 楽しいからやっているだけなのであって、辛く苦しいのに続けなければならないのは仕事だけで十分である。

次の総合 XF は 1 ヶ月以上かかると思われるが、自分の中で楽しさを失っていなければ達成できるだろう。 冷静に考えるとただキーボードを打ち続けるだけという単純作業で楽しいと思える人は稀な存在だろうし、それだけでタイピングへの適性があるということなのかもしれない。

果たしてどれだけの日数・練習回数で達成できるのか少し興味があるので、今回から練習実績のスクリーンショットも一緒に保存していくことにする。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
315 1042448 XG XG XH XF XI 17/09/13 300 (Fast)
359 1030272 XH XG XJ XH SS 17/05/10 294 (Good!)
395 1020732 XI XH SS XI SS 17/04/18 264 (S)
430 1011372 XJ XH SA XJ SB 17/04/09 262 (S)
482 1001547 SS XJ SB XJ SC 17/03/23 248 (A+)
- 990055 SA SS SC SA SE 17/03/18 248 (A+)
- 980733 SB SS SD SC SF 17/03/06 234 (A)
- 970091 SC SB SD SC SF 17/03/05 234 (A)
- 961153 SD SC SE SC SG 17/02/20 234 (A)
- 950573 SE SC SG SE SH 17/02/17 216 (A-)
- 941387 SF SE SG SF SH 17/02/13 211 (A-)
- 932774 SG SE SH SG A 17/02/11 195 (B+)
- 920398 SH SG SJ SG A 17/02/07 191 (B)
- 911499 SI SH A SG B 17/02/06 191 (B)
- 901121 SJ SI A SI B 17/02/03 184 (B)
- 881130 A A B A B 17/01/30 184 (B)
- 851088 B B C B C 17/01/27 172 (B-)
- 812285 C C D C D 17/01/24 155 (C+)
- 772154 D D E D E 17/01/23 154 (C+)
- 706261 E E E F F 17/01/21 136 (C)
- 630434 F F F F G 17/01/20 132 (C)
- 550947 G G G G I 17/01/19 112 (C-)
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)
- 0 - (練習開始日) 17/01/14 55 (E+)

かえうち

かえうちを試してみた。

ケースが大振りなのが意外とネック

まず感じたのがケースが意外と大振りなのでノート PC にそのまま刺そうとするとノート PC を少し浮かさないと挿すことができなかったり USB-C Digital AV Multiportアダプタに挿そうとしたら HDMI ケーブルと干渉して挿すことができない。 例えば写真のようにノート PC の横をテーブルの隅に寄せて浮かせる形で挿すか、別途アダプタを用意する必要がありそうだ。

カスタマイズファイルの出力はすぐできた

まず試しということで月配列 2-263 式で試してみることにした。 かえうちのカスタマイズの Web サイトでプロダクトキーを入力し、何やら難しそうな配列のカスタマイズの画面に移る。 とりあえず画面最上部のリストボックスで「月配列 2-263」を選択しカスタマイズを上書きする。

画面が書き換わったようだが月配列らしきものは表示されていない。 ということでちょっとあちこち触ってみたが、「キーボード」タブの「1」にアンシフト面が表示されており、「2」「3」にそれぞれシフト面が表示されていた。「0」は IME OFF 時の配列 (QWERTY) のようだ。 これで一旦出力することにした。 画面最上部の「カスタマイズファイルのダウンロード」を押下。 ダウンロードできた。

カスタマイズファイルの書き込みがちょっと戸惑った

「かえうちカスタマイズ for Windows」というソフトを使用して書き込むのだが、まず「初期設定」を完了させた後に「かえうちに書き込み」。 だが何度やっても「カスタマイズモードのかえうちが見つかりません」と出る。 確かマニュアルにこのあたりのトラブルシューティングが載っていたはずだ……と思い参照してみると「デバイスマネージャーを見よ」とある。 「Unknown ...」か表示されている気がする。 ちなみに Windows 10 である。

これは駄目なのか?と思い再度抜いてやってみたら、何故か今度はうまく行った。 抜き差ししたり複数の USB 端子が付いている場合端子を替えてみたりするとうまくいくかもしれない。 私の場合抜き差ししつつ、挿してから少し待ってみるとうまくいくことが多かった。 ……後日マニュアルを良く読んでみると、カスタマイズモードに入るには 2 種類の操作があり、そのうちの 1 つがキーボード端子に何も付けずに 5 秒待って一旦取り外し、再度付けて 5 秒待つというものだった。 私は意図せずにこの操作を行っていたわけだ。 これからはもう 1 つの操作 (SHIFT + SHIFT + ESC) でやってみることにする。

ローマ字モードが意外と使えた

普通に月配列 2-263 式で打ってみた。 普段使っている月配列 K と共通点が多いのでまぁ少し止まりながらだが普通に打てる。 濁音・半濁音を出力する時 Backspace で消した後出力されるというのは事前情報通りだが、意外と違和感がない。 それよりも入力モードがローマ字なので SHIFT + 1 で正しく「!」が出力される。 ということは月配列 K にカスタマイズしても同様である。 これは便利だ。

月配列 K にカスタマイズしてみた

少し使い方が分かってきたところで月配列 K にカスタマイズしてみた。 予め用意されている月配列 2-263 式の定義だと D シフトと K シフトで別の配列面が定義されているが、元々の月配列の発想通り同じシフト面として再定義。 「DK のシフト面にはキーを配置しない」は DvorakJ ではその位置のキーを未定義として定義することができたが、かえうちの場合はシフト面の DK にもシフトキーを配置。 試しにシフトを何度も押下してみたが問題ない。 素晴らしい。 逆にシフトキャンセルを定義する場合は対象キーに常にアンシフト面に戻るシフトキーを配置すれば良さそうだ。

「キーボード出力タイプ」の意味を勘違いした

私は「キーボード出力タイプ」の意味を最初「JIS キーボードであったとしても US キーボードの記号配置として出力することができるようになる機能」と勘違いしていた。 よく読んでみると以下のようなことが書かれていた:

接続するシステムがキーボードタイプを誤って認識している場合でも、正しい文字や記号を入力できるようになります。

あくまで「配列変更をしたことによってシステムが JIS キーボードを繋いでいるにも関わらず US キーボードと解釈してしまった場合にも正しく出力できるようになる機能」ということだろう (合っているかどうか若干自信がない)。 ということで US キーボードの記号配置を行いたいので普通に US キーボードの位置に該当する記号を配置して解決した。

Android でも試してみた

Android タブレットでも入力を試してみた。 Windows と同じフィーリングで月配列 K を入力することができた。

ただやはり一番のネックは IME の変更をかえうち側で同期できないのでちょっと工夫する必要がありそうなところだ。 Android だと IME ON / OFF という独立のキーがない (多分) ので「このキーを押したら月配列」「このキーを押したら QWERTY」のようなアプローチをとるのが難しいように思える。

実はこの製品を一番快適に使えるのは Mac なのではないかと思った。 今手元に Mac が無いので確認できないのが惜しまれる。

総評

今のところは、という注釈が付くが「誰でも簡単にマイナー配列を使い始められる」という製品ではない。 正直 DvorakJ の導入のほうが遥かに簡単だと思ってしまったほどだ。 まぁ、この製品を選択するような方はそんな簡単に使えないと挫けてしまうような方は少ないと思われるのでこれでいいのかもしれないが、それでも簡単にできた方がいいに決まっている。

ただ、一度設定してしまうととても快適であり、DvorakJ よりも細かい設定で且つ OS を問わず同じ入力フィーリングを使えるというのはやはり秀逸だと思う。

キーボード変換アダプタ「かえうち」が発送され、今日我が家に届くらしい。 当初月配列 K + Colemak で使おうと思っていたのだが Colemak に関しては自分の目指す方向性と異なるという結論に達し QWERTY に戻してしまったので月配列 K のみの使用ということになる。

かえうちの使い方に関しては全く調べていなかったので今になって一生懸命見ているが、対象ユーザ層を考えれば当然ではあるがパッと見て使えるような感じではなく多少の学習が必要になりそうなところではある。 何となく眺めてとりあえず以下のことは分かった:

  • かえうちカスタマイズ Online という Web アプリで書き込む配列を定義
  • かえうちカスタマイズというソフト (Win / Mac) でかえうち本体に設定内容を書き込む
  • かえうちパートナーというソフト (Win / Mac) で IME 状態を監視できかえうちに状態を通知し配列面を変更できる
  • ローマ字入力とかな入力双方使用できるがかな入力の場合記号が入力できない (そもそも JIS かなで記号が入力できないため)

かえうちカスタマイズ Online もちょっと見てみたが月配列 2-263 式の定義ファイルがあったので、それを適当に書き換えれば月配列 K の定義ファイルもそんなに苦労せずに作成できるだろう。 月配列 2-263 式の定義ファイルの内容が交互打鍵前提のように見えた (私は同手シフトも使用している) のでその点も書き換えて対処する。

尚、ローマ字入力とかな入力が選べるというところだが、「かな入力だと記号が出力できない」という点と「Android ではローマ字入力しか選択できない」という点からやはりデフォルトのローマ字入力を使ったほうがいいような気がする。 月配列 K は SHIFT + 1 で「!」が出力できるなどのカスタマイズを加えているので尚更である。 ただ、ローマ字入力で清音から濁音への変更、例えば「た」 + 「゛」 = 「だ」は、「た」を一旦 BackSpace で消してから「だ」を出力する、という動作になるらしい。 これがどのくらい不自然に見えないものなのかが気になるところだ。 後は高速に打鍵した時におかしくならないか、というのも気になる。

Android で使う場合は IME ON / OFF に関するカスタマイズがうまくできれば便利に使えそうな気がする。 ただ Android の場合「変換キーを押したら ON」「無変換キーを押したら OFF」のような挙動ではなくどうしても ON / OFF のトグルになるのでそこがうまくいけるのかが気になる。 半角 / 全角キーを他のキーに割り当ててそれを押下したら同時に配列面を変更する感じだろうか。

実際に届いたら少しずつ試行錯誤してみようと思う。

最新版に差し替え

私が今使用している月配列 K の最新版と紹介サイト: typing.kojion.com に載せている版で差異が生じてしまっていたので、配列図、DvorakJ の定義ファイル、シミュレータの挙動を最新の月配列 K に差し替えを行った。 具体的に言うと月配列 K 20170313 版から月配列 K 20170804 版への変更を行ったわけだが、月配列 K 結局以前の安定版とそう変わらなくなるにも書いている通り差異は「ち」の位置のみである。

月配列 K は私のポリシーで最新の安定版のみを「月配列 K」と呼称することとしているので月配列 T のようなバージョン番号表記はない。 それなりの頻度で配列の修正を行うことを前提とするならばバージョン番号表記があったほうが有利なのは間違いないが、私としてはもう配列をいじる気は無い (もっとも 2017/03/13 時点でもそう思っていたに違いないが……)。

折角なので月配列 T3.1 もシミュレータに導入

ついでに紹介サイトに置いてある月配列シミュレータで選択できた月配列 T3.0 を T3.1 にアップデートしておいた。 試しに T3.1 を打ってみたが、月配列 2-263 式とは大分配置が変わってしまっているものの、元としているだけのことはあるのかキーボードガイドを見ながらまずまずスムーズに入力できた。

月配列 T の作者である tken さんの Blog には今回の T3.1 (多くは T3.0) において「何故そのキーをそこに配置したのか」が詳細に記されている。 これは大変興味深く拝見させて頂いた。 また、このような考察が記載されていると今後同様に月配列 2-263 式を改造しようという人が出てきた時にこの情報を見て判断材料に加えることができる。 これはとても有意義だと私も考えるところであり、わざわざ紹介サイトなどを拵えているのも月配列 K をそのまま使って欲しいというよりも「このような方法で改造を加えるとこのような効果が見込める」ということを同様の悩みを持つ方々に選択肢として示したいがためなのである。 これは技術者として Blog や Qiita にわざわざ頼まれもしない技術情報をまとめることに似ている。 勿論ボランティア精神だけでなく、記事を書きながら自分の考えをまとめるという役割もあるので聞こえがいいように言っているようで恐縮ではあるが「皆でハッピーになろう」ということである。

技術情報に関して言えば私もよくググって問題解決しているので会ったこともない技術者同士で助け合っているとも言える。 私はこの見えない助け合いの精神が大好きだ。

タイプウェルオリジナル総合 SG

ずっと上げることができなかった大小文字のみを今日やっと上げることができ、タイプウェルオリジナルの総合レベルが SG となった。 大小のみを上げることができたおかげで、一気に SG の中間までポイントが溜まった。 後は大小文字混合、すべてのキー、数字のどれかを程よく上げれば SF に到達できそうに見える。

正直練習を続けるのがなかなか厳しくなってきた印象ではあるが、オールラウンダーを目指しているので最低 SS で出来れば XJ 以上まで頑張りたいところだ。

順位 ポイント 総レ 達成日
- 935729 SG SH SG SI SE 17/08/14
- 920095 SH SJ SG SJ SF 17/08/09
- 913348 SI SJ SH SJ SH 17/08/06
593 900067 SJ A SH B SI 17/08/03

タイプウェルオリジナル総合 SH

今日もタイプウェルオリジナルの総合レベルを SH に上げることができた。 今のところは 3 日に 1 レベルペースを維持できているが、今後どんどん上げにくくなってくると思われるので、どこまでこのペースが保てるかが興味深いところである。

配点が高い大小文字のみを前回の更新から全く上げることが出来ていない。 圧倒的に一番練習を行っているにも関わらず上げることができないでいるのがなかなか辛いところだ。 一方、ほとんど練習をしていない数字はどんどんレベルが上がっていく。 数字は実用上役に立つ場面がほとんどないのであまりモチベーションが上がらないのが難点なのだが、大小文字のみが上がらなくて疲れたら気分転換にしつこくやっていこうかと思う。

尚、タイプウェルオリジナルばかりやっている副作用として QWERTY での英語タイピングの腕も上がっているように見受けられる。 タイプウェルオリジナルはランダム文字列であるが、どうも実用上全く役に立たないというわけではないらしい。

順位 ポイント 総レ 達成日
- 920095 SH SJ SG SJ SF 17/08/09
- 913348 SI SJ SH SJ SH 17/08/06
593 900067 SJ A SH B SI 17/08/03

タイプウェルオリジナル総合 SI

3 日ぶりにタイプウェルオリジナルの総合レベルを上げることができた。 一番出遅れたのは配点が多い大小文字のみであったが、何とか今日 1.2 秒ほど記録を縮めて SJ に乗せることが出来た。

自分の場合月配列を SJ から SS まで上げるのに 1 ヶ月と 20 日かかったのだが、実は途中で配列改造 (月配列 2-263 式から月配列 K へ) を入れてしまったので月配列 2-263 式のまま一直線に目指していたら 1 ヶ月と 10 日程度で達成できていたと思われる。 これと比較してどうか、というのが気になるところである。 何しろタイプウェルオリジナルの難易度に関する情報はネット上を探してもほぼ無いからだ。

大小文字のみは SJ が 50 秒で 1 秒間隔で進んでいき SS が 40 秒とレベルアップしていける。 J から SJ までと比べて一見難易度が下がったように見えるが、ここまで上げるのに結構苦労しているので全く油断は禁物である。

順位 ポイント 総レ 達成日
- 913348 SI SJ SH SJ SH 17/08/06
593 900067 SJ A SH B SI 17/08/03

結論

あれから散々いじりまわしてみてああでもない、これも違う、などと試行錯誤してみた。 最終的にたどり着いたのが以下の配列である:

/* 単打 */
[
  |ふ|ら|ゅ|ゃ|  |  |も|ー|  |  |
そ|こ|し|て|ょ|つ|ん|い|の|り|「|」
は|か|  |と|た|く|う|  |゛|き|れ|
す|け|に|な|さ|っ|る|、|。|゜|  |
]

[d],[k][
ぅ|ぁ|ぃ|ぇ|ぉ|  |  |  |  |  |  |
  |ひ|ほ|  |め|ぬ|え|み|や|  |  |  
ち|を|  |あ|よ|ま|お|  |わ|ゆ|  |
  |へ|せ|  |  |む|ろ|ね|  |・|  |
]

-shift[
!|@|#|$|%|’|&|*|(|)|-|=|¥|
  |  |  |  |  |  |  |  |  |;|[|]
  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |’|~
  |  |  |  |  |  |  |,|.|?|  |
]

なんと終わってみると総合 XH を取得した月配列 K の安定版と異なる点は 「ち」をシフト側に移動したのみとなってしまった……。

まず「いうん」を QWERTY と同位置に合わせて混同を避けるという案だが思ったよりうまくいかなかった。 「う」の位置はやはり 2-263 式の J の位置が最善だと思ったのは、拗音の着地 (「しょう」「きょう」など) の打鍵感が U より J の方が良いのと文章の終わりが「ん」より「う」の方が圧倒的に多く (「~と思う。」「~に従う。」など) 、U. よりも J. の打鍵のほうが極めて自然だったのである。

今回特に悩んだのが長音「ー」の配置である。 何しろ月配列 K の安定版の位置だと「指を最上段に上げる」という挙動が QWERTY の - と同一の為混同に悩まされたからである。 この混同は右手小指を右に伸ばした位置に長音を配置した時は起きなかった。 そのため「ー」と「れ」の入れ替えを考えしばらく打ってみたわけだが、「れ」を薬指担当にしてしまうと「われ」というパターンが結構出てきて同指違鍵が発生してしまうことに気付いた。 「我々」「壊れる」「捕われる」「言われる」など結構出てくるのである。 また、小指側に移動した「ー」だが、これも小指担当の「き」と組み合わさった「キー」というパターンが結構出てきて結局小指連続パターンから逃れられないという結論になった。 では、思い切って「れ」をシフト側に移すか? しかし打鍵数が増えてしまう割にそんなにメリットがない……。 ということで前述の結論となったわけである。

但し今回の「ち」の移動には結構自信がある。 「ち」も月配列 K の歴史で何度となく動かしてきたかなであるが、ようやく定住場所を見つけたような感じだ。 以前の 7 のキーに対してシフト側に移動した KA という打鍵だが、この交互打鍵 KA は小指のほうがかなり短いため AK になってしまうというミスが起きにくくとても打ちやすい。 また A の位置から月配列 K の強みである各種拗音へと繋げやすい。

月配列 K は最上段も使用する四段配列であるが、最上段の中でも打ちにくい位置のキーである 1, 6, 7, 0 にはキーを配置していない。 実は 5 も打ちにくいのだが「ゃゅょっ」を全て単打に合わせるために頻度の低い「ゃ」を配置している。 固めておくことで「しゃ」「しゅ」「しょ」と同じような打鍵感でタイピングを楽しめるのが月配列 K のウリの 1 つである。

月配列 2-263 式はデファクトの名に恥じない出来

月配列 2-263 式は標準の状態でとても良く出来ている。 私も今回の変更で素の 2-263 式に戻そうか、と少し考えたほどである。

ただ、月配列 K の「シフトキー自体には文字を配置しない」、これが普段使いにおいてかなり効いてきたというのは今まで月配列 K を使ってきた感想であり、月配列 2-263 式に戻してしまうとまた連続シフトミスパターンに悩まされることになってしまう。 流石にそれだけは思いとどまったところだ。

タイプウェルオリジナル総合 SJ

タイプウェルオリジナルに関しては結構前から始めてはいたのだが、しばらくそのままにしていて 1 週間前ほどから本格的に再開しだした。 そして、今日遂に総合レベルにおいて SJ を達成することができた。 ここからが更に長い道のりの始まりと言えよう。

本気でオールラウンダーを目指していくとして Blog に SJ の段階からいつものように記録を付けていくことにする。 オリジナルがどの程度の難易度なのかというのは少し興味があるので、月配列の国語 K や Colemak の英単語と対比して見ていければと思う。

尚、今までの所感としては月配列を総合 SJ に上げる程度と同じか少し簡単な位ではないかと思う。 ただ、オリジナルに関しては種目ごとに大きく難易度差があり、使うキー数が少ない数字が一番簡単で、その次にレベル判定が甘い大小文字混在が来る。 難しいのはレベル判定が厳しい大 (小) 文字のみと使うキー数が多く右手小指連続が辛いすべてのキーだろう。

一番スコア配分が多い大 (小) 文字のみが難しいということで総合 SJ を目指す上での一番の壁は大小文字のみであることは間違いない。 タイプウェルのスコアの関係上ある程度満遍なく上げないといけないので、各種記号を日常的に打たない方は恐らくすべてのキーが一番難しいと思うことだろう。 但し、これはあくまで総合 SJ までの話であり、今後タイムが縮まっていくにつれてこの傾向は変わってくるものと思われる。

順位 ポイント 総レ 達成日
593 900067 SJ A SH B SI 17/08/03

モダン配列を使うのは楽がしたいから

Colemak を辞めてから 2 週間ほど月配列を使用せず QWERTY ローマ字のみで過ごしてみたのだが 1 年ほど使っていなかったにも関わらず最盛期に近い程度には速度が回復し月配列に近いくらいの速さになってしまった。 正直速さを求めるのであればローマ字でも JIS かな、月配列であってもそこまでは変わらない、というのが今までの結論だ。

月配列を使う理由は速さではない。 打鍵数を少なくして楽をしたいからのはずである。

「いうん」を QWERTY と同位置にすると「ん」が辛い

まず最初に書いておくが、かな出現頻度において「い」「う」「ん」は最上位に来るかなでありこれらの文字の配置は非常に重要である。

前回月配列 K の「いうん」をそれぞれ QWERTY の I, U, N と同位置に配置してみた。 「い」は元々の月配列 2-263 式でも QWERTY と同位置なのでいいのだが、問題は「う」と「ん」である。 QWERTY の U の位置はまずまず悪くない位置なのだが N の位置がいわゆる伸ばす位置であまり良くない。 ローマ字で散々打鍵しているのだが、それでも QWERTY でいうところの J の位置の方がいいに決まっている。

ということで、今回は「ん」だけどうしても QWERTY と異なる位置になってしまうのだが、月配列 2-263 式の「うとんが微妙に異なる」よりは「んだけ異なる」方が好ましいか、ということで素直に「う」と「ん」だけ入れ替えることにした。 あと「ん」を N の位置に持ってきてしまうと代わりに小書き「っ」というあまり嬉しくない文字を J に持ってきたりしなければならないという点もある。

「ち」の所在が困る

月配列 K で一番悩んでいるのが、右手小指連続パターンの脱却のために JIS キーボードでいうところの @ のキーからリストラした「ち」のかなである。 何しろ「ち」は以下の特性を持つので配置出来る場所が限られてしまう:

  • 拗音化する。「ちゃ」「ちゅ」「ちょ」「ちぇ」を無理なく打鍵できるように配慮する
  • 頻度が少ないとはいえ「ぢ」と濁点と組み合わさる

前者をクリアするには右手側に置くのが一番なのだが、後者もクリアしようとすると意外と置く位置に困ってしまう……。 以前の月配列 K では 7 のキーに置いていたのだが、この位置も最善とはいい難く、例えば「運賃」のようなワードで大幅に減速してしまうし、「ぢ」も実はそんなに打ちやすくはない。 今回はシフト側 A の位置に置いてみることにした。 試しに KAT, KA4, KA5, KAK4 の運指を試してみたが悪くはない。

「ら」「も」はオリジナルからそのまま上に持ってきた位置が最善

「ら」「も」に関しては月配列 K の歴史の中で何度も移動してきたのだが、結局オリジナルの月配列 2-263 式に対してそのまま上に持ってきた位置が一番打ちやすいという結論に達した。 例えば 8 のキーに「ら」を配置してしまうと直下にある「い」との相性が悪く、「依頼」などの割と多くのワードで同指違鍵パターンが発生してしまう。

長音や中黒、カギ括弧などはローマ字と同位置とする

他、長音や中黒、カギ括弧などは可能な限り QWERTY ローマ字と同位置とした。 そのまま配置できない場合はシフト側にした。

月配列 K

/* 単打 */
[
  |ふ|ら|ゅ|ゃ|  |  |も|を|  |ー|
そ|こ|し|て|ょ|つ|う|い|の|り|「|」
は|か|  |と|た|く|ん|  |゛|き|れ|
す|け|に|な|さ|っ|る|、|。|゜|  |
]

[d],[k][
ぅ|ぁ|ぃ|ぇ|ぉ|  |  |  |  |  |  |
  |ひ|ほ|  |め|ぬ|え|み|や|  |  |  
ち|  |  |あ|よ|ま|お|  |わ|ゆ|  |
  |へ|せ|  |  |む|ろ|ね|  |・|  |
]

-shift[
!|@|#|$|%|’|&|*|(|)|-|=|¥|
  |  |  |  |  |  |  |  |  |;|[|]
  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |’|~
  |  |  |  |  |  |  |,|.|?|  |
]

妄想

まだ妄想レベルではあるが、月配列における濁点・半濁点前置という手法が気になっていたので月配列 K にも取り込んでみるのを考えてみた。

濁点前置における利点というのは以下が考えられる:

  • 打鍵数の減少 (シフト側の文字の濁点付き文字であっても濁点 + 対象キーの押下で入力できる)
  • ローマ字テーブルでの月配列の実装が容易になる

デメリットは「いささか直感的でなくなる」というところと、タイピングゲームでいうところの例えば「だ」を入れるところで「た」を間違えて打鍵した場合は「゛」のみ後付で入れなければならない、といったところか。

月配列 K の利点は生かす

月配列 K の金看板といえる以下の利点は生かす:

  • シフトキー自体に文字は配置しない (シフト認識ミスによる連続ミスの防止)
  • 拗音 (しゃ、ちゃ、きゃ、にゃ、みゃ、ひゃ等) の入力を自然にできること (「ゃゅょっ」にチェインしやすい位置に「しちきにみひ」を置く)
  • 可能な限り QWERTY の配置を意識して配置する (QWERTY との混同を避ける)

また、濁点前置にする場合は同一キーにアンシフト側・シフト側双方ともに濁点化できるかなを置いてはならないという制限が出てくる。 例えば 2-263 式の「し」のシフト側には「ほ」があるが、これだと濁点前置した際にどちらの文字を出力すればいいのかわからない。

その他の工夫

どうせ半濁点前置するなら濁点前置した時に余った位置に「ぱぴぷぺぽ」を入れてしまえばいいのではないかと考えた。 覚えやすいように固めて置いておけばいいだろう。 また、月配列は DK がシフトキーとなっているが、今回そこに濁点前置にあたる L が増えるので思い切って D をリストラしそこに有力なかなを埋めるのはどうかと考えた。 つまり、今回のは KL による月配列である。

