月配列 K に U9 の特殊音拡張を取り入れたに書いた通り、私は半年前に月配列 K の配列図で空いている箇所に月配列 U9 の 7 つの特殊音拡張を取り入れた。 具体的には以下のような配列図となっている:
[
|ふ|ら|ゅ|ゃ| | |も|ー| | |
そ|こ|し|て|ょ|つ|ん|い|の|り|「|」
は|か| |と|た|く|う| |゛|き|れ|
す|け|に|な|さ|っ|る|、|。|゜| |
]
[d],[k][
ぅ|ぁ|ぃ|ぇ|ぉ| | | | | | |
ふぁ|ひ|ほ|ちぇ|め|ぬ|え|み|や|ふぇ| |
ち|を| |あ|よ|ま|お| |わ|ゆ| |
ふぃ|へ|せ|てぃ|でぃ|む|ろ|ね|・|ふぉ| |
]
-shift[
!|@|#|$|%|’|&|*|(|)|-|=|¥|
| | | | | | | | |;|[|]
| | | | | | | | | |’|~
| | | | | | |,|.|?| |
]
使用を開始してから半年経ったわけだが、これがない月配列 K にはもう戻りたくないと思うくらい快適だった。
私はもうタイプウェルは打っていないのでタイピングにおける有効性はよく分からないが、少なくとも実用入力においてはやはり打鍵数が少ないというのは快適だ。
「ディーラー」などは月配列 2-263 殺しの単語 (rlkad.kdd.
の 10 打鍵) だと思うが、これが何と kb939
の 5 打鍵になるということで打鍵数が半分になる。
ローマ字入力でも dhi-ra-
の 7 打鍵なのでやはり月配列 K の勝利だ。
月配列 U9 が選択している「ちぇ」「てぃ」「でぃ」「ふぁ」「ふぃ」「ふぇ」「ふぉ」が素晴らしく、多すぎても学習コストが増えて使いこなせないし少なすぎても効果が限定的になりすぎて微妙な感じがするところで、この 7 つの選択というのはベストに近いのではないかと思う。 たまに登場する「しぇ」「じぇ」が少し辛いが、出現頻度的には無くても問題ないと思っている。
月配列 2-263 式で勿体無いと思うのは d
と k
のどちらでシフトしても同じ文字が出力されるというところだ。
これは「単語によって運指を使い分けることができる」という利点がある (例えば「や」を普段 do
の運指で打っているが「視野」を打つ時に edo
でなく eko
と連続同指打鍵を避けるなど) が、個人的にこれができる人はかなりの達人 (十分に鍛錬したタイパー) で私のような不器用な人間だと反応できないのであまり意味がない気がする。
例えば同手で打った場合に違う文字を出力できるようにしておいて、そこにこの「ちぇ」「てぃ」「でぃ」「ふぁ」「ふぃ」「ふぇ」「ふぉ」を仕込んでおくと相当便利になる気がする。