最新版に差し替え
私が今使用している月配列 K の最新版と紹介サイト: typing.kojion.com に載せている版で差異が生じてしまっていたので、配列図、DvorakJ の定義ファイル、シミュレータの挙動を最新の月配列 K に差し替えを行った。 具体的に言うと月配列 K 20170313 版から月配列 K 20170804 版への変更を行ったわけだが、月配列 K 結局以前の安定版とそう変わらなくなるにも書いている通り差異は「ち」の位置のみである。
月配列 K は私のポリシーで最新の安定版のみを「月配列 K」と呼称することとしているので月配列 T のようなバージョン番号表記はない。 それなりの頻度で配列の修正を行うことを前提とするならばバージョン番号表記があったほうが有利なのは間違いないが、私としてはもう配列をいじる気は無い (もっとも 2017/03/13 時点でもそう思っていたに違いないが……)。
折角なので月配列 T3.1 もシミュレータに導入
ついでに紹介サイトに置いてある月配列シミュレータで選択できた月配列 T3.0 を T3.1 にアップデートしておいた。 試しに T3.1 を打ってみたが、月配列 2-263 式とは大分配置が変わってしまっているものの、元としているだけのことはあるのかキーボードガイドを見ながらまずまずスムーズに入力できた。
月配列 T の作者である tken さんの Blog には今回の T3.1 (多くは T3.0) において「何故そのキーをそこに配置したのか」が詳細に記されている。 これは大変興味深く拝見させて頂いた。 また、このような考察が記載されていると今後同様に月配列 2-263 式を改造しようという人が出てきた時にこの情報を見て判断材料に加えることができる。 これはとても有意義だと私も考えるところであり、わざわざ紹介サイトなどを拵えているのも月配列 K をそのまま使って欲しいというよりも「このような方法で改造を加えるとこのような効果が見込める」ということを同様の悩みを持つ方々に選択肢として示したいがためなのである。 これは技術者として Blog や Qiita にわざわざ頼まれもしない技術情報をまとめることに似ている。 勿論ボランティア精神だけでなく、記事を書きながら自分の考えをまとめるという役割もあるので聞こえがいいように言っているようで恐縮ではあるが「皆でハッピーになろう」ということである。
技術情報に関して言えば私もよくググって問題解決しているので会ったこともない技術者同士で助け合っているとも言える。 私はこの見えない助け合いの精神が大好きだ。