尚、何故 K キーでなく D キーをリストラするのかというところだが、一般的なキーボードは奥に向かって左に傾斜しており、腕を自然におくと少し包み込むような形になる為右手の方が同手シフトがし易いと見ているからである。 また一般的な使用者、私もそうだが右利きの人が多いからというところもある。

月配列 K

/* 単打 */
[
  |ふ|ち|ゅ|ゃ|  |  |も|を|  |ー|
そ|こ|し|て|ょ|つ|う|い|の|り|「|」
あ|か|は|と|た|っ|く|  |  |き|れ|
す|け|に|な|さ|ん|る|、|。|・|  |
]

[k][
ぅ|ぁ|ぃ|ぇ|ぉ|  |  |  |  |  |  |
  |  |み|  |へ|ぬ|え|  |や|  |  |  
ひ|わ|ら|ま|よ|  |お|  |  |ゆ|  |
  |ね|せ|ほ|め|む|ろ|  |  |  |  |
]

[l][
  |ぶ|ぢ|  |  |  |  |  |  |  |  |
ぞ|ご|じ|で|べ|づ|ぱ|ぴ|  |  |  |  
び|が|ば|ど|だ|  |ぐ|  |  |ぎ|  |
ず|げ|ぜ|ぼ|ざ|ぷ|ぺ|ぽ|  |  |  |
]

-shift[
!|@|#|$|%|’|&|*|(|)|-|=|¥|
  |  |  |  |  |  |  |  |  |;|[|]
  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |’|~
  |  |  |  |  |  |  |,|.|?|  |
]

今回「あ」をアンシフト側に出したのは月配列の元となっている新 JIS 配列を参考にしている。 また、「あ」の位置は QWERTY の位置と同じところとした。 「い」「う」「ん」と同様に混同を避ける意味がある。

実用の観点から QWERTY には敵わない

2 ヶ月近く Colemak を練習しタイプウェル英単語総合 XJ を取得するまで成長できたのだが、思うところがあって使用を止めることにした。 Colemak は素晴らしい配列で、特に TypeRacer のような純粋な英文を打つと運指が非常に滑らかになる。 英文を日常的に書く方には最適な配列と言えるだろう。

だが、あくまで私の日常的な使用による観点で言うとやはりデメリットの方が大きかったのも事実である。 以下、今後の参考までに書き留めておく。

かな系配列のように緊急時の代用が効かない

これは Colemak を始める前から大体分かっていたことではあるが、生活の中では残念ながら Colemak を使用できない環境での打鍵を強いられることがある。 その時にどうキャッチアップするのか、というのが最大の課題となった。

残念ながらこの短い期間の間にそういう機会がそこそこ発生してしまった。 それも仕事でいきなり呼ばれて「打て」というわけである。 QWERTY はキーボードに打刻がありその通りに打てばいい配列なのだが、日常的に打っていないと打鍵スピードが全く足りず話にならないという事になった。

これが月配列の場合は「仕方がないので QWERTY ローマ字で打とう」ということで、いつもより打鍵が遅くてもとりあえず必要な打鍵スピードは出せたはずである。

スマホのソフトキーボードは QWERTY から変更できない

これは全く想定していなかったのだが Android の Google 日本語入力のアルファベット配列が QWERTY であり変更できない。 「ソフトキーボードなので物理キーボードとは違うだろう」と思ってしまうかもしれないが、意外と打鍵位置で覚えているもので QWERTY を日常的に使っていた時よりタップのスピードが落ちてしまった。

英語版のキーボード (Gboard) であれば Colemak の設定ができたのだが、そのまま日本語が打てないのでいちいち IME を切り替えなければならない。 これでは実用に耐えない。

ショートカットキーが QWERTY 前提で組まれている

各種ショートカットキーが QWERTY 前提で組まれているところがあり、アルファベット配列を変更してしまうとその操作感が崩れてしまう。 勿論 Colemak はその辺りの事もある程度は考慮されており Z, X, C, V の位置はあえて QWERTY と同じにしてあるのでそれぞれ Ctrl キーと組み合わせたショートカットは問題なく使用できる。

だが、私の場合は Vim というエディタで問題が出た。 Vim の多くのコマンドは慣れることが出来たのだが、最後まで hjkl でのカーソル移動が慣れなかった。 Colemak だと KJ のキーが移動方向と逆に配置されており、慣れの問題といっても全く直感的でないので最終的にはカーソルキーを使い始めてしまった。 つまり Vim に限って言えば QWERTY の時より操作感が落ちてしまったのである。

ちなみに .vimrc を書き換えて対処する方法も知っていたが、それだと SSH でサーバにログインした時に .vimrc が使えなくて困る。 サーバ側の .vimrc を書き換えてしまうと他の作業者が困る (同一ユーザを使いまわしている場合)。

プログラミングでは英文のタイプが快適でもあまり変わらない

プログラミングでよく出てくるキーワードを打っても Colemak は快適ではあったのだが、今時の IDE (統合開発環境) やシェルでは最初の 2, 3 文字さえ打てば候補を出して補完することが可能だし、適宜コピペで整形して作っていく場面も多いのでそもそも全てのコードをタイピングすることはない。

そもそもプログラミングではタイピングしている時間より動作確認や考えている時間の方が長い。 プログラミングを速くする目的でのタイピング練習はほとんど効果がない。 プログラミング言語やフレームワークの勉強をしたほうが余程速くなる。

2 ヶ月近く練習しても顔を出す QWERTY

Colemak を 2 ヶ月近く練習して、各種タイピング練習をしている際は QWERTY の記憶は全く顔を出さなくなったのだが、仕事でコマンドを打ったり URL を打ったりする時に無意識で打っていると QWERTY の位置のキーを叩いてしまいミスしてしまうことがあった。 これはその人がどの程度の期間その配列に触れていたかにもよるとは思うが、私が QWERTY のタッチタイピングを覚えたのは大学生の時なので 20 年近く使用していた。

Colemak の時と同様に「い、う、ん」を QWERTY の I U N に移動。 結果、濁点と「の」は 2-263 式と同位置に戻せることになったので戻す。

/* 単打 */
[
  |ふ|ち|ゅ|ゃ|  |  |ら|も|  |ー|
そ|こ|し|て|ょ|つ|う|い|の|り|「|」
は|か|  |と|た|く|っ|  |゛|き|れ|
す|け|に|な|さ|ん|る|、|。|゜|・|
]

[d],[k][
ぅ|ぁ|ぃ|ぇ|ぉ|  |  |  |  |  |  |
  |ひ|ほ|  |め|ぬ|え|み|や|  |  |  
  |を|  |あ|よ|ま|お|  |わ|ゆ|  |
  |へ|せ|  |  |む|ろ|ね|  |  |  |
]

タイプウェル英単語総合 XJ

Colemak の練習を初めて 1.5 カ月経ち、ようやくタイプウェル英単語の総合レベルが XJ となった。 これによりローマ字、かな打ち、英単語の 3 種とも X タイパーとなった。 残るはオリジナルのみであるが、本気で目指すかどうかは自分の気力との相談となる。

ちなみに月配列を XJ まであげるのは 3 カ月近くかかったのだが、途中で 2-263 式から改造してしまったので単純に比較できる記録ではない。 想像だが 2-263 式のままでやったとしたら 2 カ月ちょっとで達成できたと思う。 そう考えると最終的には月配列の 1.5 倍程度の早さで成長できたことになるだろうか。

この先の目標としては、TypeRacer における最高ランクである Megaracer (10 戦の平均 WPM 80 / CPM 400) になることである。

Colemak は言うまでもなく素晴らしい配列で交互打鍵に関しては Dvorak に譲るものの頻出語句のアルペジオ、特に「th」「he」あたりの打ち易さは素晴らしい (there などは最高の加速ワードとなっている)。 TypeRacer で出てくるような文章には強い印象だ。 だが、月配列と同様に他人に薦められたものではないし、タイピングの速さに関して配列がボトルネックになるわけではないことは月配列と同様の感想となった。 つまり、私は別に QWERTY のままでも XJ 位にはなれる自信は十分にあったし、それを Colemak に変えたからと言って特別成績が伸びるとは思えないのである。

順位 ポイント 総レ AF GP QZ 達成日 エタイ腕
642 1011974 XJ XI SS SS SA 17/07/13 380 (Comet)
753 1000294 SS XJ SA SB SB 17/07/04 340 (Thunder)
800 990950 SA SS SB SC SC 17/06/26 335 (Thunder)
836 980925 SB SS SC SD SD 17/06/19 335 (Thunder)
- 970432 SC SA SE SE SD 17/06/17 303 (Fast)
- 961786 SD SC SE SE SF 17/06/15 302 (Fast)
- 951610 SE SD SF SG SF 17/06/14 302 (Fast)
- 940884 SF SD SG SH SH 17/06/09 287 (Good!)
- 930057 SG SE SI SI SI 17/06/08 279 (Good!)
- 921711 SH SG SI SI SJ 17/06/08 279 (Good!)
- 910486 SI SH SJ A A 17/06/05 250 (A+)
- 900528 SJ SI SJ A A 17/06/04 250 (A+)
- 884106 A SI B B C 17/06/04 246 (A+)
- 854704 B B B C C 17/06/03 246 (A+)
- 810769 C C C D D 17/06/01 210 (A-)
- 764474 D D D E D 17/05/30 200 (B+)
- 700945 E E E F E 17/05/29 167 (B-)
- 633009 F F G G F 17/05/28 167 (B-)
- 561644 G G G H H 17/05/28 150 (C+)
- 462545 H H H I H 17/05/28 144 (C+)
- 363219 I I I J I 17/05/27 106 (D+)
- 259283 J J - - J 17/05/27 106 (D+)

0 のキーに配置した「を」だったが、やはり誤打鍵が増えてしまい快適ではないと思った。 JIS かなの時は打ち分けていたので慣れだと思ったのだが……。

/* 単打 */
[
  |ふ|ち|ゅ|ゃ|  |  |ら|も|  |ー|
そ|こ|し|て|ょ|つ|の|う|゛|り|「|」
は|か|  |と|た|く|ん|  |い|き|れ|
す|け|に|な|さ|っ|る|、|。|゜|・|
]

[d],[k][
ぅ|ぁ|ぃ|ぇ|ぉ|  |  |  |  |  |  |
  |ひ|ほ|  |め|ぬ|え|み|や|  |  |  
  |を|  |あ|よ|ま|お|  |わ|ゆ|  |
  |へ|せ|  |  |む|ろ|ね|  |  |  |
]

結局月配列 2-263 式の形をなるべく生かす形となった。 これで一旦完成形か。

タイプウェル英単語総合 SS

Colemak を始めてから 1 ヶ月と 1 週間が経過し、ようやくタイプウェル英単語の総合レベルを SS に上げることができた。 タイプウェルでは総合 SS から XB までは Genius (才能の世界) と位置付けられている。 この先どこまで上げられるかは毎日の継続も大事だが才能の程度でも変わってくるということを言いたいのだろうが、確かにそれは間違っていないように思うレベル帯だ。 今まで QWERTY ローマ字や月配列をやってきた感じだと XG 位までは頑張り次第でいけそうではある。

まずスコアの配分が多い基本英単語を目標とする水準まで上げてから適宜拡張を伸ばすという戦略でやってきたが、正直基本英単語を伸ばすのもかなりキツくなってきた。 TypeRacer を優先的に回すなど心理的に負担になりにくいような練習を継続していきたい。

尚、これで国語 R と国語 K と英単語が SS 以上に達したので、あとはタイプウェルオリジナルを総合 SS まで上げれば「オールラウンダー」認定される。 だが、こちらは特にモチベーションを保つのが難しい為、実際に目指すかどうかは考え中である。

順位 ポイント 総レ AF GP QZ 達成日 エタイ腕
753 1000294 SS XJ SA SB SB 17/07/04 340 (Thunder)
800 990950 SA SS SB SC SC 17/06/26 335 (Thunder)
836 980925 SB SS SC SD SD 17/06/19 335 (Thunder)
- 970432 SC SA SE SE SD 17/06/17 303 (Fast)
- 961786 SD SC SE SE SF 17/06/15 302 (Fast)
- 951610 SE SD SF SG SF 17/06/14 302 (Fast)
- 940884 SF SD SG SH SH 17/06/09 287 (Good!)
- 930057 SG SE SI SI SI 17/06/08 279 (Good!)
- 921711 SH SG SI SI SJ 17/06/08 279 (Good!)
- 910486 SI SH SJ A A 17/06/05 250 (A+)
- 900528 SJ SI SJ A A 17/06/04 250 (A+)
- 884106 A SI B B C 17/06/04 246 (A+)
- 854704 B B B C C 17/06/03 246 (A+)
- 810769 C C C D D 17/06/01 210 (A-)
- 764474 D D D E D 17/05/30 200 (B+)
- 700945 E E E F E 17/05/29 167 (B-)
- 633009 F F G G F 17/05/28 167 (B-)
- 561644 G G G H H 17/05/28 150 (C+)
- 462545 H H H I H 17/05/28 144 (C+)
- 363219 I I I J I 17/05/27 106 (D+)
- 259283 J J - - J 17/05/27 106 (D+)

3 日間ローマ字で打ってみて少しヒントを得たので再度調整する。 ローマ字を打って分かったのは、やはり単打は楽だということだ。 単打で打てている文字をシフト面に持っていくのは速度云々関係なしに快適性としても下がってしまう事に気がついた。

やはり濁点小指は頻度的に無理があったか

前回濁点を小指にし他の小指担当のキーを移動させるという大胆な変更を行ったが、やはり濁点 1 つだけとはいえかな入力最頻出のキーを自分で苦手意識を持っている小指担当にしてしまうのはちょっと無理があったようだ……。 ということで位置を移動することにしたが、残っているのは既に月配列 T3.0 と同様の位置 (薬指上段) しかない。 まあ無難なところか、ということで移動した。

小指担当の文字を元に戻した

濁点を移動したので小指担当の元のキーを元に戻していいはずである。 全て元の位置に戻した。 小指連続パターンが元に戻ってしまったが、もう些細な問題のような気がしてきた。

長音とカギカッコをローマ字と同位置とした

やはり「い」「う」「ん」だけでなく長音もローマ字 (というか英語配列の - の位置) と同じにしないと混同する。 正直打ちにくいのだが混同よりはいい。 あと、ローマ字を打っていてカギカッコの位置が微妙に異なるのが気になった。 これもローマ字と同位置とする。

0 のキーが微妙に空いているのが気になるので、ここに「を」を入れることにした。 JIS かなと同じ位置で何となく親近感を覚えるし、「を」は「も」「ー」などと連続しにくい。

結果

/* 単打 */
[
  |ふ|ち|ゅ|ゃ|  |  |ら|も|を|ー|
そ|こ|し|て|ょ|つ|の|う|゛|り|「|」
は|か|  |と|た|く|ん|  |い|き|れ|
す|け|に|な|さ|っ|る|、|。|゜|・|
]

[d],[k][
ぅ|ぁ|ぃ|ぇ|ぉ|  |  |  |  |  |  |
  |ひ|ほ|  |め|ぬ|え|み|や|  |  |  
  |  |  |あ|よ|ま|お|  |わ|ゆ|  |
  |へ|せ|  |  |む|ろ|ね|  |  |  |
]

一週間ほど前から TypeRacer での練習を取り入れている。 ご存知でない方の為に書くが TypeRacer は以下のような特徴を持っている:

  • 1 文ずつ表示されるタイプでなく一度に全部のお題が表示される (長文式)
  • タイプミスでのペナルティはないが間違えた文字をバックスペースで消す必要がある (実践的)
  • 6 つのグレードがあり直近 10 戦の平均値で決定され表示される (Beginner, Intermediate, Average, Pro, Typemaster, Megaracer)
  • ランダムでマッチングした相手と競う形式だが実は何位だろうがあまり関係ない (ゲーム的な楽しさはある)
  • 年間 12 ドル課金すると広告が無くなったりアバターの選択肢が増えたりといろいろあるらしいが無料で十分
  • 実は English だけでなく日本語を含むいろいろな言語でタイピングできる

120 戦ほどこなしてみたが WPM 67 (CPM 換算だと 337) で Typemaster となっている。 プロフィールに表示される TypeRacer score card に全体のどの程度の位置か表示されるのだが、これで Top 17.1% fastest (6 人に 1 人の速さ) らしい。 英語圏の基準がもっと厳し目だと思っていたので意外だった。 ちなみに GANGAS だとまだ 3 人に 1 人の速さにも達していない。 いかに GANGAS のレベルが高いかが分かる。

ただ、正直英文を書く仕事でもないかぎり Pro (42 ~ 54 WPM) 程度でも十分だろう。

イータイピングだと初速が重要でミスで減点されてしまうし、英語には何故か「今月のタイピング」がないので長文が出来ないのだが TypeRacer はその点長さが丁度いい文章ばかりで打っていて気持ちがいい。 リザルト画面もイータイピングよりしっかりしている。

あと、これはタイプウェルとの比較だが、TypeRacer はたまに難しい単語が出て来るとはいえ文章に出てくる単語のほとんどが平易な基本語なので Colemak だと (Dvorak などもだろうが) ホーム段で快適に打てて気持ちいい。 ただ、「気持ちいい = 速い」ではないことは注釈しておく。

タイプウェル英単語総合 SA

全く基本英単語のレベルを上げることが出来ず壁にぶつかっていたのだが、本日 1 週間ぶりにタイプウェル英単語の総合レベルを SA に更新することができた。 結局基本英単語に関しては 1 週間かかっても 0.6 秒しか短縮することができなかったので、拡張を少しずつ上げて何とかなった感じだ。

そして、今日で Colemak を始めてからちょうど 1 ヶ月となった。 「もしかしたら 1 ヶ月で総合 SS いけるのでは」と思っていたのだがそんなに甘くなかったようだ。 ただ英語タイピングに関しては目に見えて速くなったので正直十分すぎる成果と言える。

月配列側との混同を恐れていたところだったが今回月配列側の配置を混同しにくくなるように調整したので、これで思う存分両方の練習ができそうである。 とはいえ、正直自分の限界も見えてきたので、以前ほど積極的には月配列の練習はしない予定である。 短期間で猛練習しても自分の限界値 (私の場合 XG ~ XI あたり) に早く近づくだけで、絶対的な能力値が上がるわけではないと考える。 また、その限界を超えるような練習をしたとしても、少し練習を休んだだけで以前の状態に戻ってしまう。

「割に合わない練習はしない」。 若干タイピングを冷めた目で見るようになった感じだろうか。

順位 ポイント 総レ AF GP QZ 達成日 エタイ腕
800 990950 SA SS SB SC SC 17/06/26 335 (Thunder)
836 980925 SB SS SC SD SD 17/06/19 335 (Thunder)
- 970432 SC SA SE SE SD 17/06/17 303 (Fast)
- 961786 SD SC SE SE SF 17/06/15 302 (Fast)
- 951610 SE SD SF SG SF 17/06/14 302 (Fast)
- 940884 SF SD SG SH SH 17/06/09 287 (Good!)
- 930057 SG SE SI SI SI 17/06/08 279 (Good!)
- 921711 SH SG SI SI SJ 17/06/08 279 (Good!)
- 910486 SI SH SJ A A 17/06/05 250 (A+)
- 900528 SJ SI SJ A A 17/06/04 250 (A+)
- 884106 A SI B B C 17/06/04 246 (A+)
- 854704 B B B C C 17/06/03 246 (A+)
- 810769 C C C D D 17/06/01 210 (A-)
- 764474 D D D E D 17/05/30 200 (B+)
- 700945 E E E F E 17/05/29 167 (B-)
- 633009 F F G G F 17/05/28 167 (B-)
- 561644 G G G H H 17/05/28 150 (C+)
- 462545 H H H I H 17/05/28 144 (C+)
- 363219 I I I J I 17/05/27 106 (D+)
- 259283 J J - - J 17/05/27 106 (D+)

目的

今回の配列改造の目的は以下となっている。

Colemak の I, U, N と同位置にする

月配列 K (2-263 式) において「あ」「え」「お」の 3 つの母音はシフト側にある為混同することはないのだが、「い」「う」「ん」に関しては Colemak と近い位置にあるため混同してしまう。 これを解消するために Colemak と同位置にして調整する。

「ち」の位置を変更する

月配列 K の今までの「ち」の位置は 7 のキーだったのだが、これがやはり打ちにくいと感じるようになってきた。 具体的には「ちくちく」「ちっちゃい」などで、最上段から下に振られるパターンでかなりもたついてしまう。 シフト側でいいのでもっといい位置に変更したい。

右手小指連続パターンの解消

私は右手小指に苦手意識を持っており、月配列 2-263 式の配置だと「履歴」などが非常に打ちづらく、特に QWERTY でいうところの P のキーに苦手意識を持っている。 シフト側でいいのでこれを解消したい。

心境の変化

今までの月配列 K の調整において、単打で打てているキーをわざわざシフト側に持っていくということはタイピングが遅くなる可能性が大きいのでしなかった。 私はここまでタイピングをやってきて、速度を犠牲にしてでももっと実用重視かつ自分中心に調整を加えてもいいのではないか、と考えが変わってきたわけだ。

Colemak 前提に配列の調整をするなど配列としてはポンコツもいいところだが、どうせ自分専用配列なのだから自分のやりたいようにやればいいのである。

まず Colemak と同位置にする

月配列 K のアンシフト面の最上段以外はほぼ素の 2-263 式のままなのだが、ここから「い」「う」「ん」を Colemak の I U N のキーにそのまま移動。 Colemak の I のキーには既に濁点が存在しており、この所在をどうするかが最大のポイントとなる。 これに関しては 2 案考えた:

  • 月配列 T3.0 のようにそのまま上段に持ってくる
  • 右手小指ホームポジション (QWERTY の ;) に持ってくる

普通に考えたら右手小指の負担を減らしたいのだから前者を取るところだが、私は Colemak の「o 以外は右手小指を使用しない (QWERTY の P にはキーを配置しない)。o は結構頻度の高いキーだがホームポジションそのままの打鍵なので打鍵難易度的には易しいキーであり快適である」という特性がとても気にいっているので、後述するが他の右手小指で押下するキーを排除するという前提で後者を採用することにした。

そして溢れた「き」のキーは余った位置に移動。 「ぎ」のアルペジオもなかなか打ちやすく問題ない。 この時点でアンシフト面の配置は以下のようになった:

[
  |ふ|ら|ゅ|ゃ|  |ち|も|ー|  |  |
そ|こ|し|て|ょ|つ|き|う|の|り|  |
は|か|  |と|た|く|ん|  |い|゛|れ|
す|け|に|な|さ|っ|る|、|。|゜|・|
]

相性に注意しながら「ち」「れ」「り」を移動する

移動しようとしているこれらの文字に関しては注意することがある:

  • 「ちゃ」「ちゅ」「ちょ」「りゃ」「りゅ」「りょ」のコンビネーションに配慮する必要がある。月配列 K だと「ゃゅ」が左手人差し指担当なのでそこには「ち」「り」は配置できない
  • 「ち」のみ濁点がつくので可能な限り左手の担当が良い。勿論アルペジオで打ちやすい位置ならば右手でも良い

これにより以下の配列となった:

[
  |ふ|ら|ゅ|ゃ|  |  |も|ー|  |  |
そ|こ|し|て|ょ|つ|き|う|の|  |  |
は|か|  |と|た|く|ん|  |い|゛|  |
す|け|に|な|さ|っ|る|、|。|゜|・|
]

[d],[k][
ぅ|ぁ|ぃ|ぇ|ぉ|  |  |  |  |  |  |
  |ひ|ち|ほ|め|ぬ|え|み|や|  |「|
  |を|  |あ|よ|ま|お|  |わ|  |」|
  |へ|せ|れ|ゆ|む|ろ|ね|り|  |  |
]

「ち」だけ置き場所に困ったので「ほ」を 1 つ右に移動させた。 また、ついでに「ゆ」も右手小指の担当から空いているところに移動した。 「ゆ」は「ぬ」の次に頻度が低いほどのかななので正直どこでもいいので QWERTY の B の位置とした。 右手小指から半濁点のみは排除できなかったが、濁点とは絶対に連続しないので問題ない。

Colemak でのタイプウェル英単語練習が初めて壁にぶち当たっている。 3 日間かなりの回数を回すも全く伸びない。 まぁ月配列の時のことを考えると 3 日程度であれこれ言うのも短気ではある。 折角 QWERTY を止めてモダンなアルファベット配列を始めたので、勿論根気よく続けていくつもりだ。

今は総合レベル SB で基本英単語 SS の状態だが、やはりこのあたりで壁が来たかといった感じだ。 ただ、自分としてはあくまで実用目的で練習しているので、実用観点で見た時のその先を考えている。

月配列が普段使用しているにも関わらず腕が落ちている。 どうも打鍵速度が落ちているわけではなくただ単に正確性がガクンと下がっているだけに見える。 タイプウェル国語 K を回してみるとそれがよく分かるのだが、たまに XF ラップなどが出現するにも関わらず A とか C ラップのようなものも出てきてしまう状態。

「い」の打鍵で Colemak の I のキーを結構な割合で打鍵してしまっていたときはゾッとした。 既に記憶が混沌としている。 このまま月配列を練習し直せば、今からなら割とすぐにキャッチアップが可能だろう。 ただそうすると今度は Colemak の I の打鍵などがミスをしやすくなる気がする。 始める前もちょっと思ったのだが Colemak の I U N あたりが月配列の「い」「う」「ん」と混同する問題はやはり厳しい。

不器用な自分にイライラするし、これに関しては英語配列だけやっていればいい英語圏若しくは西洋の方々が羨ましい。 あまりにひどいようなら、いっそのこと月配列側を Colemak の I U N に合わせて再練習しようかと思うくらいである。 Colemak の I が月配列の「゛」(濁点) なので、濁点を上段に移動させるといった月配列 T のような改造が必要になると思われる。

ちなみに「いっそのこと Colemak ローマ字で戦おうか」と思ったことも何度かあったが、その度にちょっと打ってみて「これはないな」と思い直した。 ローマ字を使用している人たちには申し訳ないが、打鍵数が違いすぎて指の疲労度にかなりの差がつきそうに見える。 私はプログラマなので一般的な人に比べると英語 (というよりプログラミングのコード) の打鍵が多いとはいえ、それでも日本語を打っている時間のほうが長い。 「日本語をいかに快適に打てるか」に注力した時に初めからその目的で考え抜かれているかな系配列とローマ字とでは、打鍵速度はともかく快適さに関しては相手にならない。

タイプウェル英単語総合 SB

前回から 1 日おきにまたタイプウェル英単語の総合レベルを更新し SB となった。

そして、イータイピングでもスコア 335 を記録した。 QWERTY の時の自己ベストが 360 以上なのでまだ完全とは言えないが、ほぼ QWERTY の時の実力を取り戻したと言えそうだ。 しかしまだ 1 日おきにレベルアップ出来ている状態なのでまだまだ上を目指せそうに見える。 果たしてどこまでいけるのかというところだが、月配列と同様に XH 若しくは XG 辺りで大体打ち止めな感じだろうか。

Colemak の練習を始めてから 1 ヶ月にはあと 1 週間あるので、ギリギリ総合レベル SS (基本英単語 XH か XI) を目指せそうな感じだ。 ゼロから配列を勉強して 1 ヶ月で SS ならば御の字ではないだろうか。

順位 ポイント 総レ AF GP QZ 達成日 エタイ腕
836 980925 SB SS SC SD SD 17/06/19 335 (Thunder)
- 970432 SC SA SE SE SD 17/06/17 303 (Fast)
- 961786 SD SC SE SE SF 17/06/15 302 (Fast)
- 951610 SE SD SF SG SF 17/06/14 302 (Fast)
- 940884 SF SD SG SH SH 17/06/09 287 (Good!)
- 930057 SG SE SI SI SI 17/06/08 279 (Good!)
- 921711 SH SG SI SI SJ 17/06/08 279 (Good!)
- 910486 SI SH SJ A A 17/06/05 250 (A+)
- 900528 SJ SI SJ A A 17/06/04 250 (A+)
- 884106 A SI B B C 17/06/04 246 (A+)
- 854704 B B B C C 17/06/03 246 (A+)
- 810769 C C C D D 17/06/01 210 (A-)
- 764474 D D D E D 17/05/30 200 (B+)
- 700945 E E E F E 17/05/29 167 (B-)
- 633009 F F G G F 17/05/28 167 (B-)
- 561644 G G G H H 17/05/28 150 (C+)
- 462545 H H H I H 17/05/28 144 (C+)
- 363219 I I I J I 17/05/27 106 (D+)
- 259283 J J - - J 17/05/27 106 (D+)

タイプウェル英単語総合 SC

本日もタイプウェル英単語の総合レベルを上げて SC になることができた。 なんとここまで Colemak を始めてから 3 週間しか経っていない。 恐るべき学習コストの低さであり QWERTY との共通部分が多いメリットは大きいと改めて感じた。 ちなみに月配列 K を XI から XH に 1 レベル上げるのも 3 週間かかっている。

尚、ようやく GANGAS に送信してある QWERTY の成績を上回る事ができたので、次から GANGAS に記録を送信することが可能となった。

プログラマとしての観点であるが、業務で Colemak を使用していて打鍵が楽になったと感じる単語もあれば、意外とそうでもないと感じる単語もあった。 QWERTY では「tion」が上段と下段に振られるのだが Colemak だと全てホーム段だけで打鍵が可能である。 「function」などがいい例で、QWERTY だと上記の「tion」の差に加えて「un」が同指違鍵なのが痛いが Colemak だととてもいい運指である。 「String」「Int」「treat」「enum」なども QWERTY よりもかなり快適になった単語である。 一方「public」「class」などは特に楽になったとは感じない。

Colemak で一番「これは打ちにくいな」と思ったのは「you」である。 QWERTY でいうところの「o;i」なのだがこのアルペジオが意外と打ちにくくミスをすることがしばしばある。 タイプウェルでは良いがイータイピングでは「You (Your)」は相当な頻出語句である……。

順位 ポイント 総レ AF GP QZ 達成日 エタイ腕
- 970432 SC SA SE SE SD 17/06/17 303 (Fast)
- 961786 SD SC SE SE SF 17/06/15 302 (Fast)
- 951610 SE SD SF SG SF 17/06/14 302 (Fast)
- 940884 SF SD SG SH SH 17/06/09 287 (Good!)
- 930057 SG SE SI SI SI 17/06/08 279 (Good!)
- 921711 SH SG SI SI SJ 17/06/08 279 (Good!)
- 910486 SI SH SJ A A 17/06/05 250 (A+)
- 900528 SJ SI SJ A A 17/06/04 250 (A+)
- 884106 A SI B B C 17/06/04 246 (A+)
- 854704 B B B C C 17/06/03 246 (A+)
- 810769 C C C D D 17/06/01 210 (A-)
- 764474 D D D E D 17/05/30 200 (B+)
- 700945 E E E F E 17/05/29 167 (B-)
- 633009 F F G G F 17/05/28 167 (B-)
- 561644 G G G H H 17/05/28 150 (C+)
- 462545 H H H I H 17/05/28 144 (C+)
- 363219 I I I J I 17/05/27 106 (D+)
- 259283 J J - - J 17/05/27 106 (D+)

タイプウェル英単語総合 SD

また今回も丁度良く基本英単語が更新できたのでタイプウェル英単語の総合レベルを SD にすることができた。 実は GANGAS に送信してあるタイプウェル英単語のデータが SD までなので、この次から GANGAS に送信することが出来てしまう。 つまりもう自分的には QWERTY の時の実力に大体追いついてしまったというわけだ。

といってもイータイピング英語の方が自分の QWERTY の時の自己ベストに全く届いていないので、完全に同じ実力となった訳ではなくただ単にタイプウェルのワード慣れで何とかなっている部分が大きいものと思われた。 恐らく総合 SA か SB 位にまで上げないと本当に QWERTY 相当とはいえないだろう。

ここまでやってみて改めて思うが、タイプウェルが本当の意味でのタイピングの実力の指標となるかどうかはちょっと疑問である。 タイプウェルという種目自体が全体が固定文字数の単語をスペース区切りで打つという特殊なものなので、どうしても練習回数によって慣れ不慣れが出てくる。

昨日私がタイプウェル国語 K の成績が振るわないことから「月配列の腕が落ちてしまった」と評したが、あくまで「月配列でタイプウェル国語 K を打つ腕が落ちてしまった」だけなのかもしれない。 ただ、社説タイピングの成績も若干振るわなくなってきてしまったので、全く相関関係がない訳ではないようだ。

順位 ポイント 総レ AF GP QZ 達成日 エタイ腕
- 961786 SD SC SE SE SF 17/06/15 302 (Fast)
- 951610 SE SD SF SG SF 17/06/14 302 (Fast)
- 940884 SF SD SG SH SH 17/06/09 287 (Good!)
- 930057 SG SE SI SI SI 17/06/08 279 (Good!)
- 921711 SH SG SI SI SJ 17/06/08 279 (Good!)
- 910486 SI SH SJ A A 17/06/05 250 (A+)
- 900528 SJ SI SJ A A 17/06/04 250 (A+)
- 884106 A SI B B C 17/06/04 246 (A+)
- 854704 B B B C C 17/06/03 246 (A+)
- 810769 C C C D D 17/06/01 210 (A-)
- 764474 D D D E D 17/05/30 200 (B+)
- 700945 E E E F E 17/05/29 167 (B-)
- 633009 F F G G F 17/05/28 167 (B-)
- 561644 G G G H H 17/05/28 150 (C+)
- 462545 H H H I H 17/05/28 144 (C+)
- 363219 I I I J I 17/05/27 106 (D+)
- 259283 J J - - J 17/05/27 106 (D+)

タイプウェル英単語総合 SE

5 日ぶりにタイプウェル英単語の総合レベルがアップし SE となった。 特にさぼっていたわけではないのだが、基本英単語をなかなか上げることができなかった。 さすがにそろそろ上がりにくくなってきた印象だ。

月配列は相変わらず普段使用しているし、現にこの日記も月配列で書いているのだが、たまにタイプウェル国語 K をやってみると明らかに実力が落ちている。 普段使っていても実力が落ちてしまうのだからもう仕方がない。 私は 15 年以上使っていた QWERTY ローマ字でも総合 XJ 程度しかいかなかったので、普段使っているだけだとその程度が限界なのだろうと思われる。 勿論 2, 3 日トレーニングをすればリハビリは可能だが、それに何の意味があるのか考えてしまう。

Colemak に関しても幾ら鍛えてもこれと同様の事が起こる。 総合 XJ 程度を目指すことは目指すが、その後は普段使いで腕が落ちないようにした上でたまにイータイピングをやる程度が丁度いいのかもしれないと思った。

順位 ポイント 総レ AF GP QZ 達成日 エタイ腕
- 951610 SE SD SF SG SF 17/06/14 302 (Fast)
- 940884 SF SD SG SH SH 17/06/09 287 (Good!)
- 930057 SG SE SI SI SI 17/06/08 279 (Good!)
- 921711 SH SG SI SI SJ 17/06/08 279 (Good!)
- 910486 SI SH SJ A A 17/06/05 250 (A+)
- 900528 SJ SI SJ A A 17/06/04 250 (A+)
- 884106 A SI B B C 17/06/04 246 (A+)
- 854704 B B B C C 17/06/03 246 (A+)
- 810769 C C C D D 17/06/01 210 (A-)
- 764474 D D D E D 17/05/30 200 (B+)
- 700945 E E E F E 17/05/29 167 (B-)
- 633009 F F G G F 17/05/28 167 (B-)
- 561644 G G G H H 17/05/28 150 (C+)
- 462545 H H H I H 17/05/28 144 (C+)
- 363219 I I I J I 17/05/27 106 (D+)
- 259283 J J - - J 17/05/27 106 (D+)

タイプウェル英単語総合 SF

今日も基本英単語を更新することが出来たので、タイプウェル英単語の総合レベルを SF に更新することができた。

今日で Colemak の練習を始めてちょうど 2 週間であるが、正直もう QWERTY の時の実力とほぼ変わらなくなってしまった。 アルファベットの配列に関してはこの通り本気になって取り組めば 2 週間程度で十分な速度に達することができることが分かった。 「Dvorak などの新しい配列を学んでみたいけれど定着するまで時間がかかるのがちょっと……」と悩んでおられる方は、この通り意外と移行コストが低いので一つトライされるのも手だと思う。

ただ、日常的に使用しているショートカットやコマンドの方もキーの配置から覚え直さなければならず、どちらかというとそちらの方が辛い。

このまま修練を続け Colemak でも総合 SS ないし XJ を目指していきたいところだ。 私は既にタイプウェル国語 R とタイプウェル国語 K でそれぞれ XJ, XH となっているのでタイプウェル英単語でも XJ となれば 3 つとも X レベルとなる。 残るはタイプウェルオリジナルなのだが、この種目は非常に辛い……。

順位 ポイント 総レ AF GP QZ 達成日 エタイ腕
- 940884 SF SD SG SH SH 17/06/09 287 (Good!)
- 930057 SG SE SI SI SI 17/06/08 279 (Good!)
- 921711 SH SG SI SI SJ 17/06/08 279 (Good!)
- 910486 SI SH SJ A A 17/06/05 250 (A+)
- 900528 SJ SI SJ A A 17/06/04 250 (A+)
- 884106 A SI B B C 17/06/04 246 (A+)
- 854704 B B B C C 17/06/03 246 (A+)
- 810769 C C C D D 17/06/01 210 (A-)
- 764474 D D D E D 17/05/30 200 (B+)
- 700945 E E E F E 17/05/29 167 (B-)
- 633009 F F G G F 17/05/28 167 (B-)
- 561644 G G G H H 17/05/28 150 (C+)
- 462545 H H H I H 17/05/28 144 (C+)
- 363219 I I I J I 17/05/27 106 (D+)
- 259283 J J - - J 17/05/27 106 (D+)

タイプウェル英単語総合 SH タイプウェル英単語総合 SG

今日は 3 日ぶりにタイプウェル総合レベルを更新したのだが、ちょうど基本英単語が大幅更新できてしまったのでもう 1 レベルいけそうだ、ということで頑張って SI から SG までレベルを上げてみた。

イータイピングでも Good! を出せるようになった。 今たまたま短いお題なのでスコアはそれ程伸ばせないのだが、もう少し長いお題なら 300 以上を狙うことも可能だろう。 大分スピーディーにタイピングすることができるようになり Colemak で打つのも楽しくなってきたところだ。

月配列の場合ホームポジション率が高いばかりに同じようなキーばかり打たされてよくわからなくなる、という問題があった。 Colemak は Dvorak と同様にホームポジション列を打鍵する率が高い配列なのだが、月配列のようにシフト状態のようなものがないので同じようなキーばかり打たされても脳が混乱しない。 ホーム段の率が高いという配列の設計を純粋な長所として享受することができるわけだ。

順位 ポイント 総レ AF GP QZ 達成日 エタイ腕
- 930057 SG SE SI SI SI 17/06/08 279 (Good!)
- 921711 SH SG SI SI SJ 17/06/08 279 (Good!)
- 910486 SI SH SJ A A 17/06/05 250 (A+)
- 900528 SJ SI SJ A A 17/06/04 250 (A+)
- 884106 A SI B B C 17/06/04 246 (A+)
- 854704 B B B C C 17/06/03 246 (A+)
- 810769 C C C D D 17/06/01 210 (A-)
- 764474 D D D E D 17/05/30 200 (B+)
- 700945 E E E F E 17/05/29 167 (B-)
- 633009 F F G G F 17/05/28 167 (B-)
- 561644 G G G H H 17/05/28 150 (C+)
- 462545 H H H I H 17/05/28 144 (C+)
- 363219 I I I J I 17/05/27 106 (D+)
- 259283 J J - - J 17/05/27 106 (D+)

Proffesional の最初は上げやすい

タイプウェル英単語総合 SI

今日常用と拡張を少し上げ、タイプウェル英単語の総合が SI となった。 月配列の時も感じたが D から SJ までは結構なタイムを短縮しなければならないのだが SJ から先は一律 2 秒ずつ短縮していけばいいことになっている。 つまりこの SJ から大体 SG, SF 位までの間は難易度が下がるのである。

SI になりそこそこ速く打てるようにはなってきたが、まだ気を抜くと QWERTY の記憶が顔を出しミスをしてしまうことがしばしばある。 これは時間を掛けて Colemak の癖を指に染み込ませるしかないと思われる。

今日で Colemak 練習 10 日目である。 このペースだと 2 週間の時点で SG 位まで到達しているだろうか。 月配列を始めてから QWERTY を放置しており腕がなまっていたとはいえ、高々 2 週間の修練で QWERTY の時の実力を取り戻せるのであればかなり満足な結果と言えよう。

順位 ポイント 総レ AF GP QZ 達成日 エタイ腕
- 910486 SI SH SJ A A 17/06/05 250 (A+)
- 900528 SJ SI SJ A A 17/06/04 250 (A+)
- 884106 A SI B B C 17/06/04 246 (A+)
- 854704 B B B C C 17/06/03 246 (A+)
- 810769 C C C D D 17/06/01 210 (A-)
- 764474 D D D E D 17/05/30 200 (B+)
- 700945 E E E F E 17/05/29 167 (B-)
- 633009 F F G G F 17/05/28 167 (B-)
- 561644 G G G H H 17/05/28 150 (C+)
- 462545 H H H I H 17/05/28 144 (C+)
- 363219 I I I J I 17/05/27 106 (D+)
- 259283 J J - - J 17/05/27 106 (D+)

基本英単語が大幅更新できた

タイプウェル英単語総合 A

朝方に基本英単語を大幅更新し SI となったので、それが他を引き上げて総合 A となった。 これなら後は拡張をそれぞれ引き上げていけば総合 SJ にもなれそうな感じに見えた。

とはいえ、私はどうもこのタイプウェル英単語の拡張、特に G-P と Q-Z を不得手としている。 聞きなれないような単語がいくつも出てくるというのもあるが Colemak としても何故か打ちにくいような気がする。 恐らく Colemak のようなモダンな英語配列はよく出てくるような単語に対して最適化されているので基本英単語で最大の効果を発揮するように出来ているのだろう。

とはいっても 10 秒以上差があればさすがに詰めていけそうなところではある。 ここから猛練習が始まった。

そして総合 SJ 達成

タイプウェル英単語総合 SJ

そして遂に夜に拡張を規定のタイムまで短縮しタイプウェル英単語総合 SJ を達成することが出来た。 本日が Colemak の練習を始めて 9 日目であり、記録を見てみたらここまで基本英単語、拡張あわせて 480 回の練習を行っていた。 あとイータイピングを何回か回したというのもある。

私は QWERTY を使用していた時にもタイプウェル英単語をやっていたのだが、その時は GANGAS に送った最高の記録が総合 SD であり、基本英単語の記録は SB であった。 ちなみに Colemak を始める直前に QWERTY で基本英単語を打ってみた結果は SI しか出なかったし、イータイピング英語をやっても S か Good! 良くても Fast しか出なかった。 というわけで、実はもう QWERTY の時の実力を大分取り戻してしまったとはいえる。

折角なのでこのまま練習を続けて、こちらも総合 XJ あたりを目標にしてやっていきたいところだ。

順位 ポイント 総レ AF GP QZ 達成日 エタイ腕
- 900528 SJ SI SJ A A 17/06/04 250 (A+)
- 884106 A SI B B C 17/06/04 246 (A+)
- 854704 B B B C C 17/06/03 246 (A+)
- 810769 C C C D D 17/06/01 210 (A-)
- 764474 D D D E D 17/05/30 200 (B+)
- 700945 E E E F E 17/05/29 167 (B-)
- 633009 F F G G F 17/05/28 167 (B-)
- 561644 G G G H H 17/05/28 150 (C+)
- 462545 H H H I H 17/05/28 144 (C+)
- 363219 I I I J I 17/05/27 106 (D+)
- 259283 J J - - J 17/05/27 106 (D+)

タイプウェル英単語総合 B

達成したのは次の日 (6 月 3 日) なのだが便宜上こちらに書く。

ようやくタイプウェル英単語の総合レベルが B となった。 あと全体的に 10 秒縮めれば Proffesional (SJ) になれる感じだ。 このあたりは結構上げにくいはずなのでゆっくりやるしかない。

尚、イータイピングの英語でようやく 246 ポイントの A+ を取得することができた。 これだけ取れれば一般的な用途であれば問題ないのではないだろうか。

何故か拡張基本英単語は A-F が圧倒的に得意になっている。 練習回数は A-F が一番少ないのにも関わらずそうなのである。 この辺りの理由がよく分からない……。

順位 ポイント 総レ AF GP QZ 達成日 エタイ腕
- 854704 B B B C C 17/06/03 246 (A+)
- 810769 C C C D D 17/06/01 210 (A-)
- 764474 D D D E D 17/05/30 200 (B+)
- 700945 E E E F E 17/05/29 167 (B-)
- 633009 F F G G F 17/05/28 167 (B-)
- 561644 G G G H H 17/05/28 150 (C+)
- 462545 H H H I H 17/05/28 144 (C+)
- 363219 I I I J I 17/05/27 106 (D+)
- 259283 J J - - J 17/05/27 106 (D+)

タイプウェル英単語総合 C

1 日空けたが、何とか今日もタイプウェル英単語の総合レベルを C に上げることができた。 明日で Colemak の練習を始めてちょうど 1 週間であるが、流石に SJ まで取得するようなことにはならなかったようだ。 勿論世の中にはそれよりも早く進歩している人もいるのは分かっているが、あくまで自分のペースで一歩一歩進んでいけば良い。

アルファベットのタイピングが上達するにつれて、ショートカットの操作が依然としてもたついているのが気になっている。 Colemak は Z, X, C, V, B が QWERTY と共通なのでこれらのショートカットは問題ないのだが、主に仕事で開発をしているときに使用するエディタや IDE での操作にもたついてしまうのが辛いというわけだ。 これはタイプウェルのようなソフトで鍛えることもできないので、とにかく時間が解決してくれるのを待つしかない。

月配列の方のタイプウェルもたまに基本常用語を回してはいるのだが、やはり以前より成績が悪くなってしまっている。 タイプウェル特有のワード慣れのようなところがあって、触れる時間が少なくなるだけで指が動かないのは正直辛い所ではある。 一方、社説タイピングの方は何故か全く成績が下がらずにむしろ良くなっている。 月配列自体のタイピングが遅くなっているわけではないようだ。

順位 ポイント 総レ AF GP QZ 達成日 エタイ腕
- 810769 C C C D D 17/06/01 210 (A-)
- 764474 D D D E D 17/05/30 200 (B+)
- 700945 E E E F E 17/05/29 167 (B-)
- 633009 F F G G F 17/05/28 167 (B-)
- 561644 G G G H H 17/05/28 150 (C+)
- 462545 H H H I H 17/05/28 144 (C+)
- 363219 I I I J I 17/05/27 106 (D+)
- 259283 J J - - J 17/05/27 106 (D+)

QWERTY の同指異鍵

パソコンで日本で最もよく使用されている日本語入力方法は言うまでもなく QWERTY 配列によるローマ字入力である。 タイピングにおいてこの QWERTY ローマ字は同指異鍵パターン (同じ指で続けて打鍵することになり遅くなってしまうパターン) がいくつかあり、タイパーたちは「運指の最適化」という方法でこれを回避している。 例えば以下のようなパターンだ:

  • DE (で)
  • KI (き)
  • YU, NU, MU, JU (ゆ, ぬ, む, じゅ) ※HUFU で代用可能
  • ZA (ざ)
  • YU, HU に繋がる拗音 (SYU など)

これの一番の問題は U が右手人差し指の担当であることだ。 右手小指には他に YHNMJ があるのでこれらのどれかが U と連続してしまうとまずいわけだ。 また、上記の例にはそれぞれ逆パターンもある。 例えば EDO (江戸)、IKARI (怒り)、AZA (アザ) などだ。

Colemak の方が少ない

私はローマ字タイピングの達人でも何でもないのでこの考察が完全に正しいか自信が無いのだが、とりあえず Colemak の方が QWERTY のように同じ指が連続してしまうようなパターンが少ないので少しだけローマ字向きである、といえそうだ。 Colemak においては以下のような感じだ:

  • ZA (ざ) ※双方とも QWERTY と同じ配置のキー
  • *UE 例えば「上」「笛」「食える」「杖」、逆だと「稀有」「手打ち」「値打ち」

ちなみに私はローマ字を本気でやるわけではないし、不器用なのでこのような運指の最適化などはしたくない。 調べてパターンが少なくて「良かった」と思っただけである。

C 打ちや XN 打ちなど

その他 QWERTY ローマ字と同様に C 打ちや XN 打ちなども有効である。 特に Colemak の K は割りと打ちにくい位置に配置されているので C で代用したほうがいいかもしれない。 XN は言わずもがななので、最初からこちらで指を慣らしていくのがいい。

「じ」で ZIJI どちらがいいかというところだが、J が打ちにくい位置にあるので ZI の方が勝る気がする。 JI は QWERTY でいうところの YL となってしまいアルペジオでも若干打ちにくい。

タイプウェル英単語総合 D

朝練習をしていてこの通りタイプウェル英単語の総合レベルを D に上げることができたのだが、そこからは流石に成長が鈍化してしまった。 月配列の練習の時も D 辺りからいきなり上がりにくくなった気がしたので、今回も同様の事象と思われる。

イータイピングに関してであるが、ここに来て B+ の 200 というスコアを叩き出した。 まだ配列練習 4 日目であることを考えると上出来だろう。

このまま焦らずに毎日少しずつでも修練を続けていけば遅くとも練習開始から 2 週間後には SJ に到達しているだろう。 そこからが本当の始まりである。

順位 ポイント 総レ AF GP QZ 達成日 エタイ腕
- 764474 D D D E D 17/05/30 200 (B+)
- 700945 E E E F E 17/05/29 167 (B-)
- 633009 F F G G F 17/05/28 167 (B-)
- 561644 G G G H H 17/05/28 150 (C+)
- 462545 H H H I H 17/05/28 144 (C+)
- 363219 I I I J I 17/05/27 106 (D+)
- 259283 J J - - J 17/05/27 106 (D+)

タイプウェル英単語総合 E

今日もタイプウェル英単語の総合レベルを上げることができた。 この調子で 1 日 1 レベルずつ上げていけば 1 週間で SJ に到達してしまう。

ただ月配列の時もそうだったのだが D 辺りから大分上がりにくくなるのも確かだ。 そして SJ に到達したとしたら 1 レベル辺りに短縮しなければならない秒数が 2 秒固定になるので、その後のほうがしばらく上げやすいという逆転現象が起きる。 とにかく SJ に上げるまでは我慢して練習を続けるのが大事だろう。

あと、仕事で初めて Colemak を使用してみたが、英語タイピング自体よりも Vim やショートカットのキーバインドが異なるのに面食らい、作業効率が落ちてしまった。 普段これらのツールを使う時は頭のなかでアルファベットを思い浮かべていない。 従って、瞬間的に対応するアルファベットを思い出すことができずどうしてももたついてしまうわけだ。 これも繰り返し修練を続けることで新たに記憶し直すしかない。

順位 ポイント 総レ AF GP QZ 達成日 エタイ腕
- 700945 E E E F E 17/05/29 167(B-)
- 633009 F F G G F 17/05/28 167(B-)
- 561644 G G G H H 17/05/28 150(C+)
- 462545 H H H I H 17/05/28 144(C+)
- 363219 I I I J I 17/05/27 106 (D+)
- 259283 J J - - J 17/05/27 106 (D+)

今日だけで総合 3 レベル上げた

タイプウェル英単語総合 H タイプウェル英単語総合 G タイプウェル英単語総合 F

本日はお休みなので粛々とタイプウェル英単語にて Colemak の修練を行っていたのだが、何と 3 レベルも上げることができた。 やはりここでも Colemak の学習コストの低さが良い方向に出たものと思われた。

今のところ思ったのは、英語でよく出て来る ~ion や ly のアルペジオがとても打ちやすい。 UE が双方とも右手中指なので blue とか Europe とか queue がまずいな、ぐらいで、他の単語に関しては特に打ちにくさを感じない。 高速に打てるようになった時が楽しみな配列である。

ちなみに月配列で F に到達したのは 1 週間なので、ここまで月配列 2-263 式の 3 倍以上の成長速度 である。 月配列では SJ に到達したのは 3 週間の時点での事なのでもし 3 倍速がこのまま維持できるなら 1 週間で SJ に到達できることになる。 それは自分のこれからの頑張りにかかっているわけだ。

ただ、月配列が劣化しないように月配列の修練も並行して行っていきたいところだ。

順位 ポイント 総レ AF GP QZ 達成日 エタイ腕
- 633009 F F G G F 17/05/28 167(B-)
- 561644 G G G H H 17/05/28 150(C+)
- 462545 H H H I H 17/05/28 144(C+)
- 363219 I I I J I 17/05/27 106 (D+)
- 259283 J J - - J 17/05/27 106 (D+)

Colemak の練習を始めた

タイプウェル英単語総合 J

今日の朝から Colemak の練習を始めた。 この配列は QWERTY と共通部分が多いのが特徴で、具体的には Q, W, A, H, Z, X, C, V, B, M の 10 キーが共通となっている。 アルファベットは 26 文字なので残りは 16 キーであり、セミコロンも含めると 17 キーさえ覚えてしまえばタッチタイピングできることになる。 最低でも 50 音以上を覚えなくてはならない「かな系」の配列と比べると恐ろしく覚えることが少ない。

その予想通り、ものの 1 時間もせずにほぼタッチタイピング可能となり 1 時間半経つ頃には完全にタッチタイピングが可能となった。 月配列 2-263 式は 1 日がかりで特訓しやっとタッチタイピングを覚えたのだが、それに比べるとかなり早い。

そして、夕方にはタイプウェル英単語で総合 J を取得することができた。 これも月配列 2-263 式の時は特訓した結果 3 日間かかっている。 この打鍵速度では全く使い物になるとは言い難いが、とりあえずスタートラインに立てた感じである。

その 2 時間後にタイプウェル英単語 I 到達

タイプウェル英単語総合 I

そのまま練習を続けた結果、2 時間後にまた総合レベルを更新してしまった。 ここまでの成長速度を見ると驚くほどのことではないが、それにしても月配列とは学習コストが全く違いすぎることを実感した。

Colemak に関してであるが、最初 K のキーが打ちづらいところにあるのが微妙ではないかと思ったのだが、どうもアルファベットの出現頻度表を見る限りだと Z, Q, X, J に続いて低頻度な文字ということだった。 つまりは合理的な位置だったのだが、自分が今まで盲目的に QWERTY を使っていてこの辺りのことに全く気づいていなかったことに驚きを隠せなかった。 何しろ JK に関しては QWERTY だとホームポジション列の一番いい位置にあるのである。 何と勿体無いことだろうか。

改めてアルファベットの文字頻度表を眺めてみると Colemak のホームポジション列には出現頻度の高い文字ばかり並べられている。 お陰でかなりの確率でホームポジションのまま単語が打ち込めることに感動した。 月配列を始めたときの感覚と似ている。

順位 ポイント 総レ AF GP QZ 達成日 エタイ腕
- 363219 I I I J I 17/05/27 106 (D+)
- 259283 J J - - J 17/05/27 106 (D+)

月配列 K がタイプウェル総合 XG までの道のりの中盤くらいまで来て、また少し停滞気味になってきた。 恐らく自分のポテンシャル的にそろそろかなり上がりにくくなってくるとは思っている。 焦ってやってもイライラするだけで仕方がない。 社説タイピングを毎日欠かさず行い、空いた時間にタイプウェル基本常用語やイータイピングを行うくらいで良いだろう。

最近気になっているのは QWERTY の方の速度低下である。 全くといっていいほどタイピング練習をしておらず、ローマ字も打たないのでますます QWERTY が危うい状態だ。 月配列 K に引きずられて U をタイプするのに J を押してしまう間違いが多発している。

この際だから QWERTY を鍛えるより何か効率的な英語配列を取り入れようと思った。 一番有名なのは Dvorak ではあるが自分はこの配列を取り入れようとしたときに余りにも QWERTY と違いすぎるところが気になっていた。

  • カンマ、ピリオドが QWERTY の W, E の位置 (左上) にある
  • Z, X, C, V の位置が全く違うために各種ショートカット (CTRL + Z, X, C, V) の打鍵感が違ってしまう (HHKB を使っていると CTRL を押しながらこれらのキーを押下するのが快適)

もう少し QWERTY に近い配列は無いものか……と思い探していたら Dvorak の次に有名な配列として Colemak があった。 この Colemak で普段自分がプログラミングする際に打つ単語をシミュレーションしてみたが、なるほどホームポジション率がかなり上がっていい感じに見える。 また、一番いいと思ったのが私が苦手とする P のキーがセミコロンになっていることだ。

Colemak をやったとしたら月配列よりは新たに覚えるキーがかなり少ないので、結構早く上達するだろう。 下手したら 1 カ月足らずで今の QWERTY より速くなってしまうかもしれない。

とはいっても、プログラマであったとしても、仕事では英単語よりも日本語をタイプしている時間の方が長いので日本語配列のほうが重要なのは揺るがない。 なので月配列ほどの熱意をもってやることはないのだが、導入コストが低そうなので気が向いたら気軽に始めてみようとは思った。

ネックとなっていた慣用句・ことわざが解消できた

タイプウェル国語 K 全種目 X

総合が XJ, XI, XH と進んできても長らく SS のままだった慣用句・ことわざを遂に XJ を飛び越して XI まで上げることができた。 これにより基本常用語、カタカナ語、漢字、慣用句・ことわざの 4 種目が全て X レベル、つまり XJ 以上となった。

慣用句・ことわざに関してはどうしても苦手意識が拭えず、慣用句・ことわざの XJ 到達に関しては自分には一生無理だと思っていた時もあった。 未だに普通に流すと SS や SA になってしまうのだが、事実、時間を掛けて鍛錬を続ければ一見到達不能ではないかと思われた目標が達成できたというわけで、これも一つのタイピングの魅力なのではないかと思う。

総合レベルに関してはやっと XH の中間地点に到達できそうな形になってきた。 このままカタカナ語を上げていき、最後に基本常用語か漢字で決めれば総合 XG には到達できそうだ。

繰り返すが私はローマ字を打っていた時は総合 XJ 程度だったので、まさか 3 レベル上の XG にまで到達できそうになるとは思わなかった。 XG に到達した後はタイプウェルからは一旦離れて社説タイピングの方に比重を置いていきたいところだ。

3 週間かかった

タイプウェル国語 K 総合 XH

前回の更新からまるまる 3 週間かかってしまったが、本日ようやくタイプウェル国語 K の総合を XH に更新することができた。 途中 10 日ほど何も更新できない期間が出来てしまい、ちょっとしたスランプに陥った。 流石にこのレベルになってしまうと短期間に連続更新とはいかない。 次の XG も狙ってみたいがこの調子だと 1 カ月以上かかる気がする……。

あとまた慣用句・ことわざが苦手種目のようになってきてしまったので、ここは弱点克服したいところだ。 月配列だとどうしてもシフト側の文字が多くて打鍵に時間がかかってしまう部分はあるのだが、常用が XG 出せているのだからもう少しいけるはずだと思っている。

イータイピング腕試しの方は着々と自己ベストを更新し 3 週間前は 264 だったのが 294 まで上昇することができた。 これにより 300 pt (Fast) も視野に入ってきた。 正直イータイピングかなで 300 pt も出れば「かなり速い」と思っていただけに、いざ自分がその境地にリーチしてしまうと「もうちょっといけるのでは?」と思ってしまうから不思議なものではある。

月配列 K に関しては typing.kojion.com にちょっとした紹介ページを作成したいのだが、変に PHP 化してしまったので修正が面倒でなかなか手が進まないところではある。 私以外に使う人が現れるとは到底思えないが、こういう観点でこのように調整した、というドキュメントがあるだけで月配列に興味を持つ人が増えるのではないか、という目論見はある。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
359 1030272 XH XG XJ XH SS 17/05/10 294 (Good!)
395 1020732 XI XH SS XI SS 17/04/18 264 (S)
430 1011372 XJ XH SA XJ SB 17/04/09 262 (S)
482 1001547 SS XJ SB XJ SC 17/03/23 248 (A+)
- 990055 SA SS SC SA SE 17/03/18 248 (A+)
- 980733 SB SS SD SC SF 17/03/06 234 (A)
- 970091 SC SB SD SC SF 17/03/05 234 (A)
- 961153 SD SC SE SC SG 17/02/20 234 (A)
- 950573 SE SC SG SE SH 17/02/17 216 (A-)
- 941387 SF SE SG SF SH 17/02/13 211 (A-)
- 932774 SG SE SH SG A 17/02/11 195 (B+)
- 920398 SH SG SJ SG A 17/02/07 191 (B)
- 911499 SI SH A SG B 17/02/06 191 (B)
- 901121 SJ SI A SI B 17/02/03 184 (B)
- 881130 A A B A B 17/01/30 184 (B)
- 851088 B B C B C 17/01/27 172 (B-)
- 812285 C C D C D 17/01/24 155 (C+)
- 772154 D D E D E 17/01/23 154 (C+)
- 706261 E E E F F 17/01/21 136 (C)
- 630434 F F F F G 17/01/20 132 (C)
- 550947 G G G G I 17/01/19 112 (C-)
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)
- 0 - (練習開始日) 17/01/14 55 (E+)

常に Google スプレッドシートで集計を行っているが、上旬に対して 平均 CPM が 4.4 上昇し 103.3 となった。 上旬の成績は慣れていなかった分もあるので「4.4 も上がった」と手放しで喜ぶことは出来ない。 まだ平均が 1 級 (104) に少し届かない感じだが、次は 1 級に届くようにしたいところだ。

タイプウェルよりもこの社説タイピングの比率を上げているのもあって、先旬の成績の悪かった社説 (準 1 級のもの) も全て復習が完了してしまった。 やることが無くなるのは辛いが、かと言って毎日新聞もやろうとすると負担が大きくなるし個人的にいろいろ手を広げるよりは同じ文章を繰り返し打ったほうが練習効果が高いと思っているので、時間が余ったら成績が特に悪くなかった社説も復習することにする。

自分のローマ字より速くなった

タイプウェル国語 K 総合 XI

9 日前にタイプウェル国語 K 総合 XJ を達成してから社説タイピングに比重を置くようにしたのでタイプウェルを行う回数は極端に減ったのだが、それにも関わらず前回から 9 日でタイプウェル国語 K の総合レベルを更新してしまった。 自分のローマ字の記録が総合 XJ だったのでそれより速くなってしまった。

今回思ったのは、タイプウェルのレベルを上げたいからといってタイプウェルばかりやるのは必ずしも良いとは言えないという事だ。 タイプウェルは 15 位以内の成績がコンスタントに出せているうちはやっていてもモチベーションが続くのだが 100 位以下が殆どで 15 位以下がたまに出るといった感じになってしまうと回すのが正直嫌になってしまうのも確かだ。 社説タイピングに関しては凄く楽しいということがない代わりに嫌になるということもなく淡々と続けていけるので、モチベーションを保つという意味ではこちらの方がいいのかもしれないと思った。

それにしても月配列を始めて 3 カ月ちょっとで自分のローマ字を抜けるとは思わなかった。 自分自身タイピングのセンスがあるわけでもなく若くもないのだがここからどれだけ無理なく先に進んでいけるのか興味があるので、今まで通り社説タイピングを続けつつ少しずつタイプウェルも先に進めていきたいところだ。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
395 1020732 XI XH SS XI SS 17/04/18 264 (S)
430 1011372 XJ XH SA XJ SB 17/04/09 262 (S)
482 1001547 SS XJ SB XJ SC 17/03/23 248 (A+)
- 990055 SA SS SC SA SE 17/03/18 248 (A+)
- 980733 SB SS SD SC SF 17/03/06 234 (A)
- 970091 SC SB SD SC SF 17/03/05 234 (A)
- 961153 SD SC SE SC SG 17/02/20 234 (A)
- 950573 SE SC SG SE SH 17/02/17 216 (A-)
- 941387 SF SE SG SF SH 17/02/13 211 (A-)
- 932774 SG SE SH SG A 17/02/11 195 (B+)
- 920398 SH SG SJ SG A 17/02/07 191 (B)
- 911499 SI SH A SG B 17/02/06 191 (B)
- 901121 SJ SI A SI B 17/02/03 184 (B)
- 881130 A A B A B 17/01/30 184 (B)
- 851088 B B C B C 17/01/27 172 (B-)
- 812285 C C D C D 17/01/24 155 (C+)
- 772154 D D E D E 17/01/23 154 (C+)
- 706261 E E E F F 17/01/21 136 (C)
- 630434 F F F F G 17/01/20 132 (C)
- 550947 G G G G I 17/01/19 112 (C-)
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)
- 0 - (練習開始日) 17/01/14 55 (E+)

最初金曜日を締め日として集計を行うつもりだったのだが、それだと例えば社説タイピングの実施をサボっていた場合などに集計対象の社説数の幅が大きくなってしまう。 その為、社説自体を上旬、中旬、下旬で区切って、実施日は関係なくその期間分の社説をこなした時点で集計を行う方針とした。

また Blog に記録を行う予定だったのだがタイプウェルの記録と違って集計を行う必要が出てきた為 Google スプレッドシートにまとめることにした。 これなら閲覧権限のみ付与した状態で全体的に公開することが出来るので、普通に Blog にアップしたのと同じような感じで使える。 Google スプレッドシートは初めて真面目に使用したが Excel が普通に使えればほぼ違和感なく使えるのもありがたい。

どんな習慣でも言えるのだが、とりあえず四の五の言わずに 3 ヶ月は続けてみることが重要だと思う。 そうすれば普段の生活の一部として自然と実施することができるようになるし、いろいろと真実が見えてくるはずである。

朝日新聞か毎日新聞が良いか

さて、タイプウェル FT を使用した社説タイピングを行おうということになったのだが、どのように進めればよいのかの検討を行っていた。 社説に使えそうな新聞は少なくとも 6 社あるが、間が空いてしまったときなどのためにある程度遡ってバックナンバーが閲覧できるものの方が向いていると言える。 どうも朝日新聞と毎日新聞が結構遡れるようだが、他の新聞は 1 週間程度しか遡れないようだった。

自分は全部の新聞を回すほどの打鍵速度と時間が取れないので、とりあえず朝日新聞社説に絞って練習を開始することにした。

全角英数字とスペースを変換

社説には全角英数字や全角スペースが含まれているが、自分はプログラマなのもあって普段使いでも常に半角英数字・スペースを使用している。 なので社説に含まれているからと言ってそれをそのまま打とうとすると「社説のためだけにキーを調整する必要」が出てきてしまう。 実践的な練習を狙っているはずなのにこれでは本末転倒である。

全角文字を半角文字に変換してくれるサイトは幾つかあったが、自分はこの全角半角変換ツールで「数字」「英字」「空白」を半角変換したのちタイプウェル FT に取り込み、使用してみた。 ちなみに「カナ」まで変換してしまうとカギカッコまで半角変換されてしまうので良くない。

2, 3 個流してみた結果

キリが良いので 4/1 の社説から始めてどんどん追いついていこうと思ったが、上記の全角半角変換ツールで変換した結果で全く問題なく練習できているので、同様の悩みを抱えている方にはお勧めかもしれない。 自分の打鍵速度では 1 つ流すのに 10 分程度かかってしまい 1 日に社説が 2 個あるのでその日の分だけ 1 回通すのも最低 20 分はかかるということになる。 これがどう出るかといったところだ。

2, 3 個流してみて、確かに変換がある分普通のタイピングソフトよりも考えることが多く、実践的な練習が出来ている印象を受けた。 ある程度続けてみてこの感想がどう変わるかも確認したいところだ。

SS から 2 週間以上かかった

タイプウェル国語 K 総合 XJ

練習自体は欠かさず続けていたのだが、総合 SS からなかなか新記録樹立することができずに時間ばかりが過ぎていき、本日ようやく常用 XH を達成しタイプウェル国語 K の総合が XJ となった。 私が JIS かなを打っていた時のローマ字の最高記録が総合 XJ の為、ローマ字の記録に並んだことになる。 ちなみにローマ字自体は 15 年以上のキャリア (仕事で使用) があるのだが、XJ 以降はそれなりの時間をかけて鍛錬しないと難しいように感じた。

ここまで上げて感じたことは、タイピングにおいては本人の適性の方が重要であり文字入力の配列を何にしようがそこまでの差は出ないということだ。 勿論 JIS かなや月配列を使用することで打鍵数自体は削減されるので、指への負担は少なくなるという意味で普段使いにおいては差が出てくることは注釈しておく。

このままタイプウェルで更なる高みを目指すのもいいのだが、自分としては配列練習を始めてから 3 ヶ月以内に総合 XJ というのは十分満足なものであった。 これからはタイピング競技としての速度よりもより生活に密着した実用的なタイピング練習をしたいと思う。 そこで、かねてから気になっていた「社説タイピング」というものを試しにやってみることにしたい。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
430 1011372 XJ XH SA XJ SB 17/04/09 262 (S)
482 1001547 SS XJ SB XJ SC 17/03/23 248 (A+)
- 990055 SA SS SC SA SE 17/03/18 248 (A+)
- 980733 SB SS SD SC SF 17/03/06 234 (A)
- 970091 SC SB SD SC SF 17/03/05 234 (A)
- 961153 SD SC SE SC SG 17/02/20 234 (A)
- 950573 SE SC SG SE SH 17/02/17 216 (A-)
- 941387 SF SE SG SF SH 17/02/13 211 (A-)
- 932774 SG SE SH SG A 17/02/11 195 (B+)
- 920398 SH SG SJ SG A 17/02/07 191 (B)
- 911499 SI SH A SG B 17/02/06 191 (B)
- 901121 SJ SI A SI B 17/02/03 184 (B)
- 881130 A A B A B 17/01/30 184 (B)
- 851088 B B C B C 17/01/27 172 (B-)
- 812285 C C D C D 17/01/24 155 (C+)
- 772154 D D E D E 17/01/23 154 (C+)
- 706261 E E E F F 17/01/21 136 (C)
- 630434 F F F F G 17/01/20 132 (C)
- 550947 G G G G I 17/01/19 112 (C-)
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)
- 0 - (練習開始日) 17/01/14 55 (E+)

タイプウェル国語 K 総合 SS

ようやく「才能の世界」突入

タイプウェル国語 K の総合が SS となった。 タイプウェルによると SS から XB までは Genius と定められており「才能の世界」と位置づけられている。 つまりどこまで上がれるのかは今後の自分の努力と才能次第という事になった。

ちなみにローマ字では XJ まで到達できたことを確認済みなので、間違いなくその近辺 (XG あたりまで?) までは可能なはずである。 ローマ字に関しては JIS かなが自分のローマ字を抜くことが出来るレベルを計測する意味でやっていたので、実はもっといけるのかもしれない。 それはやってみないと分からないが……。

今の「ゼロから始めて 2 ヶ月強で総合 SS 達成」は自分としては破格のペースで達成できたように感じた。 ここまでの道のりにおいて配列改造 (月配列 K) を入れてしまったところで大きく減速してしまったので、一直線に SS を目指していたら 2 ヶ月で達成できていただろう。

だが月配列 K に寄り道したのはいろいろと学べたことも多かったので結果的に良かったといえる。 月配列 K の連続シフトミス削減に関する改善には満足しているし、何より長音が右手小指担当ではなくなったのが良い。 「ち」の 7 キー移動に関しては多分他の方からすると疑問なのかもしれないが、自分としては右手小指連続パターンを減らせただけで満足である。

今後の展望として、まずは総合 XJ を目指すがこのペースであれば 3 ヶ月以内に達成できるはずだ。 実用範囲以上の速度が 3 ヶ月以内の鍛錬で身につくのであれば大満足といえる。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
- 1001547 SS XJ SB XJ SC 17/03/23 248 (A+)
- 990055 SA SS SC SA SE 17/03/18 248 (A+)
- 980733 SB SS SD SC SF 17/03/06 234 (A)
- 970091 SC SB SD SC SF 17/03/05 234 (A)
- 961153 SD SC SE SC SG 17/02/20 234 (A)
- 950573 SE SC SG SE SH 17/02/17 216 (A-)
- 941387 SF SE SG SF SH 17/02/13 211 (A-)
- 932774 SG SE SH SG A 17/02/11 195 (B+)
- 920398 SH SG SJ SG A 17/02/07 191 (B)
- 911499 SI SH A SG B 17/02/06 191 (B)
- 901121 SJ SI A SI B 17/02/03 184 (B)
- 881130 A A B A B 17/01/30 184 (B)
- 851088 B B C B C 17/01/27 172 (B-)
- 812285 C C D C D 17/01/24 155 (C+)
- 772154 D D E D E 17/01/23 154 (C+)
- 706261 E E E F F 17/01/21 136 (C)
- 630434 F F F F G 17/01/20 132 (C)
- 550947 G G G G I 17/01/19 112 (C-)
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)
- 0 - (練習開始日) 17/01/14 55 (E+)

タイプウェル国語 K 総合 SA

2 週間近くぶりの更新

月配列 K が調整を何度も入れたりと若干迷走していたのだが、先日ようやく落ち着き、練習し続けて本日ようやくタイプウェル国語 K の総合レベルを SA に更新することができた。

配列に関しては完全に満足しているわけではないのだが、何度も弄っているうちに「どれだけ調整を加えてもあちらが立てばあちらが引っ込む」という具合で大して建設的ではないと考えるようになった。 というわけで月配列 K 20170313 版でずっと戦っているし、もう変えないだろう。

未だに慣用句・ことわざが JIS かなの時の成績より悪いのが気になる。 月配列はどうしても慣用句・ことわざになるとシフト側の文字が多く減速してしまうのは避けられないようだ。 「を」をアンシフト側に出せば少し改善されるのだが、その案は既に試した結果却下した。

Genius レベルの SS 及び X レベル登竜門の XJ が射程に入ってきた。 特に XJ は私がローマ字で到達したレベルなので自分にとって重要な意味を持つものだ。 毎日継続的に練習してこれらのレベルへの到達を少しでも早めたいところだ。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
- 990055 SA SS SC SA SE 17/03/18 248 (A+)
- 980733 SB SS SD SC SF 17/03/06 234 (A)
- 970091 SC SB SD SC SF 17/03/05 234 (A)
- 961153 SD SC SE SC SG 17/02/20 234 (A)
- 950573 SE SC SG SE SH 17/02/17 216 (A-)
- 941387 SF SE SG SF SH 17/02/13 211 (A-)
- 932774 SG SE SH SG A 17/02/11 195 (B+)
- 920398 SH SG SJ SG A 17/02/07 191 (B)
- 911499 SI SH A SG B 17/02/06 191 (B)
- 901121 SJ SI A SI B 17/02/03 184 (B)
- 881130 A A B A B 17/01/30 184 (B)
- 851088 B B C B C 17/01/27 172 (B-)
- 812285 C C D C D 17/01/24 155 (C+)
- 772154 D D E D E 17/01/23 154 (C+)
- 706261 E E E F F 17/01/21 136 (C)
- 630434 F F F F G 17/01/20 132 (C)
- 550947 G G G G I 17/01/19 112 (C-)
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)
- 0 - (練習開始日) 17/01/14 55 (E+)

ある程度慣らさないと分からない配列変更の効果

さて、月配列 K 20170310 版で暫く慣らしてきてタイプウェルの常用でも SS を出せる程に速度が回復してきたわけだが、訳あって以前の版である月配列 K 20170301 版に近いものに戻す事にした。

理由は幾つかあるのでこの後述べるのだが、自分が変更した当初の感覚がキーに馴染んでいないのでそう感じるのか、それとも絶対的な感覚としてそう思うのかがハッキリと分からないので、どうしても暫く使い込んでみないと真価が分からず判断がつかないという辛みはあった。

「も」と「ら」がどう配置しても綺麗にならない

月配列 K 20170310 版の話であるが、月配列 K の左手側の配置は「これしかない」といった感じで決まってしまっているので出来ることとしては「も」「ら」「ー」「を」の位置を弄くり回すことぐらいであった。 だが、弄くり回していくうちに以下のことが分かってきた:

  • 「も」と「ら」を同指異鍵にすると「もらう」が凄く打ちにくい (※ 2-263 でも若干打ちにくい)
  • 「ら」を中指担当にすると「いら」「らい」が打ちにくい
  • 「ら」と「ー」を同指異鍵にすると「ラー」「ーラ」が打ちにくい

これを素直に実現すると「ーら」「もを」などの配置になってしまい、「ら」が薬指に来てしまう上、後述するが「ら」か「も」が句読点の位置に来てしまう。

句読点のキーは言うほど押しやすくない

私は漫然と句読点のキーは左手でいうところの XC キーにあたるので普通に打ちやすいキーだと思っていたのだが、やってみると思ったより打ちにくく、かつ慣れない。 最上段の 8, 9 キーの方が打ちやすいと感じてしまったほどである。

ただ Dvorak 配列を見ると句読点にあたるキーに W, V が配置されており、これは左手側の Q, J よりは頻度が高くなっている。 Dvorak の場合は左手に母音が集中して並べられているのでその兼ね合いもあるだろうから一概には言えないところではあるが、そうはいっても W, V も頻度としては低いため下段の中指、薬指は「打ちにくい」と評価されているのが分かる。

想像するに Qwerty や JIS かなで慣らしている通り ,, . のキーは句読点を打って文をしめるものだというのが指に染み込んでいるからかもしれない。

シフト打鍵の功罪

句読点のシフト打鍵は JIS かなでもやっていたのでそこまで問題ではなかったのだが、これも以前このように考察していた:

今回の月配列 K では読点をシフトキーを押しながら押下するというオペレーションにしているが、「す」が左手小指の担当なので「す。」がイマイチ快適ではない。 だが、「す。」の時は「す」の時点で SHIFT + す で押下し、そのまま「。」を押下する、という事で素早く打てる。 とりあえずこれで凌ぐことにする。

この「す。」だが、そう打とうと思っている時は問題なく出来るが、すぐ忘れてしまう。 そして私はそんなに器用な人間ではないので、こういう法則を瞬時に行うのがどうしても後手に回っていた……。 あとタイプウェルの頻度が高まっていたので「す。」自体をあまり打たず、普段使いやイータイピング長文で打たされて苦痛に感じることはあった。

2-263 式の形を出来るだけ残すという方針に戻す

以上により、句読点をシフト打鍵化してそこに単打のかなを放り込む、という試みは多少は効果があったのかもしれないが総合的にみると微妙なところでは、という結論に至った。 タイプウェルに関してはどうか分からないが、普段使いに関して言えば上記の通り悪化してしまったポイントもあった為、悩んだ末以前の版に近いものに戻すことにしたわけだ。

1 点、月配列 K 20170301 版では 2-263 式の「そ」を「せ」の方が僅かに出現頻度が高いから、という理由で交換していたのだが、今回の機会に 2-263 式の元の位置に戻すことにした。 「せ」が単打に来た利点に対し運指が若干悪化するという欠点もあり (「せかせか」「世間」などが打ちにくい) 、優劣としては微妙なところではあったのでオリジナルの 2-263 式の配置を尊重することにした。

何度も繰り返し書いてはいるが、オリジナルの 2-263 式の配置は実によく出来ており、このように配置をちょっと変えてバランスを崩した時にそれがよく分かる。

月配列 K

/* 単打 */
[
  |ふ|ら|ゅ|ゃ|  |ち|も|ー|  |  |
そ|こ|し|て|ょ|つ|ん|い|の|り|  |
は|か|  |と|た|く|う|  |゛|き|れ|
す|け|に|な|さ|っ|る|、|。|゜|・|
]

[d],[k][
ぅ|ぁ|ぃ|ぇ|ぉ|  |  |  |  |  |  |
  |ひ|ほ|  |め|ぬ|え|み|や|  |「|
  |を|  |あ|よ|ま|お|  |わ|ゆ|」|
  |へ|せ|  |  |む|ろ|ね|  |  |  |
]

月配列 K のアイデンティティ

当初の金看板であった「中指シフト自体にはキーを配置しない」は十分効果があったことを身をもって実証できた。 自分としても打っている時に「あぁ、今シフト 2 回打ってしまった」という時が何度かあったのだが、オリジナルの月配列だと異なる文字が出力されているところがそうならない。 しかし何回「ら」と「も」を引っ越ししてきたことだろうか……。

それに比べて「ふ」「ゅ」「ゃ」とシフト面の「ぅぁぃぇぉ」は最初の設計から動かしていない。 「にゅ」「ちぇ」がちょっとまずいが、それにしても「しゅしゃ」と「ふぁぃぇぉ」の打ちやすさを考えればそこまで気にならない。

やはり私のような配列に関する知識が乏しい者が元の配列の良さを壊すまでの位置の置き換えをするのはいいアイデアではないようだ。 この後特に際立った不満がなければ、月配列 K はこれで固定とする。 あったとしてもシフトキーを利用した記号の入力を取り入れるくらいのものである。

「ら」はカタカナ語においては頻出する

昨日こんなことを書いた:

「もらう」が打ちやすくなるからと配置した「ら」の位置が実は良くない事に気づいた。 「ら」と「ー」が同指異鍵になっているが、このパターンが結構出てくるし打ちにくいのである。 「コーラ」「ラーメン」「カラー」等である。 「もらう」よりも断然こちらの方が出てくる。

これは恐らく合っており、タイプウェルのカタカナ語を何度か立ち上げてみても「ら」は結構出てくる。 一般的に「ら」よりも「も」の方が頻度が高いのだが、カタカナ語に関して言えば「ら」の方が多いのでは、という推測を立てた。 日本語にすると「も」は「mo」ぐらいしかないが、「ら」は「la」「ra」があるし「le」「lo」もたまにあるからだ。

長音との結びつきを考えた場合、「も」は「モード」「モール」「モーション」などあり「も」もなかなか侮れないが、「ーも」のパターンは少ない。 「スーモ」ぐらいしか思いつかない。 つまり、「ー」の近くには「も」ではなく「ら」がある方が良いのではないかと考えた。 月配列 K だとカタカナ語を打っている時は左手の重心が高めになるので、この修正で右手もカタカナ語の時は重心が高めになるのではないか。

あと、同指異鍵となる「い」との結びつきも考えた。 「ら」は「依頼」「雷神」「イラク」などあるが「も」は「芋」「アモイ」などとなっている。 迷う所だが若干「ら」の方が優位に思える。 「い」の近くに「ら」を置いたほうがいい。

今回のような調整になってくると正直微妙な差であり、これを行うことにより上記のように取りこぼしてしまうワードもあるのだが、試行錯誤で何度もやってきた通りある程度は仕方がない。 自分が何を重視するかで決めていったほうがいい。

最終型

/* 単打 */
[
  |ふ|せ|ゅ|ゃ|  |ち|ら|ー|  |  |
そ|こ|し|て|ょ|つ|ん|い|の|り|  |
は|か|  |と|た|く|う|  |゛|き|れ|
す|け|に|な|さ|っ|る|も|を|゜|・|
]

[d],[k][
ぅ|ぁ|ぃ|ぇ|ぉ|  |  |  |  |  |  |
  |ひ|ほ|  |め|ぬ|え|み|や|  |「|
  |  |  |あ|よ|ま|お|  |わ|ゆ|」|
  |へ|  |  |  |む|ろ|ね|  |  |  |
]

-shift[
!|”|#|$|%|&|’|(|)|  |=|~|¥|
  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |@|[
  |  |  |  |  |  |  |  |  |;|:|]
  |  |  |  |  |  |  |、|。|?|_|
]

重心が下段に寄っているのに違和感

さて、早速定義した配列で試し始めたわけであるが、「せ」「そ」の位置は流石に 2-263 に近い位置というべきか、すんなりとはまった感じがした。 しかし何故か「も」の位置にしっくり来ない。 「も」も「ら」も下段に行ってしまったので、右手の重心が妙に下段に寄ってしまっている……。 月配列 K は特に左手が上段寄りの配列になっているので、左手との落差が激しくなってしまっていた。

そこで「も」を上段に移動、逆に「を」を下段に持ってくる事にした。 「を」は助詞なので何となく下段の「。」の位置にあるのがしっくり来る。

「ら」の位置が悪い

「もらう」が打ちやすくなるからと配置した「ら」の位置が実は良くない事に気づいた。 「ら」と「ー」が同指異鍵になっているが、このパターンが結構出てくるし打ちにくいのである。 「コーラ」「ラーメン」「カラー」等である。 「もらう」よりも断然こちらの方が出てくる。

そもそも「ら」はカタカナ語にもよく出てくるし「ラー」「ーラ」どちらでも相性が悪くなっているのが問題なのである。 「ー」と同指にするのであれば「を」の方が良かった。 「を」の場合は「ーを」のパターンしかなく被害が少ない。 タイプウェルに関してだけ言えばカタカナ語で「ヲ」が出ないので実質パターンとして無いことになる。

最終型

/* 単打 */
[
  |ふ|せ|ゅ|ゃ|  |ち|も|ー|  |  |
そ|こ|し|て|ょ|つ|ん|い|の|り|  |
は|か|  |と|た|く|う|  |゛|き|れ|
す|け|に|な|さ|っ|る|ら|を|゜|・|
]

[d],[k][
ぅ|ぁ|ぃ|ぇ|ぉ|  |  |  |  |  |  |
  |ひ|ほ|  |め|ぬ|え|み|や|  |「|
  |  |  |あ|よ|ま|お|  |わ|ゆ|」|
  |へ|  |  |  |む|ろ|ね|  |  |  |
]

-shift[
!|”|#|$|%|&|’|(|)|  |=|~|¥|
  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |@|[
  |  |  |  |  |  |  |  |  |;|:|]
  |  |  |  |  |  |  |、|。|?|_|
]

「す。」がイマイチな問題

今回の月配列 K では読点をシフトキーを押しながら押下するというオペレーションにしているが、「す」が左手小指の担当なので「す。」がイマイチ快適ではない。 だが、「す。」の時は「す」の時点で SHIFT + す で押下し、そのまま「。」を押下する、という事で素早く打てる。 とりあえずこれで凌ぐことにする。

そういえば JIS かなでも「た。」が打ちにくいように思う。 この場合は右シフトを使うのだろうか。 自分が JIS かなで打っていた時は左シフトしか使っていなかったので、恐らくタイムロスしてしまっていただろう。

最初に書いておくが、今回のカスタマイズは今までのシフトミスを減らすといったものではなく、タイプウェルでの火力アップを狙った極めて攻撃重視のものである。

月配列 K 20170301 版

月配列 K は 3 月 1 日で一応の完成をみた。 それが以下のような配列であった:

/* 単打 */
[
  |ふ|ら|ゅ|ゃ|  |ち|も|ー|  |  |
せ|こ|し|て|ょ|つ|ん|い|の|り|  |
は|か|  |と|た|く|う|  |゛|き|れ|
す|け|に|な|さ|っ|る|、|。|゜|・|
]

[d],[k][
ぅ|ぁ|ぃ|ぇ|ぉ|  |  |  |  |  |  |
  |ひ|ほ|そ|め|ぬ|え|み|や|  |「|
  |を|  |あ|よ|ま|お|  |わ|ゆ|」|
  |へ|  |  |  |む|ろ|ね|  |  |  |
]

この配列で 1 週間ほど打って速度を完全に取り戻し、昨日総合 SB を取るに至ったのは書いたとおりである。 だが、細かく言うとあと 2 つほど単打面に欲しい文字があったのだが、「もう単打面にスペースがない」と諦めていた。

「そ」をシフト面に移動したことで増えた苦手ワード

前回までの月配列 K では「そ」を「せ」と交換しシフト面に移動していた。 これにより「全然」「ぜいぜい」などは凄く打ちやすくはなったのだが、代わりに「そこそこ」「ぞくぞく」なとのワードは打ちにくくなった。 それでも「そ」は「せ」よりは頻度が少ないので納得はしていたのだが、全く気にならないわけではなかった。

慣ことで頻出する「を」

タイプウェルに関して言えば「を」はほぼ慣用句・ことわざでしか出てこない。 逆に言うと、慣用句・ことわざでは「を」が頻出する。 つまり慣用句・ことわざを攻略するのに「を」が高速打鍵できる事は必須要件なのである。

月配列 2-263 式における「シフト面の中指シフトの隣りにある文字」は「あ」「お」「わ」「を」がある。 私はこれらの文字をアルペジオで打鍵している。 その方が高速打鍵できるだろうというのもあるし、ホーム段の過剰な交互打鍵は「今自分がどこを打っているのか分からない」というミスに繋がるからだ。 このうち「あ」「お」に当たる DFKJ はかなり高速で打鍵できる印象で、シフト面にあってもそこまで減速している感はない。 「わ」の KL はまあまあといった印象だが「あ」「お」ほど強くはない。

だが「を」の DS がどうしても苦手だった。 利き手が右手だからというのもあるかもしれない。 タイプウェルだと各かな別の打鍵速度が見れるのだが、やはり「を」が遅い。 だが「を」はかな頻度表を見ても結構上位にある文字で「わ」よりも頻度が多いのである。

もしこのままいくのであれば「を」を交互打鍵するように練習し直すつもりだった。

ヒントは JIS かなにあった

しかし、もう単打できるキーなど残されていない……。 そう思って自分の MacBook の JIS キーボードを見ていた。

JIS かなでは本当に配置できるところ全てにかなが打ちにくかろうが関係なく配置されている。 右手小指担当の位置にとんでもなくたくさんのかなが配置されており右手小指を痛める原因となっている……これは良くない。 そして、キーボード右下の位置も全て配置されている。 「ね」「る」「め」「ろ」……そういえば「め」の位置は 2-263 では「゜」(半濁音) だ……。 しかし、句読点の位置にもかなを配置するとは……。 JIS かなでは句読点はシフトキーを押しながら打っていた。 最初慣れなかったがすぐに身についたものではあった。

……とそこまで考えて閃いた。 なるほど、句読点は JIS かなと同じようにシフトキーを用いて打鍵すればよいではないか!

シフトキーを用いた打鍵というのは乱用しだすと高速打鍵時のシフトミス (シフトを離していたつもりが離せていなかった) に繋がる。 新 JIS 配列がいい例だろう。 だが、句読点だけに絞ればその心配はない。 句読点を連続打鍵することはないわけだし、シフトが離せていなかったとしても記号が割り振られていないキーを押した時は普通に単打面のかなが出力されミスにならない。

まとめると句読点を含めた記号に当たる文字はシフトキーを用いて出力する。 これが月配列 K の 2 度目の大幅改造の方針である。

「そ」を 2-263 の位置に戻した後の「せ」

「そ」に関してであるが、もし「そ」と「せ」両方共アンシフト面に出せるのであれば、「そ」は 2-263 の位置に戻そうと考えていた。 2-263 の「そ」の位置はよく出来ており、「そこそこ」「ぞくぞく」等とても打ちやすい。 ここに「せ」を置いた場合も大体のワードは良いのだが「せかせか」「世間」がやや打ちにくいというのはあった。 代わりに「せ」をどこに置くか、という所で最初に考えたのは句点の部分に置く案だ。 試しに ,lというアルペジオを打ってみる……まぁ悪くはない。

だが、「全然」というワードを打ってみてその気は消え失せた。 何故かよくわからないが打ちにくい。 ,lu と打った所で一拍置いて ,lu と打つような打鍵となってしまう。 「じんじん」(elieli) と打ち比べてみると顕著である。

ということで、やはり「せ」は新 JIS (2-263) の位置に近いほうが良かろう、という考えで 3 のキーに移動した。 そこに既に置いていた「ら」の移動先を考えなければならない。

「を」「も」「ら」

「も」は 8 のキーに置いていたわけだが、「も」がここだと「ら」を句読点のどちらに置いても「貰う」が打ちにくい。 そもそも句点のいい位置が空いたのでここに「も」を移動してくるのがいい。 「も」の方が「ら」より頻度が高いし、同指異鍵パターンはそこまで気にならない。 ということで読点の方には「ら」を置くことにする。 「もらう」が流れるように打てる。「らも」の方が打ちにくいが「~らも」「ラモス」位しか思い浮かばないから「貰う」の方が強いとみる。 何より「も」を句点に置いてしまうと「もの」「飲もう」が同指異鍵になってしまい良くない。「野良」「からの」よりは重要と思う。 空いた 8 のキーの位置には「を」を配置。 「を」はどこに置いても同指異鍵パターンが発生してしまうのは仕方がない。 「ー」と同じである。

月配列 K

/* 単打 */
[
  |ふ|せ|ゅ|ゃ|  |ち|を|ー|  |  |
そ|こ|し|て|ょ|つ|ん|い|の|り|  |
は|か|  |と|た|く|う|  |゛|き|れ|
す|け|に|な|さ|っ|る|も|ら|゜|・|
]

[d],[k][
ぅ|ぁ|ぃ|ぇ|ぉ|  |  |  |  |  |  |
  |ひ|ほ|  |め|ぬ|え|み|や|  |「|
  |  |  |あ|よ|ま|お|  |わ|ゆ|」|
  |へ|  |  |  |む|ろ|ね|  |  |  |
]

-shift[
!|”|#|$|%|&|’|(|)|  |=|~|¥|
  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |@|[
  |  |  |  |  |  |  |  |  |;|:|]
  |  |  |  |  |  |  |、|。|?|_|
]

タイプウェル国語 K 総合 SB

昨日ようやく月配列 K も月配列 2-263 式と同等レベルで打てるようになってきて記録更新できたが、何と今日また更新してしまった。 SB という事で、既に JIS かなで築いた最終記録を打ち破った。 この次の目標としては自分のローマ字の記録の総合 XJ に到達することとしたい。

たまたまかもしれないのだが、ワードがうまくはまって基本常用語が 3.5 秒も短縮できたのでほぼそのお陰である。 タイプウェルは基本常用語に 2 倍の重みがついているので、基本常用語を高めに維持していくのがレベルアップする上で効率がいい。

ようやく GANGAS に投稿できるようにはなったが、慣用句・ことわざが JIS かなの SC の時よりも成績が低くなってしまっている。 金曜日の投稿までになるべく慣用句・ことわざの苦手を克服していきたいところだ。

ちなみに唯一カタカナ語だけ更新できていないのは、まだ移動したキーが完全に馴染んでおらずカタカナ語の時が一番移動したキーが出てくるのでどうしても遅れをとってしまっていることが原因だ。 このあたりも反復練習でなるべく解消していきたい。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
- 980733 SB SS SD SC SF 17/03/06 234 (A)
- 970091 SC SB SD SC SF 17/03/05 234 (A)
- 961153 SD SC SE SC SG 17/02/20 234 (A)
- 950573 SE SC SG SE SH 17/02/17 216 (A-)
- 941387 SF SE SG SF SH 17/02/13 211 (A-)
- 932774 SG SE SH SG A 17/02/11 195 (B+)
- 920398 SH SG SJ SG A 17/02/07 191 (B)
- 911499 SI SH A SG B 17/02/06 191 (B)
- 901121 SJ SI A SI B 17/02/03 184 (B)
- 881130 A A B A B 17/01/30 184 (B)
- 851088 B B C B C 17/01/27 172 (B-)
- 812285 C C D C D 17/01/24 155 (C+)
- 772154 D D E D E 17/01/23 154 (C+)
- 706261 E E E F F 17/01/21 136 (C)
- 630434 F F F F G 17/01/20 132 (C)
- 550947 G G G G I 17/01/19 112 (C-)
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)
- 0 - (練習開始日) 17/01/14 55 (E+)

月配列 K になってからの初めてのレベルアップ

タイプウェル国語 K 総合 SC

月配列 2-263 式を四段配列にカスタマイズした月配列 K の慣らしを行っていた為、前回の SD から 2 週間経ってのタイプウェル国語 K 総合レベルアップとなった。 JIS かなの時の最終レベルは SC であり 5 ヶ月半かかったので、月配列 K に寄り道したとはいってもまだ 3 倍速でのレベルアップという事になっている。 次の SB から JIS かなの成績を越えるので GANGAS への記録送信を再開できる。

月配列 K だが、火力もあるのだが元々はそれを狙った配列というよりは通常使用時の打鍵ミスによる連続シフトミスを減らすという意図のものである。 今のところその目的が達成できているのを確認したので効果としては満足である。

月配列 K だと中指シフトに文字を割り当てていないので何回中指シフトを押してもシフト状態が継続されるだけでミスにならない。 私はシフト側の文字を打鍵する際に間違えてシフトを 2 回押してしまうといったミスをしてしまうことば何回かあったが、その際に月配列 2-263 式で気になった連続シフトミスが月配列 K では起こらない。 これは自分にとっては歴然とした差なのである。

タイピングゲームでの打鍵速度・効率差は結果が値として分かりやすく表示されるのでどうしても目を奪われがちであるが、本来配列というのは「道具としての使いやすさ」に主眼が置かれるべきはずである。 今後もう少し打鍵速度が出てきたら、業務の議事録などで使用した上での感触等を踏まえてこの辺りを説明できればと思う。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
- 970091 SC SB SD SC SF 17/03/05 234 (A)
- 961153 SD SC SE SC SG 17/02/20 234 (A)
- 950573 SE SC SG SE SH 17/02/17 216 (A-)
- 941387 SF SE SG SF SH 17/02/13 211 (A-)
- 932774 SG SE SH SG A 17/02/11 195 (B+)
- 920398 SH SG SJ SG A 17/02/07 191 (B)
- 911499 SI SH A SG B 17/02/06 191 (B)
- 901121 SJ SI A SI B 17/02/03 184 (B)
- 881130 A A B A B 17/01/30 184 (B)
- 851088 B B C B C 17/01/27 172 (B-)
- 812285 C C D C D 17/01/24 155 (C+)
- 772154 D D E D E 17/01/23 154 (C+)
- 706261 E E E F F 17/01/21 136 (C)
- 630434 F F F F G 17/01/20 132 (C)
- 550947 G G G G I 17/01/19 112 (C-)
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)
- 0 - (練習開始日) 17/01/14 55 (E+)

2-263 の右手小指連続がどうしても気になっていた

昨日「これで懸念点は無くなった」と言っていたのだが、やはり「ち」の対処が気になってしまっていた。 そこで「7」のキーの位置に移した。 「ら」ほどの頻度は無いのでそれほどの違和感はない。 「ぢ」が若干打ちにくいが許容範囲内だし「ぢ」は頻度がかなり少ない。 注釈するが 2-263 の位置でも「ぢ」は気持ちよく打てない。 また、右手人差し指が連続するのは小指よりは遥かに気にならない。

/* 単打 */
[
  |ふ|ら|ゅ|ゃ|  |ち|も|ー|  |  |
せ|こ|し|て|ょ|つ|ん|い|の|り|  |
は|か|  |と|た|く|う|  |゛|き|れ|
す|け|に|な|さ|っ|る|、|。|゜|・|
]

[d],[k][
ぅ|ぁ|ぃ|ぇ|ぉ|  |  |  |  |  |  |
  |ひ|ほ|そ|め|ぬ|え|み|や|  |「|
  |を|  |あ|よ|ま|お|  |わ|ゆ|」|
  |へ|  |  |  |む|ろ|ね|  |  |  |
]

これでまた打鍵速度が下がってしまったので、モチベーション維持が大変ではある……。 あまり気張らずに継続的に練習していければと思う。

「そ」の位置が悪い

昨日の記事で「そ」を 2-263 の「せ」の位置に移動したと書いたが、これがあまり良くなかった。 私は同指連続パターンのみ考えていたが、下段に「そ」を置いてしまうと左手が上下移動するパターンが増えてしまうのである。 例えば「そこそこ」「こそこそ」「阻止」「素質」「空」などである。 つまり 2-263 (新 JIS 配列) で「そ」が上段にあったのは理由があったわけだ。

しかし上段に移動しようと思っても場所がない……と思ったらアンシフト側に移動した「ふ」の位置が空いていた! 早速同指連続パターンの検討を行ったが、「そと」「りそな」「そなた」といった感じで大したことはない。 何より「そこそこ」がとても打ちやすくなった。 やはりシフト側といっても上段の方が打ちやすい。

月配列 K

/* 単打 */
[
  |ふ|ら|ゅ|ゃ|  |  |も|ー|  |  |
せ|こ|し|て|ょ|つ|ん|い|の|り|ち|
は|か|  |と|た|く|う|  |゛|き|れ|
す|け|に|な|さ|っ|る|、|。|゜|・|
]

[d],[k][
ぅ|ぁ|ぃ|ぇ|ぉ|  |  |  |  |  |  |
  |ひ|ほ|そ|め|ぬ|え|み|や|  |「|
  |を|  |あ|よ|ま|お|  |わ|ゆ|」|
  |へ|  |  |  |む|ろ|ね|  |  |  |
]

火力はありそうだが左手の重心のみが上段寄りで JIS かなの如く頻繁に動く (が、打ちにくくはない) という何とも奇妙でピーキーな配列になった。 「しゃ」「しゅ」「しょ」あたりが同じような使用感で打鍵できるのと、「ふぁふぃふぇふぉ」あたりの打鍵感は「これしかない」といった感じで気に入ってはいる。

これで懸念点は無くなったと思うので、後はタイプウェルやイータイピングで鍛えるのみ、という事になるだろうか。

「ら」に違和感

さて、昨日の最終状態から暫く練習してみて、やはり 7 のキーに配置した「ら」のキーがイマイチ快適でないように感じていた。 何故か 4, 5 のキーに配置した「ゅ」「ゃ」はそれ程打ちにくく感じないのだが 7 だけ異様に打ちにくく感じるのである。 よく考えたら当然の話で、「ゅ」「ゃ」に関しては「し」の次に打鍵するのが大部分であり、「し」は上段に位置する為それ程手を動かさずに自然な動きで「ゅ」「ゃ」を押下できていた。 だが「ら」に関しては何の規則性もない為下手したら下段を打っていたにも関わらず最上段に引き戻されることがあり「かなり無理がある」と感じてしまっていたわけだ (注釈するが中指と薬指ならばそこまで負担には感じない)。

「そ」のリストラ

月配列 2-263 式のアンシフト面は流石に頻出文字ばかりでよく練られている……と以前も書いたのだが、一つだけ「せ」と入れ替えた方がいいのでは、と思っていたキーがあった。 「そ」のキーである。 かな出現頻度表を見ても「そ」は「せ」より頻度が低い。

そこで今回の「ら」の移動先に関して以下の 4 パターンで再考察を行った:

  1. 「ら」を 2-263 の「せ」の位置に移動する
  2. 「ら」を 3 のキーに置き「せ」を 2-263 の元の位置に戻す
  3. 「ら」を「そ」の位置に置き「そ」を 2-263 の「せ」の位置にする
  4. 「ら」を 3 のキーに置き「せ」を 2-263 のその位置にし「そ」を 2-263 の「せ」の位置にする

ここまで絞ってはみたが 1. と 2. は言ってみれば無難な選択肢であり今の自分の状態からしても馴染むのが早そうではあった。 しかし今回は「そ」をリストラする事を重視し 1. と 2. は見送りとした。 そこでリストラした「そ」の位置に「ら」と「せ」どちらを置こうかというところだが、その列には「は」と「す」があるので「はらはら」「すらすら」「らすと」「波乱」等結構連続してしまうパターンが多い。 一方「せ」はというと「馳せる」「派生」「長谷川」ぐらいのもので「ら」よりは明らかに苦手ワードが少ない。 ということで「そ」の位置には「せ」を置き、3 のキーには「ら」を置くことにした。 3 のキーに「ら」を置くと 8 のキーの「も」と同様の移動 (中指シフトから単純に上に移動した) という事になり割とキレイな移動に見える。

「そ」は予定通りシフト側の 2-263 の「せ」の位置に置いた。 この場合「阻止」「訴訟」「粗品」「素質」「空」が苦手ワードということになり「せ」の場合より若干不利に見えるが (「世襲」「せしめる」等)、今回は単純なかな頻出順に従う事にした。 最近の配列を見てみても「せ」をアンシフト面に出して「そ」をシフト面に置いているものが多いのはある意味納得で、カタカナ語を見ても「そ」は so (SONY: ソニー、socks: ソックス等) だけなのに対し「せ」は「sa」と「se」があるのでカタカナ語によく出そうに見える (sale: セール、self: セルフ等)。

最終型

/* 単打 */
[
  |ふ|ら|ゅ|ゃ|  |  |も|ー|  |  |
せ|こ|し|て|ょ|つ|ん|い|の|り|ち|
は|か|  |と|た|く|う|  |゛|き|れ|
す|け|に|な|さ|っ|る|、|。|゜|・|
]

[d],[k][
ぅ|ぁ|ぃ|ぇ|ぉ|  |  |  |  |  |  |
  |ひ|ほ|  |め|ぬ|え|み|や|  |「|
  |を|  |あ|よ|ま|お|  |わ|ゆ|」|
  |へ|そ|  |  |む|ろ|ね|  |  |  |
]

2-263 はそのままで十分よく出来ていた

他の移動案としては頻出する割にシフト側にある「ま」や頻度の割にアンシフト側にあるうえに右手小指の連続の原因となっていた「ち」があったが、いずれも検討しただけで実施しなかった。 2-263 のアンシフト面は十分頻出するかなばかり配置されていて、最上段も目ぼしいものは置いてしまったのでもう「ま」を置くスペースも無いし、「ち」に関してはリストラして他の文字を置いた所で結局右手小指連続パターンからは脱却できない。

今回の修正で気に入ったのは「ふ」「ゅ」「ゃ」「ー」の 4 点で次点に「も」、「せ」と「そ」に関しては得意ワードと苦手ワードが変わっただけで効果という点では微妙かもしれない。 「ら」は単打できるのは確かに良いがやはり「も」ほどの価値は感じない。 が、7 のキーよりは明らかに良いのでこのままいこうと思った。

素の 2-263 と比べると打鍵数が明らかに少なくなったので、慣れればそこそこの火力を出せるのではないかと思われる。 だが最上段を使っているせいか 2-263 と比べると特に左手が疲れる気がする。 このあたりはトレードオフなのだろう。

まず、今から書くものはあくまで月配列 2-263 式の簡単な自分用カスタマイズ案である事を述べておく。 ただ、これはもう月配列 2-263 式を名乗れるものではないし、「マイ月配列」といった曖昧な呼び方は好まないので以後私の月配列カスタマイズ案の最新版を 月配列 K と呼称する。

発端は 2-263 の長音問題

月配列 2-263 式の長音問題はとても悩ましい問題であった。 長音が殆ど出てこないような文を書いているのであればいいのだが、技術系の文書を書いている際は割とカタカナ語が出現する。 その為、中指シフト + 右手薬指という運指はとても打っていられず、私なりに試行錯誤しつつハイフンに置いたり JIS かなの「む」の位置に置いたりして試したわけだが、そうすると今度は長音の担当が右手小指になってしまう。 月配列 2-263 式はただでさえ右手小指が連続しやすい弱点を抱えている。 例えば「律儀」「歴史」「地理」などである。 これに長音まで加わるとこの傾向が更に加速し、例えば「キー」「レース」「チーズ」などであまり快適ではなくなる。

この同一の指で連続してキー操作を行うのが人差し指や中指の場合あまり気にならないのだが小指にした途端妙に気になるのである。 弱い小指はなるべく連続して使いたくないというのが常にあった。 だが、小指以外に配置しようにも他に配置できる場所がない……。 いや、よく探すと最上段があるではないか! 私は JIS かなの時から日本語入力時の数字入力は一切使用していない為月配列 2-263 式の最上段は「死にキー」となっていた。 この数字キーを全部取っ払って、今までもやもやしていた「このキーがアンシフト側にあればいいのに」というキーをできるだけ持ってきてみようと考えた。

議事録で発見した最大のミス誘発原因となっているキー

私は月配列を仕事でも活用している為議事録を取るなど行っている。 この議事録を取るという行為は相手の話を聞きながら行わなければならない為どうしてもタイピングする方の意識が疎かになりがちである。 逆に言うと問題が顕在化しやすい環境と言える。

私が議事録を取っていて一番感じたのは、とにかく中指シフトを押す回数が多すぎてシフトミスを起こしがちであまり快適ではないという事だった。 中でも一番ミスを誘発しやすいキーは中指シフトのキー自体を兼ねている「ら」と「も」 であった。 この 2 つのキーは必ず交互打鍵で打たなければならないのだが、気を抜くとシフトを押したか押してないか分からない状態となり連続で間違えてしまう原因となっていた (月配列使いが満足できるタイピングサイトの仕様を考えるも参照)。

あと、この 2 つのキーがあるせいで妙にホームポジション率が上がってしまい「同じような位置のキーばかり打たされ自分が今どこを打っているのか分からなくなる現象」が起きてミスをしてしまうのである。 例えば「もらう」「おもわない」等、単独で打てば間違わないのだが文の中に紛れ込んでいる時などどこを打っているのかわからなくなり前述のシフトミスを起こしてしまい連続で間違えてしまう原因となっている。

この「ら」と「も」を別の位置に置くだけでケアレスミスがかなり減るのではないかと私は考えた。 中指シフト自体には文字を配置しない。 こういう発想の月配列は今までなかったような気がする (自分が知らないだけかもしれない)。

ちなみに DvorakJ でこのような配置にすると、中指シフトのキーは何度押してもシフトされた状態が継続され文字若しくはキーコードが発行されない。 つまり「自分がシフトを押したかどうか分からなくなった」時は焦らず騒がず、次の文字がシフトが要るのであれば再度中指シフトを押下、要らないのであればシフトキャンセルのキーを押下すればよいわけだ。 これもなかなか分かりやすく好都合である。

他に最上段に持ってきたいキーを洗い出す

tken 様の月配列 T をかなり参考にした。 まずカタカナ語にある程度強くしたいという欲求があったので「ふ」を持ってくるのは決めていた。 カタカナ語ではとにかく「ふ」が頻出するのである。 英語で「f」「ph」「b」「p」が付く外来語はほぼ「ふ」「ぶ」「ぷ」となるからだ。 「ファイル」「フィラメント」「トリンプ」「ファントム」「ブラインドタッチ」「プリンタ」「プール」など数多い。

後、「せ」も欲しかった文字の一つだ。 かな文字頻度表を見ても「せ」「ぜ」の出現頻度はかなり高く、2-263 のアンシフトにある「そ」や「け」を上回る頻度なのである。 氷陰様の指摘により私が調査不足で嘘を書いてしまっていた事が分かった。 出現頻度的には「け、せ、そ」の順である。 今回の月配列 K ではどれもアンシフト側に出しているので問題はないのだが、ここに間違いを訂正しておく。

また、「ゅ」と「ゃ」も是非欲しかった。 2-263 式の時「ょ」と「っ」は中指シフトしないが「ゅ」「ゃ」は中指シフトをする、という不一致によりちょくちょくシフトミスしていたし、直感的ではないと感じていたからだ。

あと、アンシフト面だが「ち」が @ の位置にありあまり快適ではない上に右手小指の連続打鍵の原因になっていると考えた。 このキーも可能であれば移動したい。

移動位置の選定

矛盾した事を書くようであるが、私はなるべくオリジナルの 2-263 式の打鍵感を崩したくなかった。 つまり、例えば「ゅ」「ゃ」であればオリジナルで左手人差し指が担当しているので、そのまま左手人差し指で担当したい……などである。

ただ、「ゅ」「ゃ」に関してはほぼ迷うことなく位置が決定した。 月配列に少しずつ慣れてきたので工夫するで述べた通り、「ゅ」「ゃ」に関してはかなりの確率で頭に「し」が付き、後ろに「ん」や「う」、「つ」等の右手人差し指のキーが来る。 また、頭は「し」の他に「ち」や「み」、「り」等が来る。これらは右手でそれぞれ担当している。 つまり 2-263 式の「ゅ」「ゃ」の位置がここしかない、という位によく出来ており、それをそのまま上に持ってくるだけでいい感じになりそうである。 よって、「ゅ」は 4 のキー、「ゃ」は 5 のキーに配置することにした。

次に 2, 3 の位置であるが、必ず左手側に持ってこなければならないキーが存在する。 「ふ」と「せ」である。 この 2 つはそれぞれ濁点と半濁点が付与される。 2-263 式の濁点と半濁点はそれぞれ右手に存在するため、これらが付く可能性のある文字は殆どが左手の配置になっているし、濁点・半濁点のキーと同じ指にはこれらが紐づく可能性のある文字は配置されていない。

「ふ」と「せ」、どちらをどちらに配置しようかというところだが「せ」を 3 のキー、「ふ」を 2 のキーとした。 「せ」は元々左手中指の位置にあったので自然な位置であることと、「せ」を 2 のキーに置いたほうが同じ指を連続で使うワードが多いように見えたからだ。 例えば「世界」「稼ぐ」「戸籍」「世間」などである。 勿論 3 のキーに置くと「姿勢」「偽」などを取りこぼすのでトレードオフといったところだが、気にしすぎても仕方がない。 「ふ」に関しては 2 の位置だと JIS かなと同じ位置なので若干覚えやすくなっている。 こちらも「節」「シフト」「二歩」などは良くなるが「古風」「過負荷」「フケ」などが打ちにくくなるのだが仕方なしとみる。 繰り返すが小指の連続以外はそう気にならないので気にしすぎないようにしている。

「ら」「も」「ー」「ち」を残った位置に配置するわけだが、これが結構迷った。 残りは 6, 7, 8, 9 のキーである。 1, 0 のキーは標準運指で小指打鍵になるので良くない位置のキーとみて割り当てないこととしていたからだ。 1, 0 に割り当てるくらいならまだ @ や JIS かなの「む」に置いたほうがマシだと思うくらいである。

後、この中で 6 のキーだけは中指を大きく突き出さなければならずあまり快適なキーではない事を知っていた (JIS かなの「お」を想像すれば分かることだ)。 この位置は一番優先度の低いキーを割り当てようということで「ち」とした。 残ったキーは、やはり 2-263 と同指を優先しようと思い「ー」を 9 キー、「も」を 8 キー、残った「ら」を 7 キーとした。

この時点での DvorakJ の定義は以下のようになった:

/* 単打 */
[
  |ふ|せ|ゅ|ゃ|ち|ら|も|ー|  |  |
そ|こ|し|て|ょ|つ|ん|い|の|り|  |
は|か|  |と|た|く|う|  |゛|き|れ|
す|け|に|な|さ|っ|る|、|。|゜|・|
]

[d],[k][
  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |
ぁ|ひ|ほ|  |め|ぬ|え|み|や|ぇ|「|
ぃ|を|  |あ|よ|ま|お|  |わ|ゆ|」|
ぅ|へ|  |  |  |む|ろ|ね|  |ぉ|  |
]

実践

この状態で何度かタイプウェルで試し打ちしてみた。 「ふ」がとてもいい感じで、単打できるだけで全然世界が違って見えた。 また、「ゅ」「ゃ」の単打も直感的になり気持ちよく打てるようになった。 位置的にも 4 と 5 のキーは全く無理がなく、「しょう」と同じ感じで「しゅん」「しゃく」などと打ちやすい。

長音の位置もほぼ理想的といってよく、以前私が置いていた JIS かなの「む」よりは明らかに良くなった。 最上段といっても中指と薬指の位置は非常に押しやすく、「ソート」「チーター」「パール」なども無理なく打鍵できる。 「ゴート」「ボード」などの濁点の次に長音が来てしまうパターンだけまずいが、長音に関してはどこに配置してもこういう同指パターンが出てきてしまうのは避けられないので許容範囲とみた。

「ら」「も」に関しては効果のほどが分からなかったが、妙なホームポジション行ったり来たりのパターンは軽減された。 ただ、「ら」が若干指を突き出さなければならないので「いい位置」とはいえず、「可もなく不可もなく」といった感想だった。 しかしかな文字頻度表を見ても「ら」は「も」より出現頻度が低いので場所を入れ替えようという気にはならなかった。

ただ、「ち」に関しては 6 の位置だとかなり打ちづらいのがすぐ分かり、「まだ @ の位置の方がマシだ」と考え直した。 よって右手小指が連続するパターンは完全に改善できていないままだが、この版では許容することとした。

また、「ぁぃぅぇぉ」の位置が気になった。 これらはかなりの確率で「ふ」と結びつき、次点で「ちぇ」「うぃ」「うぇ」などと結びつき、更に「ぅ」はほぼ登場しない、という特性を持つ。 つまり 2-263 式の位置だと中指シフト + 各種小指、という位置であまり快適ではないし、「ふ」から遠いのである。 左手は「ふ」を打ってからあまり動かずに右手で中指シフトを押し、左手で該当キーを押下する、というオペレーションがベストである。 その為に最上段の「ふ」の周りに「ぅぁぃぇぉ」の順で配置することとした。 「ぅ」は 1 のキーだがほぼ使わないキー (「ふ」とは絶対に結びつかない) のため問題無しとする。

最終型

/* 単打 */
[
  |ふ|せ|ゅ|ゃ|  |ら|も|ー|  |  |
そ|こ|し|て|ょ|つ|ん|い|の|り|ち|
は|か|  |と|た|く|う|  |゛|き|れ|
す|け|に|な|さ|っ|る|、|。|゜|・|
]

[d],[k][
ぅ|ぁ|ぃ|ぇ|ぉ|  |  |  |  |  |  |
  |ひ|ほ|  |め|ぬ|え|み|や|  |「|
  |を|  |あ|よ|ま|お|  |わ|ゆ|」|
  |へ|  |  |  |む|ろ|ね|  |  |  |
]

その他の 4 段配列

JIS かなが代表的な 4 段使用する配列であるが、その他に龍配列や弓配列があった。 龍配列は「かにポジション」(「か」と「に」に人差し指を置くホームポジション) を使うのでそもそも検討対象とはしなかった。 弓配列に関しても求めていたものとは違ったのだが、10 年以上前に書かれたであろうブログ記事が参考になった:

弓配列を始めてから気付いたのが、打鍵数は重要っていうことです。 打ちにくいとされる Q や @ のような位置も、前後の連なりがしっかりと考慮されていれば、ホーム段の2打よりもいいと思いました。 この辺りは個人差もあるのかな、と思いますが。

それから、交互打鍵を最重要視する必要はないんだな、とも思いました。

同意する。 単純に打数が多いとそれだけミスが増えるのである。 それがホーム段の連続打鍵であったとしてもだ。 今回問題視した「ら」と「も」の移動でその点を改善した。

打鍵数が減ったほうがいいということになると、4段配列もいいんじゃないかという気がしてきます。 先日ローナ作者のWineさんも4段配列のすゝめで、数字段でも中指・薬指を伸ばす位置はそれほど打ちにくくなく、活用できそうだということを書かれていました。

こちらも同意する。 中指・薬指の最上段は思ったよりずっと打ちやすい。 可能であれば 2, 3, 8, 9 の位置に置きたいキーを置くとそれだけで快適になるように見える。

また、2 ちゃんねるの月配列スレッドで 4 段配列を探してみると高月配列 (月 6-700) というものが紹介されていた:

■高月(こうげつ) 
ぉぁぇほへゃゅひふぃぅ 
そこしてょつんいのりち 
はか☆とたくう★゛きせ 
すけになさっる、。゜・ 

【☆★シフト】 
1234567890 
ぬゆやよれろみもめむ 
ねおあえらーまをわ「」 

・解説 最高段にも文字を配置することで、 打鍵数の削減を重視した配列。

2-263 のアンシフト面をそのままにして最上段にキーを持ってきたというコンセプトは同じだが、これに関しては「へ」「ほ」があまり嬉しくない上に「ゃ」「ゅ」の位置も悪く、「ぶ」「ぷ」が非常に打ち辛いという事で採用するには至らなかったが、それにしても「ふ」「せ」「ゅ」「ゃ」あたりを持ってくるという視点は同じだ、と感心させられた配列である。

総括

月配列 K は以下の特長を持つ実験的な配列である:

  • 月配列 2-263 式のアンシフト面をそのまま持ち移行が容易
  • 中指シフト自体に割り当てられたキーを排除しケアレスミス削減に寄与する
  • 長音の打鍵感大幅向上
  • カタカナ語に関する打鍵数を大幅削減
  • 拗音の打鍵感向上

尚、最上位段を使用している為、月配列の長所であったローマ字実装も可能という利点をスポイルしてしまっている点にも注意されたい。

追記

ローマ字実装に関してであるが、数字段のキーは活用できないものだと思っていたのだが問題なく実装できるであろう事を tken 様にアドバイス頂いた (スラッシュのみ割当て不可だがこれは 2-263 式も同様の話である)。

タイプウェル国語 K 総合 SD

そろそろ更新ペースが落ちるかと思われたが、またタイプウェル国語 K の総合レベルを更新し SD になった。 土日を挟んでいたので集中して練習できたのが大きかった。

尚、イータイピング腕試しの方も先日 A (234) をマークした。 これにより JIS かなでの最終の状態 (5 ヶ月半) にかなり近づいた状態と言える。 次のタイプウェル更新で SC になれば完全に同一レベルとなり、その次の SB から GANGAS への記録送付を再開できる。

月配列を始めてからここまでまだ 1 ヶ月と 1 週間しかかかっていないのが自分でも驚きである。

  • タイプウェルによる効率的な練習
  • 練習量
  • 月配列 2-263 式の学習コストの低さ (他の新興配列と比べても覚えるキーが少ないので同一時間における 1 つのキーに対する試行回数が増える)

あたりが主な要因だろう。 ただ、JIS かなの時も感じたのだが、まだ少し指が考えてしまっておりタイムロスしてしまう場面が散見される。 成長速度は流石に鈍化するかもしれないが、まだまだ伸びしろがありそうではある。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
- 961153 SD SC SE SC SG 17/02/20 234 (A)
- 950573 SE SC SG SE SH 17/02/17 216 (A-)
- 941387 SF SE SG SF SH 17/02/13 211 (A-)
- 932774 SG SE SH SG A 17/02/11 195 (B+)
- 920398 SH SG SJ SG A 17/02/07 191 (B)
- 911499 SI SH A SG B 17/02/06 191 (B)
- 901121 SJ SI A SI B 17/02/03 184 (B)
- 881130 A A B A B 17/01/30 184 (B)
- 851088 B B C B C 17/01/27 172 (B-)
- 812285 C C D C D 17/01/24 155 (C+)
- 772154 D D E D E 17/01/23 154 (C+)
- 706261 E E E F F 17/01/21 136 (C)
- 630434 F F F F G 17/01/20 132 (C)
- 550947 G G G G I 17/01/19 112 (C-)
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)
- 0 - (練習開始日) 17/01/14 55 (E+)

タイプウェル国語 K 総合 SE

今日もタイプウェル総合を SE に更新した。 結局常用特化してしまったのでまたカタカナと慣用句・ことわざと差が開いてしまった。 4 日ぶりなのでまだ思いの外早かったが、流石に次は 1 週間ぐらいかかるだろう。

ちなみに JIS かなの時は 5 ヶ月半かかって最終レベルが SC なのだが、何とあと 2 レベル上がるとそれと同レベルになってしまう。 自分としてはかなりの成長速度と言える。

その後 SB に上げてからはいよいよ GANGAS への投稿を再開できそうで楽しみなところだ。

ローマ字を全く練習していないので劣化している感は否めないが、改善する気は全く無い。 業務や日常で殆ど使わないものを鍛えても仕方がない。 タイピングは好きだし月配列も好きだが、私はいわゆるタイパーになったつもりはない。

業務で使うという意味では Java タイピングや PHP タイピングなるものを作ったほうがしっくりくる気はした。 ちょっと考えてみようと思う。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
- 950573 SE SC SG SE SH 17/02/17 216 (A-)
- 941387 SF SE SG SF SH 17/02/13 211 (A-)
- 932774 SG SE SH SG A 17/02/11 195 (B+)
- 920398 SH SG SJ SG A 17/02/07 191 (B)
- 911499 SI SH A SG B 17/02/06 191 (B)
- 901121 SJ SI A SI B 17/02/03 184 (B)
- 881130 A A B A B 17/01/30 184 (B)
- 851088 B B C B C 17/01/27 172 (B-)
- 812285 C C D C D 17/01/24 155 (C+)
- 772154 D D E D E 17/01/23 154 (C+)
- 706261 E E E F F 17/01/21 136 (C)
- 630434 F F F F G 17/01/20 132 (C)
- 550947 G G G G I 17/01/19 112 (C-)
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)
- 0 - (練習開始日) 17/01/14 55 (E+)

慣用句・ことわざ特訓

タイプウェル国語 K 総合 SF

SG から 2 日しか経っていないが、タイプウェル総合レベルを更新した。 慣用句・ことわざが余りにも遅すぎたので土日かけて 120 回以上の特訓を行った。 その甲斐あってか A から SH への 3 レベルアップとなり、まだ一番遅いものの足を引っ張っている感じは無くなった。

ここまで駆け足でレベルアップしてきたが、タイプウェルは SJ から 2 秒ずつ短縮してレベルアップしていくといるルール上今後どんどん上げにくくなる。 少なくとも SC くらいまでは 1 週間に 1 レベルでも上げることができれば御の字ではないだろうか。

打鍵時にまだ頭で考えてしまっている面もあるし時々もたつく感じもあるので「速い」とは言い難いのだが、かなりスムーズに打鍵できるようになってきた。 これなら日常の使用では不足を覚えることはほぼないだろう。

本日で月配列 2-263 式を始めて 1 ヶ月

本日で丁度 1 ヶ月となった。つまり、全く無の状態から月配列 2-263 式を始めた場合 1 ヶ月あれば SJ 位までは努力次第で十分到達可能という事が証明された。 ただ、練習量もそうだが、やはりタイプウェルの存在が一番大きかったように思う。 このストイックなアプリが肌に合うのであればタイピングを上達させるに当たってこんなに話が早いことはないというわけだ。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
- 941387 SF SE SG SF SH 17/02/13 211 (A-)
- 932774 SG SE SH SG A 17/02/11 195 (B+)
- 920398 SH SG SJ SG A 17/02/07 191 (B)
- 911499 SI SH A SG B 17/02/06 191 (B)
- 901121 SJ SI A SI B 17/02/03 184 (B)
- 881130 A A B A B 17/01/30 184 (B)
- 851088 B B C B C 17/01/27 172 (B-)
- 812285 C C D C D 17/01/24 155 (C+)
- 772154 D D E D E 17/01/23 154 (C+)
- 706261 E E E F F 17/01/21 136 (C)
- 630434 F F F F G 17/01/20 132 (C)
- 550947 G G G G I 17/01/19 112 (C-)
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)
- 0 - (練習開始日) 17/01/14 55 (E+)

JIS かな 4 ヶ月弱到達レベルと同等になった

タイプウェル国語 K 総合 SG

遂にタイプウェル国語 K が総合 SG に到達した。 JIS かなでも SG の記録が残っているのだが 4 ヶ月弱かかっている。 一方今回の月配列の練習は初めてから 29 日目だ。 なのでレベル上は JIS かなの 4 倍速レベルで進歩することが出来たことになった。

ただ、私としては JIS かなの時の SG 相当の実力がついたとは到底思えない。 理由は以下だ:

  • タイプウェル慣れによりある程度常用特化するという戦略をとってしまっている
  • シフト面の打鍵が頭で考えてしまっているので慣用句・ことわざの成績が異常に悪い
  • イータイピング腕試しの成績もイマイチ振るわない

確かにタイピング力向上や指標を計るのに極めて有効なツールであるが、タイプウェルのレベル上げに執着しすぎるのも考えものである。 私はタイプウェルの為に月配列を始めたのではない。

慣用句・ことわざに関しては繰り返し練習することで少しでも苦手意識を解消していきたい。 また、イータイピング腕試しの方も積極的に取り組んでいきたいところだ。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
- 932774 SG SE SH SG A 17/02/11 195 (B+)
- 920398 SH SG SJ SG A 17/02/07 191 (B)
- 911499 SI SH A SG B 17/02/06 191 (B)
- 901121 SJ SI A SI B 17/02/03 184 (B)
- 881130 A A B A B 17/01/30 184 (B)
- 851088 B B C B C 17/01/27 172 (B-)
- 812285 C C D C D 17/01/24 155 (C+)
- 772154 D D E D E 17/01/23 154 (C+)
- 706261 E E E F F 17/01/21 136 (C)
- 630434 F F F F G 17/01/20 132 (C)
- 550947 G G G G I 17/01/19 112 (C-)
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)
- 0 - (練習開始日) 17/01/14 55 (E+)

英語キーボードに変更したかった

昨日楽天で頼んだ英語キーボードが届いたので、それに変更するためにまず Windows 10 の設定 (レジストリ) を英語キーボードのものに変更、正しく US (ASCII) 配列での出力がされるところは確認した。 私は JIS かなを始める前は英語キーボードを使っていたので、このあたりは特に不都合はない。 ただ、半年以上 JIS キーボードを使っていたので正直 Enter キーが慣れない。

DvorakJ で月配列がうまく設定できない

早速 DvorakJ での月配列の設定を始めたのだが、一部の文字が想定の文字と異なるものが表示されてしまうのを見つけた。 例えば「゛」を打つと「ふ」と表示されてしまう。 よく考えたら納得の挙動で、JIS キーボードにおいて JIS かなで濁点を打つキーは「@」であり、「@」は US キーボードだと「2」の位置にある。 これが JIS かなだと「ふ」の位置なので「ふ」が出力されてしまうというわけだ。 つまり DvorakJ がやっているのは、あくまで IME に渡す前の段階のキーコードを「月配列から JIS かなの対象コードに変換」している事だと思われた。

逆対応すればいいのではないかと思い、DvorakJ 側の設定ファイルで JIS キーボードに表示されている @ の位置に相当する US キーボード側の記号に当たる JIS かなのかな……を設定したら「゛」に関してはうまく行った。 ちょっと文章で書くと何のことか分からないが、つまり「US キーボードの 「[」キーが JIS キーボードの JIS かなと同一位置にあるので相当する JIS かなである「゜」を指定」するのである。 ただ、この方法でも「け」で困ることになる。 「け」は JIS かなだと「:」なのだが、US キーボードだと「:」と「;」は同一キーであり区別できない。

そもそも JIS かなのキーコードをフックしているという発想なのだから JIS かなのキーコードを発行する方式を US キーボードで使おうというのがおかしい気がした。 つまり US キーボードで月配列を使う場合ローマ字での実装が自然だと思う。 ただそれだとタイピング練習する時困るしイマイチ快適とは言い難い……。

長音の位置を「む」に戻す

という事で無理に英語キーボードに変えるのを止めることにした。 良かったのかどうか良くわからないが、英語キーボードとの互換性を考えなくて良くなったので、今度は長音を JIS かなの「む」の位置に配置できるようになった。 月配列の長音付け足しに関して迷走している感が凄いが、また「む」の位置で慣らすことにする……。

英語キーボードはプログラミングする方や英語でよくタイピングする方に関して「環境が許せば」お勧めである。 自分の場合月配列で普段快適に日本語入力することが第一なので、「環境が許さなかった」という事になった。

追記 (2017-02-19)

DvorakJ の設定で UTF-16 コードを直接指定することができるようだ: USキーボードで新JIS配列カナ入力

という訳で、この日は気づかなかったのだが US キーボードで普通に設定する方法はあった。

タイプウェル国語 K 総合 SH

昨日 SI になったばかりだが今日もまたタイプウェル国語 K の総合を更新してしまった。 やはり想像通り SJ からのレベル上げは C から SJ に至るまでよりも簡単のようだ。

次で SG となってしまい JIS かなの 4 ヶ月弱での達成地点と同等となってしまう。 その割にイータイピングのスコアの伸びが悪いのが気になるのだが、恐らく JIS かなの時は最初の時点でのタイプウェルの試行回数が少なかったため実際の実力より下のレベルになってしまっていた気がする。

やはり本当に信頼できるレベルで 4 ヶ月時点での JIS かな相当であることを示すには、イータイピングで A ランクにかする (まぐれで届く) レベルでないと駄目かもしれないと思った。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
- 920398 SH SG SJ SG A 17/02/07 191 (B)
- 911499 SI SH A SG B 17/02/06 191 (B)
- 901121 SJ SI A SI B 17/02/03 184 (B)
- 881130 A A B A B 17/01/30 184 (B)
- 851088 B B C B C 17/01/27 172 (B-)
- 812285 C C D C D 17/01/24 155 (C+)
- 772154 D D E D E 17/01/23 154 (C+)
- 706261 E E E F F 17/01/21 136 (C)
- 630434 F F F F G 17/01/20 132 (C)
- 550947 G G G G I 17/01/19 112 (C-)
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)
- 0 - (練習開始日) 17/01/14 55 (E+)

3 日で SJ から SI になった

タイプウェル国語 K 総合 SI

タイプウェル国語 K が総合 SI にレベルアップした。 想像より早かったのは恐らくタイプウェルのレベル分けに依るものと思われた。

タイプウェルでは B から A に上げるのは 6 秒短縮、A から SJ に上げるには 4 秒短縮しなければならないが SJ から先は一律 2 秒毎の短縮でレベルアップできるようになっている。 なので、恐らく SG あたりまでは A から SJ に上げるよりも苦労は少ないのかもしれない。

しかし SG までいければ私が JIS かなでタイプウェルに参加した時と同レベルとなるのだが、その時は SG まで 4 ヶ月弱かかっている。 このままだと SG まで 1 ヶ月強でいけそうな感じだが、そうすると JIS かなの 1/3 以下の期間で成長できた事になる。

今回月配列を練習してみて思ったが、初めの想像より配列の乗り換えコストは低いのかもしれなかった。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
- 911499 SI SH A SG B 17/02/06 191 (B)
- 901121 SJ SI A SI B 17/02/03 184 (B)
- 881130 A A B A B 17/01/30 184 (B)
- 851088 B B C B C 17/01/27 172 (B-)
- 812285 C C D C D 17/01/24 155 (C+)
- 772154 D D E D E 17/01/23 154 (C+)
- 706261 E E E F F 17/01/21 136 (C)
- 630434 F F F F G 17/01/20 132 (C)
- 550947 G G G G I 17/01/19 112 (C-)
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)
- 0 - (練習開始日) 17/01/14 55 (E+)

何故今更紹介ページを作るのか

借りている VPS を使用してサブドメイン typing.kojion.com のトップページに月配列の紹介文を置いてみた。 2018/08/27 追記: 閉鎖した。

月配列の事を書いているページは幾つかあったが、一部情報が古かったり、配列を選定するにあたってどういう点に気をつけなければならないか等の情報を自分でかき集めて来なければならなかったりで、少し不親切だと感じた。 「自分で調べられないような人は使わなければいい」と突き放すのは簡単だが、そういう風潮を蔓延させてしまうとその方面は「豊富な知識と高い探究心を持ったマニアだけのもの」になりかねないように思う。

タイピングサイトへの布石も兼ねる

自分も使うのも見据えて「月配列を考慮したちょっとしたタイピングサイトの構築」を考えているが、月配列を考慮するならば「月配列とは何ぞや」といった下りも必要だろうというのもあった。 月配列に関しては情報が少なすぎるので、そのうち Google で検索すると私のサイトがヒットするようになるだろう。 そんな迷える子羊……未来の月配列高速タイパーになるかもしれない……に一条の光を指し示せれば幸いである。

タイプウェル国語 K 総合 SJ

本日は節分だが関係なくタイプウェルの話を書く。

3 週間で SJ 達成

ようやく今日でタイプウェル国語 K の総合 SJ を達成できた。 3 週間なのでまだまだこれからといった感じだが、とりあえず Professional になったということで一つの区切りとなった。

SJ が眼前に迫っていたのでイータイピングをやらずにタイプウェルばかりやっていたのだが、イータイピングの腕試しのスコアが全く更新出来ないばかりか 170 以上も全然取れない事態となってしまった。 この辺りはこれから改善していこうと思う。 どうせこのままタイプウェルをやり続けても SI までの道は遠いし「苦行」となってしまう。

ちなみに過去の記録によると私は JIS かなで総合 SG に至るまで 4 ヶ月弱かかっている。 SJ から SG までは 3 つ上げるだけなので流石にここから JIS かなと同程度かかるとは考えにくい。 1 週間で 1 レベルといった感じだろうか。 それでも 6 週間で SG という事なので自分的には満足であるが。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
- 901121 SJ SI A SI B 17/02/03 184 (B)
- 881130 A A B A B 17/01/30 184 (B)
- 851088 B B C B C 17/01/27 172 (B-)
- 812285 C C D C D 17/01/24 155 (C+)
- 772154 D D E D E 17/01/23 154 (C+)
- 706261 E E E F F 17/01/21 136 (C)
- 630434 F F F F G 17/01/20 132 (C)
- 550947 G G G G I 17/01/19 112 (C-)
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)
- 0 - (練習開始日) 17/01/14 55 (E+)

JIS かなの「ほ」の位置は打ちにくい

タイプウェル国語 K が A 到達で「US キーボードを見据えて長音の位置を JIS かなでいうところの「む」から「ほ」に移した」と書いた。 その後練習を続けて割と違和感なく打てるようにはなったのだが確かに少し打ちにくいと感じてはいた。 この件に関してはコメントで的確に助言頂いたので、「ローマ字と同じ位置だから」とあまり考えずに「ほ」に置いていたのを JIS かなの「゜(半濁点)」の位置に再度変更した。 タイプウェルのカタカナ語を何度か打ってみたが、やはり「む」よりは打ちにくいが「ほ」よりは打ちやすい。 むしろ JIS かな使いの時に「わ」「ほ」「へ」「ー」あたりは打ち分けにくいと思っていたのに何故「ほ」に置いてしまったのか……。

月配列 2-263 式の「・」は US キーボードでは打てないのでは

中指前置シフト新JIS「月配列」にある通り、「・」が JIS かなの「ろ」に割り振られているが、このキーは US キーボードには存在しない。 よってこのままだと「・」が打てなくなる。 そこで上記で配置した「ー」のシフト面に「・」を配置した。 「・」はほぼタイピングには出てこないので普段使い用の調整である (確かイータイピングのタイピングバラエティで「・」が出てきた時があった気がしたが、その時 US キーボードの月 2-263 使いはどうするのだろうか……同じキーコードのキーを打つのだろうか)。

十分定着したら名前を付ける

この「ちょっとした付け足し」が自分の中で十分浸透したら名前を付けようと思う。 といっても安直なものではあるが……。

  • 月配列 2-263 式の原型を残しつつカタカナ語の為の長音補強
  • JIS, US キーボード双方で使用可能

月配列 2-263 式は「この手の新興配列にしては」学習コストが低く、それでいて打鍵効率もなかなか優れているというトータルバランスに優れた配列だと考えている。 また、数々の使い手やベンチマークの実績により元々の配列に「いい意味で枯れた信頼性」があると言える。 それを配列に関して素人同然の私ごときが「ちょっとこう思ったから」と言って適当に並び替えるのは全くもっておこがましい振る舞いであろう。

JIS かな使いの時は最上段のキーの打ちにくさに関しては多少認識していたものの「(JIS かながこういう配列なのだから) 慣れで何とかなる」と全く盲目的であった。 月配列を使うことによって新たなるタイピング若しくはキー配列の奥深さに「少し」気付くことができた。 その点だけ取っても、私は月配列に変えて良かったと言える。

タイプウェル国語 K 総合 A

Professional に王手

土日を挟んでいたので何とか 3 日でレベルアップ出来た。 月配列の練習を始めてから 17 日、次は SJ でようやくここまで来たかといった感じだ。

最近の月 2-263

私は普通の月配列 2-263 式に対して長音「ー」のみ 1 打で打てる位置に入れていると以前書いたが、その位置を JIS キーボードの「む」の位置から「ほ」の位置に変更した。理由は以下となっている:

  • 今後 US キーボードに戻すのを視野に入れている。JIS かなを使わなくなったので JIS キーボードを使う理由が薄くなった
  • ローマ字と同一の位置に置くことにより更にローマ字との親和性を高めている

US キーボードの優位性に関してはまた別の機会に述べたいが、決して「カッコつけ」だけではない。

「む」の位置に置いていた長音を「ほ」に移動してもすぐに馴染むことは出来た (つまり指がすぐ反応するようになるまで無視できるほどの修練で足りた)。 ただ、ローマ字と同一の位置のはずなのに何故か「打ちにくい」と感じるのが自分でも奇異に感じた。 JIS かなでは「ほ」を何度も打っていたのに、「外すのではないか」と少しビクビクしながら打つ事になっているのである。

ちなみに素の 2-263 の長音の入力も暫く試してみたのだが、正直「カタカナ語が辛い」という感想は変わらなかった。 ただ、修練を積めばまた違ってくるのかもしれないし、中指と薬指で打つ運指は良いとは思う (私の 1 打で打つ案はどちらも忌まわしき右手小指だ)。

ここは非常に迷う所なのだが、また暫く 1 打の長音を補った配列で戦ってみようと思う。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
- 881130 A A B A B 17/01/30 184 (B)
- 851088 B B C B C 17/01/27 172 (B-)
- 812285 C C D C D 17/01/24 155 (C+)
- 772154 D D E D E 17/01/23 154 (C+)
- 706261 E E E F F 17/01/21 136 (C)
- 630434 F F F F G 17/01/20 132 (C)
- 550947 G G G G I 17/01/19 112 (C-)
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)
- 0 - (練習開始日) 17/01/14 55 (E+)

イータイピングやタイプウェルを使っていて不満に思うこと

月配列や新下駄配列、その他のマイ配列でイータイピングやタイプウェル等のタイピングソフト (サイト) を使用して練習を行う場合 DvorakJ 等のキーボードエミュレータを使用してキーコードを変換する必要がある事は月配列 2-263 式で述べた。 私もこの方法でタイピング練習を行っているわけだが、マイナー配列を使っているので仕方がないこととはいえ幾つかの小さな不満はあった。

1. 中指シフトの押下状態が分からない

月配列はローマ字互換性があると言われている。 月配列は 1 打で打てない文字は DK を押下してから目的のキーを押下するという事なので、例えば以下のようになる:

ローマ字: 「は」は "HA",  「あ」は "A", 「ふぇ」は "FE", "HUXE" 等
月 2-263: 「は」は "A", 「あ」は "DF" 若しくは "KF", 「ふぇ」は "KRDP" 等

この場合のローマ字の「は」は H を前置シフトし A を押下している、と読み解ける。 同様に月配列の「あ」は D を前置シフトし F を押下している。 「ふぇ」の例を出したのは、個々のかなと見て入力しようとすると HUXE なのだが FE というショートカットが用意されているというところがローマ字の一つの優位性になっているという一例を示す為である。 このローマ字の優位性に近づこうとしたのが新下駄配列や月配列の私家版の拗音にあたるキーを用意したものだろう。 「ふぇ」等が 1 打で打てるようになるのは確かに凄いが、キーの数がかなり増えて学習コストが跳ね上がるのは一長一短と言える。

このように挙動上は似ているローマ字と月配列だが、タイピングソフトにおいてローマ字は前置シフトにあたる文字が解釈されるが月配列側は解釈されないというのが大きな差となる。 つまり先程の例で言うと以下のようなユースケースが考えられる:

ミス回復の例: ローマ字

  1. A さんはローマ字でタイピングしている。
  2. 「ふ」を打とうとして HEE と打った (A さんは HE と打ったつもりだった)。
  3. H は正しいが E は誤りの為ミスであることが表示され、次の E も誤りの為同様にミス表示された。
  4. A さんはミス表示に気づいたが H の方は正しく入力されているので U を押下した。
  5. HU が解釈され「ふ」という文字が正しく打てたと認識された。

上記の例で前置シフトにあたる H は解釈されているので打ち直す必要がない事と、H が解釈されてしまっているので「ふ」は FU でも打てるからと F から打ち直す事は出来ない事に注意 (U を打とうとして F を押下してしまったと解釈される)。

同様のミスで回復できない例: 月配列 2-263 式

  1. B さんは月 2-263 でタイピングしている。
  2. 「も」を打とうとして KDD と打った (B さんは KD と打ったつもりだった)。
  3. K は正しいが D は誤り (KD は「ら」である) の為ミスである事が表示されたが最後の D がシフトとして解釈された。
  4. B さんはミス表示に気づいたが 2 回目の D がシフトとして解釈されている事を知らずに DK (正しい「も」のキー) と押下した。
  5. まず DD (ら) として解釈されミス表示され K の部分はシフトとして解釈される。
  6. B さんはまたミスだと思い DK を押下。
  7. 再度 KD (ら) として解釈されミス表示され K の部分はシフトとして解釈される。
  8. 以下 B さんが「シフトがずれている」と認識するまでこの間違いは続く。

ちなみにタイピングソフトでなく実際に入力している場合は KDD の次の D を打った時点で「ら」が出力されているので間違いにすぐ気がつくのだが、タイピングソフトの場合画面に間違った文字も表示されないし中指シフトの状態も表示されないので「シフトがずれている」のに気づくまでに連続して間違え続けてしまう場合がある。

2. 打鍵数や秒速が分からない

タイプウェル国語 K やイータイピングかなで打ったかなの数が表示されるが、あくまで JIS かなとして数えた打鍵数 (濁点も 1 文字と数える) が表示されるのみで月配列で「シフトを含めて何打し、秒あたり平均何打したのか」を簡単に知ることは出来ない (計測用のソフトを併用することになるのだろう)。

どうすればこれらの問題が解決出来るのか

もし自分でタイピングサイトを作るとした時のアプローチを 2 つ考えてみた。

1. DvorakJ のようなリマップ使用前提とする

この場合前述 2. の「打鍵数」「秒速」に関しては文字に対する重み付けを行うことで解決出来る。 例えば「は」なら 1 ストローク、「あ」なら 2 ストロークなので、問題を解き進める際に 2 ストローク対象のかなを押下した場合は 2 打として計算する。

準備としては、かなに対する重み付けのハッシュ (対応表) を持っておけばいいので比較的容易に見える。 「新下駄配列」「月配列 U9」等の別の配列に対応する場合でも同様に重み付けのハッシュを定義してやればいい。

ただ、この方法だと「ち」は ti とも打てるし chi とも打てる、といった場合に適切な判定が出来ない。 あくまでユーザが最短の手順で打鍵するものとして重み付けを定義するしかない。

また、この方法だと前述の「中指シフトの押下状態が分からない」が解決できない。 DvorakJ 等を介している場合 D 若しくは K を押下してもキーコードは何も発行されないので JavaScript 側で中指シフトの押下状態を伺い知ることはできない。

2. JavaScript 側で月配列のリマップ定義を実装する

例えば月 2-263 の場合「は」は A を押下するので JavaScript 側には A のキーコードが送られるが JavaScript 側で「A のキーコードは「は」である」といった定義を全てのキーコードに対して行っていく (ちなみに JIS かなの場合「は」は F であり DvorakJ などのソフトはこの変換を受け持ってくれる)。 この方法の良い所は中指シフトの状態まで JavaScript 側で取得・制御できるというところである。 つまり前述の問題を 2 つともクリアしている。

但し「新しい配列を追加したい」時に労力が高めな方法と思われる (文字の配置の違いだけならまだ良いが中指・薬指シフトや新下駄配列のような同時押し等。そもそも同時押しが正しく判定できるのかも不明)。

Typing of Eningrad

Enin 様が作成された Typing of Eningrad という JavaScript タイピングサイトがあり、私も JIS かな打ちの時から利用させて頂いてきた。 恐らく作者様はプログラミングの専門家というわけではなさそうだが、かなりよく出来ていて驚いた。

この Typing of Eningrad では前述の 2. のアプローチをとっており、ローマ字、JIS かなの他に月配列 2-263 と月配列 E が選択できるようになっている。 月配列 2-263 を選ぶと CPM と KCPM という単位で「キーストローク数」「かな入力数」が表示された。 素晴らしい。

ただ、これは思った通り正直に書くので「参考程度に」受け取って頂きたいのだが、押下すべきキーの表示が英字で表示されているのは直感的ではない気がした (単に対応しきれていないだけかもしれない)。 一応中指シフトに当たるキーは色付きで表示されてはいる。

「あ」を入力する際に DF と打つところを DD と打ってしまって間違えても DFD の部分は既に解釈されているので次は F と打てば良い (DF と最初から打つとミスがもう 1 打増えてしまう)。 この挙動を最初見た時「動きがおかしいのでは (他のタイピングソフトを操作している時と違うのでは)」と思ったが、前述の考察からしてこの挙動の方が正しい (ローマ字と同様に前置シフトの D が解釈された状態から始まる)。 但しタイプウェルやイータイピングを行ってからこの挙動に触れると間違いなく最初から DF と打ち直してしまうだろう。 どちらがいいかというところだが、前述の「連続シフト押し間違い」が無い所は優れている (ミスが 1 打増えるだけ)。

無いなら作ってしまえの精神

幸いにも私はプログラマの為タイピングサイトを作ろうと思えば作ることは出来る。 JIS かなの時は既存のサイトで満足していたので全くそんな気は起きなかったが、月配列を使い始めて前述の不満も出てきたりしてタイピングに関する考えが変わってきたように思う。 ただ JavaScript に加えてまともに集計やランキングなども作るとなるとやはり大変である。 やるかやらないかは別にしても、もう少しいろいろなタイピングサイトを見て情報収集したいところだ。

タイプウェル国語 K 総合 B

3 日ぶりのタイプウェル国語 K の総合更新となった。 さぼっていたわけではなく以前と変わらず回していたにも関わらず 3 日かかったので大分上げるのが厳しくなってきた感がある。

タイプウェルの Professional (SJ) まであと 3 レベルであるが、この調子で 2 日に 1 レベルずつでも上げていければ月末までに到達できるだろう。

このような事を 3 日前に書いたがとても無理そうだ。 月末までに A までいければいいだろう。

慣用句・ことわざが相変わらず低いのは「一つ一つの語句が長い」せいだろう。 タイプウェルで一つ微妙だと思うのは 1 回の練習の 280 打鍵においてスペースも勘定に入ってしまっている事だ。 つまり、今の私はスペースを打つより普通の文字を打つほうが明らかに遅いので、その分時間がかかってしまっているわけだ。 ただ、スペースを勘定に入れないようにしてしまうと今度は単語が短いほうが不利になってしまうので、本当は「スペースがない」方がいいのではないか。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
- 851088 B B C B C 17/01/27 172 (B-)
- 812285 C C D C D 17/01/24 155 (C+)
- 772154 D D E D E 17/01/23 154 (C+)
- 706261 E E E F F 17/01/21 136 (C)
- 630434 F F F F G 17/01/20 132 (C)
- 550947 G G G G I 17/01/19 112 (C-)
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)
- 0 - (練習開始日) 17/01/14 55 (E+)

打ち手の傾向が分かればイータイピングのスコアの推測が可能

私は今まで月配列で達成するべき目標を立てる時に「JIS かなでこの期間でここまで達成したからこの位はいけるのではないか」というアプローチをしてきた。 そして私は JIS かなの時最初はイータイピングしかやっていなかったのでイータイピング基準で目標を立てていた訳だが、よく考えれば問題の形式やスコア算出方法は違えどどちらも「ある文字数を打鍵するのに何秒かかるか」を競うことに違いはない。 つまり「XJ」や「SC」などといったレベルしか見ていないから分からなくなるのであり、正しく WPM 基準 (イータイピングの微妙な単位だが……) で見ればタイプウェルに換算した目標を立てる事が出来た訳である。

ではタイプウェルの各レベルは 1 分間に何打できるものなのか。 タイプウェル公式に書いてある通り、タイプウェル国語 R は 400 打鍵、国語 K は 280 打鍵を計測するものとすると書かれているが、各レベルの秒数に関する記載はない。 これに関してはまあ、まったりと様の「タイプウェル 秒数・打鍵速度・レベルの対応」が大変参考になった。

一番わかり易いのは SB の 60 秒であり「打/分」単位でローマ字 400 にかな 280 と記載されている。 イータイピングの場合問題が表示されてから反応するまでの時間 (初速) とミスによる減点があるため実際のスコアはこれより少なくなるわけだが、これが打ち手により異なるので「各レベルに対応するイータイピングのスコアは幾つか」のサンプルを幾つか入手しておけば「推測」する事が可能になるというわけだ。

筆者の場合

  • ローマ字 XJ でイータイピング Professor (415): タイプウェルの「打/分」が 444.44 なので 94 % 程度
  • JIS かな SC でイータイピング A+ (250): 「打/分」が 254.55 なので 98 % 程度
  • JIS かな SG でイータイピング A (231):「打/分」が 240.00 なので 97 % 程度
  • 月配列 J でイータイピング D (80):「打/分」が 中央 85 なので 95 % 程度
  • 月配列 F でイータイピング C (132):「打/分」が 中央 135 なので 98 % 程度

といった感じである。 つまり前述の表の値に大体 95 % 掛けすればイータイピングの期待されるスコアは予測可能であり、逆算すればイータイピングのレベルからタイプウェルのレベルを算出することも出来たわけだ。 ちなみに今目標としているイータイピング B (175 ~ 191) はタイプウェルでいうところの C に相当すると読める。 つまり目標達成は目前なのは必然と言えるわけだった。

私がタイプウェルの SJ (Professional) に行くには「打/分」が 221.05 なのでイータイピングの A- (209 ~ 225) にならないと到達できないとも読める。 これは片方 (例えばイータイピング) がうまくいかない時に片方 (例えばタイプウェル) が進んだ場合にもう片方がどれだけ進めるのかの指標となるので大いに活用できる気がする。

タイプウェル国語 K 総合 C

何とか今日もタイプウェル国語 K の総合を更新できた。 30 回以上トライして何とかボーダーラインに達した感じなので、正直ハードルがきつくなってきた感はある。

タイプウェルの Professional (SJ) まであと 3 レベルであるが、この調子で 2 日に 1 レベルずつでも上げていければ月末までに到達できるだろう。 「日常生活で問題なく使用できるレベル」という意味ではそこで達成となるが、そこからは自分との戦いである。 JIS かなでは SC まで行っていたし、その時右手小指さえ痛まなければまだまだ伸ばせていた自信はあった (何故ならまだローマ字より明らかに指が考えてしまっていたからだ)。 月配列では JIS かなで頓挫した意思を受け継いでやっていきたい。 まだまだ先の話であるが、最低でも自分のローマ字の XJ を越える事を目標としたい。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
- 812285 C C D C D 17/01/24 155 (C+)
- 772154 D D E D E 17/01/23 154 (C+)
- 706261 E E E F F 17/01/21 136 (C)
- 630434 F F F F G 17/01/20 132 (C)
- 550947 G G G G I 17/01/19 112 (C-)
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)
- 0 - (練習開始日) 17/01/14 55 (E+)

タイプウェル国語 K 総合 D

流石に毎日更新とはいかなかったが、今日総合 D に到達した。 私が JIS かなで 1 ヶ月かけて到達したレベルはタイプウェルでいうところの D ~ E 程度だったのだろう。

イータイピングかなとタイプウェル国語 K のレベル比較というのは探した限りでは見つからなかった。 今回自分を対象にしてデータを取っているので参考になれば幸いである (但し繰り返すがイータイピングは回によって難易度差があるので正確性は保証できない)。

今日で月配列練習 10 日目にあたるが、これだけ打てていれば仕事にもよるだろうが少なくともプログラミングという意味では特に支障はない。 ただ、まだまだキーを打つ際に考えてしまう場面があるし、誤打 (JIS かなのキーを押下してしまう場面も含む) もそこそこあるので、この突貫的な練習では指にキーを覚え込ませるというところが足りていないと思われた。 この辺りは時間と試行回数で解決していけるだろう。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
- 772154 D D E D E 17/01/23 154 (C+)
- 706261 E E E F F 17/01/21 136 (C)
- 630434 F F F F G 17/01/20 132 (C)
- 550947 G G G G I 17/01/19 112 (C-)
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)
- 0 - (練習開始日) 17/01/14 55 (E+)

タイプウェル国語 K 総合 E

またタイプウェル国語 K の総合を更新してしまった。 これで 5 日連続という事になる。

尚、今日で最初に掲げた目標のイータイピング C+ を達成してしまった。 8 日間で達成できたので JIS かなの 1/3 以下の日数で良かったことになる。 この結果に至った理由は以下と推察する:

  • JIS かなの時はこの期間イータイピングやタイプウェルでの練習という方法を使用していなかったこと (タイピングソフトは使用していた: 特打かな)
  • 練習時間自体に差があった。上記と被るが JIS かなの時は練習のモチベーション維持が難しかった
  • JIS かなの経験を活かし JIS かなと対比させて覚えることができた (ただ JIS かなのキーに惑わされた事が何度もあったので微妙かもしれない)

ここまでの結果は私としては十分満足のいくものであった。 引き続き月末までイータイピング B を目指す事にする。 その時のお題の難易度に多少影響されてしまうのが困ったところだが、それは問わないものとする (運も実力のうちとする)。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
- 706261 E E E F F 17/01/21 136 (C)
- 630434 F F F F G 17/01/20 132 (C)
- 550947 G G G G I 17/01/19 112 (C-)
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)
- 0 - (練習開始日) 17/01/14 55 (E+)

タイプウェル国語 K 総合 F

そろそろタイピング以外の話を書きたかったのだが、またタイプウェルの総合レベルを更新してしまった。 SJ くらいまでは結構な頻度で総合成績のスクリーンショットを載せる気がする。

先日以下の目標を掲げた:

JIS かなの時は 1 ヶ月でイータイピング C+ (141 ~ 157) を達成できていたので出来れば半分の期間で目指したい。 つまり 2 週間、遅くとも今月末までに C+ を目標とする。

しかし今日で丁度 1 週間で既に C (132) になってしまっているので下手したら明日達成となってしまう。 嬉しいことだが、自分が思っていたよりも遥かに進歩が早かった。

そこで目標を月末まで (18 日間) で B (175~191) に変更する。 B あたりまでいければ日常で使う上ではほぼ不満はなさそうである。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
- 630434 F F F F G 17/01/20 132 (C)
- 550947 G G G G I 17/01/19 112 (C-)
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)
- 0 - (練習開始日) 17/01/14 55 (E+)

タイプウェル国語 K 総合 G

ここ最近タイピングの話ばかりなのでたまには違う話題を書きたいのだが、自分でタイプウェル国語 K の総合のレベルが上がったら記録に残すというルールを設けているので今日も書く。

今日でタイプウェル国語 K が G まで到達した。 新しい配列の練習を始めて 6 日目。 イータイピングの方も予想よりスコアが良く伸びている。 この調子なら当面の目標を達成できそうだ。

イータイピング腕試しと今月のタイピングの短文系、タイプウェル国語 K の 4 種目を回しているだけで割とエンドレスに練習を続けていけている。 長文はまだ自分のタイピングが遅すぎて手を出す気にならない。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
- 550947 G G G G I 17/01/19 112 (C-)
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)

タイプウェル国語 K 総合 I タイプウェル国語 K 総合 H

今日でタイプウェル国語 K が I を経由して H まで到達した。 ようやく指が普通に動くようになってきて、生活で使えないこともないスピードになった感じだ。

新しい配列の練習を始めて 5 日目なのを考えると今のところ悪くない出来栄えのように見える。 まぁ時間が確保できる限り練習に充てているので、これで結果が出なかったら悲しいところだが、やはりタイピングは裏切らない。

やってみて分かったが、タイプウェルはまずレベルが表示されるようになるまで (総合 J) がちょっと大変だが、一旦軌道に乗れればある程度連続的に更新していけるように見える。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
- 476911 H H H H I 17/01/18 103 (D+)
- 383789 I I J I J 17/01/18 94 (D+)
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)

昨日練習していろいろ思うところがあったので備忘録としてまとめる。

かな出現頻度から考える

最適化するのであれば出現頻度が高いかなに対して行った方が効果が高い。 DvorakJP 様の文字頻度表Weblog 61℃ 様の 10 万字サンプルにおける文字の出現頻度。 等を参考にし、月配列 2-263 式におけるシフト面の出現頻度を調べてみた。

上位には軒並み月配列 2-263 式の非シフト面の文字が出現し「流石に良く考えられているな」と感心したが、シフト面にあるにも関わらず非シフト面にある一部の文字より出現頻度が高いものを見つけた。 「あ」「お」「を」「わ」の 4 文字である。 月配列 2-263 式において各シフトの真横の打ちやすい位置に置いてあるのはそういう事なのだろう。 つまり、この 4 文字をアルペジオで高速打鍵するのは必須のテクニックのように思う。

その次に気になるのは「ら」「も」「ま」「よ」「せ」である。 「ら」「も」はシフトキーなので交互打鍵は必須。 「ま」「よ」も 1 文字隔てた真横にあるのでアルペジオがいい気がする……と思ったが実際やってみるとちょっと打ちにくいように感じた。 「せ」は中指なので交互打鍵。

次が「え」「ひ」「め」あたりだろうか。 この辺りになってくるとどちらでもいいように思う。

腕の向きを考慮していなかった

昨日の考察から暫くその通りに練習していたのだが、何故か左手が打ちにくく感じた。 特に「DR」「DX」あたりが自分の中指が邪魔をして打ちにくい。

考えてみれば、キーボードに手を添える時は真っ直ぐに突き出すのではなく少し肘を曲げて包み込むように構えている。 これはバイクのハンドルを握る時も同じだ……少し肘を曲げた方が肩の力が抜けて、体勢を保ちやすく且つ疲れにくくなるからだ。 しかしキーボードのキーは奥に向かって左方向に傾斜しているので、同じく少し左斜め方向に構えている右手の方がアルペジオで打鍵しやすくできている。 これは構造上の問題なので、例え左利きであったとしても同じ傾向があるのではないかと思われる。

故に、左手で中指を軸に干渉する感じで打たなければならなくなる「ふ」「へ」はアルペジオでは打たない方が良さそうだ。 「ひ」はアルペジオが良さそうだが、出現頻度を考えるとどちらでもいいように思う。

他にも打ちにくい位置がある

具体的に言うと「ぁぅめゃぬむぇぉ」(Q, Z, T, B, Y, N, P, /) のキーが打ちにくい。 特に小指が器用に動く指ではないので、手を中指を軸にして少し回転させるように打たなければならない。 これらは出現頻度自体も低いので、無理せず交互打鍵でいいだろう。

まとめ

  • (重要) アルペジオ必須: シフト真横にある「あ」「お」「を」「わ」
  • (重要) 交互打鍵必須: 中指にある「ら」「も」「せ」「ほ」「み」「ね」、しと左シフトの組み合わせが悪い「ゃ」「ゅ」
  • (大切) アルペジオ推奨: 右手で小気味よく打てる「え」「ろ」「や」「ー」
  • (大切) 交互打鍵推奨: 真横にあるが離れていて若干打ちにくい「ま」「よ」
  • (提案) アルペジオ向き: 左手だが位置的に悪くない「ひ」、小指だが真横にある「ぃ」「ゆ」
  • (提案) 交互打鍵向き: 小指だが真横にない「ぁ」「ぅ」「ぇ」「ぉ」、人差し指だが真横になく位置が遠い「め」「ぬ」「む」、左手で打ちにくい「ふ」「へ」

タイプウェルが J になった

タイプウェル国語 K 総合 J

タイプウェル国語 K が総合 J になった。 総合 J という事は 4 種目全てで J 以上が取れたという事だ。 JIS かなの時に GANGAS に SC までの記録を送っているので、暫くは GANGAS には送らず自分で達成日をメモって管理するのみとする。

イータイピング腕試しのスコアとの相関関係が気になるので、参考情報として達成時点のものを記載しておく。 尚「エタイ」という略称は一般人からみて何だか分からないのであまり好きではないのだが、この表ではスペースの都合上これを使用する。

順位 ポイント 総レ 達成日 エタイ腕
- 295636 J J J J J 17/01/17 84 (D)

交互打鍵よりもアルペジオ

私は月配列 2-263 式のシフト面をうつのに全て交互打鍵でやっていたのだが、少しずつ慣れてきたら「交互に打つよりもアルペジオで打った方が速いのではないか?」と思えてきた。 例えば「あ」の場合「KF」よりも「DF」と同一の手で打った方がいいのではないかという事だ。 これに関しては新下駄配列の作者様Enin 様が考察されている。

特にシフトの真横にある文字が顕著で、月配列 2-263 式でいうところの「をあ」「おわ」である。 他の文字についてもアルペジオは有効だが、以下の文字だけ注意したい:

  • シフト面中指に存在する文字。同一指なので単純に 2 打鍵になってしまう。「ほらせ」「みもね」が対象
  • 「ゃ」「ゅ」をアルペジオで打とうとすると多くの場合直前に中指の「し」が来るので都合が悪い。右手側には「み」があるが「みゃ」「みゅ」は「しゃ」「しゅ」に比べると頻度が低い

つまり、まとめると以下のようになる:

  • 「をあ」「おわ」は絶対にアルペジオにする
  • 「ぁぃぅひへふめよ」「ぬまむえろやーぇゆぉ」もアルペジオにした方がいい
  • 「ほらせゅゃ」「みもね」は交互に打つ

完全に慣れてしまう前にこのルールで自分を鍛えたいが、考察が甘いかもしれないので練習していくうちに調整するかもしれない。

長音を 1 打鍵にする

月配列 2-263 式の長音「ー」は仕方がないとはいえ 2 打鍵で打ちにくい。 そこで JIS かなの「む」の位置に用意してみた。少々遠いが最上段や JIS かなの半濁音の位置に置くより全然マシである。

元々の位置にあった長音は特に代わりに配置する文字も無いのでそのままにしておく。 あと英語キーボードを使った時などに長音が打てなくなるのを避ける意味もある。

2ch のスレッドを見ていたら「、」「。」のシフト面を入れ替えるという案が書かれており「なるほど」と思った。 それも良さそうだが、「ー」と一緒に表に出てくる「ね」がシフト無しで打ててもあまり嬉しくない文字だ……。 かと言って「ね」を他の文字と入れ替えてしまうともう原型を留めなくなってしまう。

やはりここは 2-263 との互換性を重視して長音「ー」を JIS かなの「む」の位置に用意する案でいくことにする。

成果

昨日の日記を書き終えてからすぐにイータイピング腕試しで練習する事にしたのだが、最初 24 pt しか取れず暫く WPM も 30 近辺しか出なかった。 だが 100 回を越える猛練習の甲斐あってか、最後の頃には WPM も平均 70 くらいいくようになり 81 pt をマークした。 最初は配列表を紙に印刷して見ながらやっていたのだが 1 日練習したところでブラインドタッチをマスターできた。

ブラインドタッチの難易度に関しては JIS かなよりそこそこ難しい程度のように感じた:

  • JIS かなは「あいうえおやゆよつ」は SHIFT キーと一緒に押すとそれぞれ小文字になるので覚え易いが月配列は全然違う位置にあり覚えにくい
  • JIS かなのように同じ段の文字 (あ~お、た~と等) が固まっていないので覚えにくい
  • 当然だがキートップにかなの印字が無いので配列表を見比べるのにちょっと難儀する

JIS かなでもローマ字の倍のキーを覚えなければならず一般的な PC 利用者には厳しい気がするのに、それより難しいのではタイパーならともかく普通の知り合いとかにはとても勧められたものではない。 新 JIS が定着せず廃れたのも合点がいくというものだ。

一番印象に残った事

月配列 2-263 式の指の可動範囲はローマ字とほぼ同様でとても打鍵し易いのだが、たまに出てくる「ち」の文字が妙に打ち辛い。 小指を右後方に突き出さねばならず打てることは打てるがあまり快適ではない。 ……と思っていたが、実はこのキーは JIS キーボードの「@」にあたるキーで JIS かなの濁点「゛」にあたり 2 日前まで私が JIS かなで散々打たされて右手小指を痛めたキーだった……。

苦笑するしかなかった。 以前は JIS かなの濁点は「ほ」「へ」「ー」と半濁点「゜」に比べれば全然打ちやすいキーだと思っていたからだ。 慣れとは何と恐ろしい事か。 自分は今まで「人間の適応力である程度何とかなる」と思考停止していた感が否めなかった。

JIS かなの指ジャンプは「悪いパーツ」

まだ不慣れなので遅いのは仕方が無いところだが、それにしても月配列にしてから打鍵ミスが減った。 JIS かなの時は「ほ」「へ」「ー」あたりの指ジャンプがあったので「ほ」「へ」「ー」のそれぞれ隣のキーを押してしまったり、「ほ」「へ」「ー」を打った次の打鍵でホームポジションに戻りきれておらずミスをしてしまう事があった。

当たり前だが月配列ではそれがない。 これはタイピングよりもむしろ普段の文章書きで違ってきそうだ。

月配列のシフト面はちょっと戸惑う

恐らく他の月配列 2-263 式使いの方も感じている事だろうが箇条書きにしてみる:

  • 母音が 2 打鍵なのは疑問だった。出現頻度の低い「え」は良いが「あ」「お」はそれなりに出てくる上にホームポジションから見て左右対称の位置にあり、たまに間違えてしまう
  • 「ー」が 2 打鍵なのはカタカナ語に弱そうで辛い。多少遠くても 1 打鍵で打てる位置に配置したい
  • 「ふ」が 2 打鍵なのはやはりカタカナ語に弱そうだ。「ファ」「フィ」「フェ」「フォ」のどれもしばしば出てきそうだ。ちなみにローマ字だと全て 2 打鍵 (fa, fi, fe, fo) だ
  • シフト面ではないが「す」の位置 (z の位置) が悪いように思う。押す頻度の割にあまりいい位置ではない

月配列は 2-263 式をベースに亜種が多数存在するらしいが、何故なのか少し理解できた。 多くの人が同様に感じており、「何とかもっと使い勝手のいいものに出来ないか」と試行錯誤を重ねた結果そうなっているのだろう。

月配列の「いいパーツ」

1 打鍵で打てる文字が JIS かなに比べてかなり少ないにも関わらず、高い確率で 1 打鍵で済むのには感動した。 あと 1 打鍵で済む文字と 2 打鍵必要な文字があるお陰で「各文字やその組み合わせの出現頻度」について気を配るようになった。 月配列使いの方が「得意ワード」「苦手ワード」に関して話している事があるが、その気持ちがよく理解できた。

中指シフトに関しては今のところそう違和感はなく押しやすく好感触だ。

自分にとって「これは新しいぞ」と思ったのは小さい「ょ」「っ」が 1 打鍵で打てる事だ。 しかもこれが確かに結構出てくる。 JIS かなを使っていた時は「っ」はともかく「ょ」が「ゃ」「ゅ」より高頻度で出てくるなどという事は意識しなかった。 あと「ょ」の次はほぼ確実に「う」が来るというのも初めて気付いた。

今後

多分大丈夫だと思うが、仕事で IDE (開発環境) と DvorakJ を一緒に使ってみて問題ない事を確認する。

JIS かなの時は 1 ヶ月でイータイピング C+ (141 ~ 157) を達成できていたので出来れば半分の期間で目指したい。 つまり 2 週間、遅くとも今月末までに C+ を目標とする。

JIS かなの代わりの配列探し

この文章から全て月配列 2-263 式を使用して書く。

JIS かな打ちを止める事は前回の日記に書いた通りであるが、かと言ってローマ字に戻るつもりはさらさら無かった。 JIS かなよりも優れた配列があるのは認識していたが、「何らかのキーボードエミュレータを入れる必要がある」というところで選択肢から外していた。 使用する PC が決まっているのならば良いが、他人の PC を触った時に日本語が打てなくなるのも困るし、そもそも仕事だとそのようなソフトを導入できない場合もある。

ある日 JIS かなに習熟していくに従い右手小指の痛みに悩まされるようになり、対策をネットで調べ始めた。 結局出てきた結論としては「代わりに右手薬指を使う」というものだったが、昨日の日記に書いた通り「消極的な対策」に見えた。 ただ、やはり調べていくうちに「もし他の優れた配列を使えたらどんなにいい事か (こんなくだらない事で悩む事もないのに)」と考え始めた。

私は「仕事や趣味で使いたい」というのがあったので無計画に導入するわけにはいかない。 まずは調査から始めることにした。

タイピングソフトでどのようにしてマイ配列を使用しているのか

イータイピングで月配列や新下駄配列、親指シフトを使用している人を見る度に思っていたのは「この人たちはどうやってタイピングソフトでマイ配列を使っているんだろう」という事だった。 何らかのキーボードエミュレータを使っている事は分かっていたが、技術者として JavaScript で解釈しているであろうキーコードに対応するのにどうしているのか、というのが気になった。

例えば jQuery を使用した場合「各キーを押下した」イベントは以下のようにして取得できる:

<!DOCTYPE html>
<html>
  <head>
    <!-- jQuery 3.1.1 CDN -->
    <script
      src="https://code.jquery.com/jquery-3.1.1.js"
      integrity="sha256-16cdPddA6VdVInumRGo6IbivbERE8p7CQR3HzTBuELA="
      crossorigin="anonymous"></script>
    <script type="text/javascript">
$(window).keydown(function(e) {
  if (e.keyCode !== 16) {  // 16 はシフトキーの keyCode
    var text = e.keyCode + " が押されました。シフトキーは押されて";
    text += event.shiftKey ? "います。" : "いません。";
    $('div').text(text);
  }
  return false;
});
    </script>
  </head>
  <body>
    <div></div>
  </body>
</html>

この仕組みはかな打ちでも使用されている。 イータイピングでは必ず「日本語入力をオフにしてください」と表示されるが、これは素の英数字入力のキーコードを取得したいが為なのである。 例えば JIS かなで「た」と打った場合は JavaScript 側では「Q」のキーコードとして解釈しているというわけだ。 これが例えば月配列 2-263 式だと「た」は「G」のキーなのだが、この場合でも JavaScript 側には「Q」のキーコードとして発行されていなければならない。

とりあえず物は試し、という事で DvorakJ というキーボードエミュレータを入れてみた。 「日本語入力用配列を常に使用する」という設定項目を見つけた。 これはタイピングを練習する時にオンにする項目らしい。 オンにして月配列 2-263 式に設定し「た」を打ってみた。 「q」が出力された。

この挙動により理解することができた。 DvorakJ によって IME OFF であってもタイピングソフトに正しく解釈されるキーコードに変換して発行されるわけだ。 ちなみに「日本語入力用配列を常に使用する」をオフにすると IME OFF 時は正しく QWERTY の出力がされる (Dvorak 等に変更もできる)。 これは便利だ。

どの配列がいいのか

次に「自分が使うとしたらどの配列がいいのか」の検討に入った。

まず私は頻繁に IME を ON / OFF して入力するスタイルであり IME の ON / OFF を親指シフトの位置にある「変換」「無変換」キーで行っている (Mac だと「かな」「英数」キーとしてデフォルトでそうなっている)。 なので親指シフト系の配列は除外される。

あと重視するのは「ある程度メジャーで地位が確立されていること」だ。 あまりにもマイナーだと情報が少なすぎて辛いという懸念があった。

というわけで候補を月配列の事実上デファクトである月配列 2-263 式新下駄配列に絞った。

月配列に決めた理由

  • 新下駄配列の学習コストが高いこと。濁音と半濁音が「゛」「゜」を付けるのではなく全て別のキーに割り振られているし「しゃ」「しょ」なども全て別キーになっている。覚えればこれが一番速いのは理解するところだが、これはブラインドタッチできるようになるまでが大変そうだ……
  • 新下駄配列のシフトが同時押しなのに対し月配列が前置 (ローマ字のように 2 打鍵で打つ) であること。前者の方が速そうだがミスも多くなりそうだ
  • 月配列にローマ字互換性があり Google 日本語入力 (Linux だと ibus-mozc) があれば「とりあえず使えるようにはできる」こと (参考: Mozcで「月配列」を使う)

新下駄配列は「タイピング競技で最速を目指す」場合には最適かもしれないが、私が目指すところはそれではない。 「日常生活で快適に日本語を打つ」事。 それには月配列の方が向いている、という判断となったわけだ。

Mac を捨て去る覚悟で臨む

上記の通り Mac でも Google 日本語入力のローマ字テーブルを使用して月配列を使用できるがあくまでローマ字を利用しているだけなので表示がイマイチで常用は厳しいように思う。 Karabinerprivate.xml をいじればいけるらしいが、よく分かっていない。 余談だが新下駄配列は Karabiner で簡単に使えた……。

最近の MacBook Pro の Touch Bar の「欲しかったのはコレジャナイ」感もあり、この際 Mac から乗り換えてもいい気がしてきた。 Surface Pro 5 が出たら乗り換えを考えようと思う。

ここまで打ってみて

紛れもなくこの文章を打つまで打ったことが無かったが、シフト面じゃない方は何とかそれなりにブラインドタッチできるようになってきた。 ただシフト面の方が出現頻度が低くなかなか覚えられない。 まぁ、ゆっくり覚えていこうと思う。

いろいろ考えた

私はこの 5 ヶ月半の間 JIS かな打ちを習得するために日々練習を積み重ねてきて、イータイピングではベスト 250 pt (A+) でタイプウェルでは総合 SC が取れるまで成長することができたわけだが、思う所あり JIS かな打ちの使用を止めることにした。

理由は主に以下の 2 つに集約される。

右手小指が痛すぎる

JIS かな打ちはとにかく右手小指が酷使される。 標準の運指だとかなりの守備範囲を右手小指が担当しなければならない上濁点の出現頻度がかなり高いにも関わらず右手小指の担当となっている。 更に言うとエンターキーも右手小指なので右手小指が酷使されない配列を使用していたとしても右手小指はある程度使わなければならないわけだが、少なくともローマ字を使用していてこのように右手小指が痛くなるようなことはなかった。

一旦右手小指が痛くなってしまうと回復までに 1 週間近くかかる上にその間は薬指で代用するなどの対処が必要だが打鍵スピードが明らかに遅くなるしミスも増える。 私の場合仕事がプログラミングなので、プログラムを書いている際も右手小指を守らなければならずかなり辛い作業となってしまう。

これを避ける為に恐らく多くの JIS かな使いは右手小指の担当範囲を最初から可能な限り右手薬指で打つようにしているのだろうと思われる。 だが正直指をかなりジャンプさせなければならず辛い。 あと、この対処の仕方が自分にはどうしても「消極的」に見えてしまってなかなか気が進まないところであった。 まぁ右手小指を使ったとしても結局ジャンプはさせるわけではあるが……。

これがタイピングのみに使用する人ならば話は違うのかもしれないが、私はもともとタイピングを競うために JIS かなを始めたのではない。 あくまで「仕事や趣味で日本語を快適に打つため」だった。

気を抜くとミスだらけになる

最初 JIS かなの配列を見た時「本当にブラインドタッチできるのか?」というのは常に疑問としてあった。 そしてその答えは自分自身のタイピング結果として「JIS かなは十分ブラインドタッチ可能である」という結論に達した。

但しそれはあくまで打つのに集中している時であり、気を抜いている時にうつとかなりの確率で「ほ」「へ」「ー」あたりをミスしかなりイライラさせられた。 「気を抜かなければいいではないか」と思われるかもしれないが、仕事で議事録を取っている際などに聞く方に集中しなければならず書く方に神経を傾けていられない場合がよくある。

この問題はキー配列を変えないと改善されないと思われるが、例えば「ほ」「へ」「ー」あたりを別のキーに割り当てようとするとキー配列を変更するアプリを立ち上げなければならなくなる。 これを行うのであれば最初から親指シフトなどのもっと指に優しく打鍵効率に優れた別の配列を使用した方がいいだろう。

結局目標は達成できたのは確認できたので無駄ではなかった

私は最初イータイピングで A を取得することを目標とし、その後自分のローマ字打ちに追いつく事を目標としてやってきたわけだが、この 5 ヶ月半の練習でほぼ自分のローマ字の速さに近づくことができた (近づいただけで同一レベルまでは行けなかったが)。 つまり JIS かなを半年練習すれば十分実用範囲以上の打鍵スピードを身につけることができることを身をもって証明できた。

これから JIS かなを止めてしまうと多分暫くすると JIS かなでは打てなくなるだろうが、全く無駄な経験というわけではなかった。 タイピングの世界がどういうものなのかというのをある程度知ることができたし、JIS かながどういう配列でどのような利点・欠点があるのかを身をもって知ることができた。

尚 JIS かなが駄目な配列だと言っているわけではない。 「どの IME にも標準で搭載されているローマ字以外で唯一の日本語かな配列 = すぐに使い始めることができる」という所が最大の長所であることは疑いようがない。 ただ「自分の使用目的には合わなかっただけだ」という事を言いたいのである。

系譜

最後にイータイピングとタイプウェル国語 K の記録を載せて終わる:

イータイピング

日付 ランキング名 スコア ランク
2017/1/10~2017/1/17 第249回 腕試しタイピング 234 A
2017/1/3~2017/1/10 第248回 腕試しタイピング 250 A+
2016/12/27~2017/1/3 第247回 腕試しタイピング 235 A
2016/12/21~2016/12/27 第246回 腕試しタイピング 227 A
2016/12/13~2016/12/20 第245回 腕試しタイピング 231 A
2016/12/6~2016/12/13 第244回 腕試しタイピング 226 A
2016/11/29~2016/12/6 第243回 腕試しタイピング 227 A
2016/11/22~2016/11/29 第242回 腕試しタイピング 222 A-
2016/11/15~2016/11/22 第241回 腕試しタイピング 231 A
2016/11/8~2016/11/15 第240回 腕試しタイピング 209 A-
2016/11/1~2016/11/8 第239回 腕試しタイピング 207 B+
2016/10/25~2016/11/1 第238回 腕試しタイピング 190 B
2016/10/18~2016/10/25 第237回 腕試しタイピング 212 A-
2016/10/11~2016/10/18 第236回 腕試しタイピング 180 B
2016/10/4~2016/10/11 第235回 腕試しタイピング 185 B
2016/9/27~2016/10/4 第234回 腕試しタイピング 189 B
2016/9/20~2016/9/27 第233回 腕試しタイピング 187 B
2016/9/13~2016/9/20 第232回 腕試しタイピング 186 B
2016/9/6~2016/9/13 第231回 腕試しタイピング 157 C+
2016/8/30~2016/9/6 第230回 腕試しタイピング 154 C+

タイプウェル国語 K

順位 ポイント 総レ 達成日
548 977364 SC SA SD SC SD 17/01/13
589 961160 SD SC SG SD SE 17/01/05
630 943890 SF SD SI SF SH 16/12/21
659 930061 SG SE SJ SH SI 16/11/28

また右手小指が痛くなってしまった。 JIS かな打ちはかなり右手小指の担当範囲が広い配列なので標準運指で打っていると漏れなく右手小指が痛くなる。 仕方がないので今は右手小指の担当を全て右手薬指で打っている。 割と問題なく打てることは打てるのだが、タイピング速度はかなり落ちているだろう。 また、誤打も多くなっている。

最初から右手薬指で慣らせばいいのだが、それだと小指よりはマシだとしても右手薬指の担当が異常に増えてしまう。 全く困った配列だと思う。 「゛」の打鍵量の多さと「ほ」「へ」「ー」あたりのキツさはどちらにしても変わらないからだ。

GANGAS に SD の記録まで載った。 しかもこの Blog のリンクも送付したらリンクして頂けた。 とても有り難いことだ。

イータイピングに関しては腕試しでは A+ まで到達し今月のタイピングでは S に届くようになった。 かな打ち半年 (あと 1 ヶ月弱) で当初の目標達成になるかもしれない。

順位 ポイント 総レ 達成日
589 961160 SD SC SG SD SE 17/01/05
630 943890 SF SD SI SF SH 16/12/21
659 930061 SG SE SJ SH SI 16/11/28

かな打ちしすぎだと思われる。 仕方がないので右手小指を使わずに打っているが打ちにくい。 でもそういう人 (コントロールしにくい小指を使わない人) もいるのは知っている。 というか小指を使わない人のほうが多いのかもしれない。

JIS かなの配列に加えて小指を酷使するキーをシフト + ホームポジションで打てるようにした JIS++ とか開発すればヒットするかもしれないとかちょっと妄想した。 未だに「ほ」「へ」「ー」あたりの打ち分けはミスが多くなるので、そこだけでも解消できればいい感じなのだが。