さて、本日で MediaPad M3 Lite 10 を購入して 2 週間ほど経過した。 やはり継続して使ってくると使い始め当初とはまた違った視点で見えてきたこともあった。 大体のことはファーストインプレッションの方に書いてしまったのでもし MediaPad M3 Lite 10 の情報を探しておられるのであればそちらも参照いただきたいのだが、ここには追加で感じたことを書く。

指紋認証はやはり便利

Nexus 9 まではロック解除時に毎回パターンを入力していたのだが、この端末は指紋認証を使うことができるし認証精度もとても良いので便利だ。 尚、スマートフォンは持つスタイルが大体決まっているので 1 つの指 (多くの方は右手人差し指) のみを登録すればいいのだが、タブレットの場合いろいろな持ち方をして使うので直感的に指を伸ばすとその指が指紋認証登録されていなかったりしてもどかしさを感じる。 多少面倒でも最初に複数の指 (左手と右手の親指・人差し指・中指) を登録してしまったほうが良さそうだ。

解像度 1920x1200 は別に問題ない

この端末の解像度は 1920x1200 であり、最近の 7 ~ 8 インチタブレットはおろか高解像度スマートフォンよりも解像度が低いのだが、確かにスマートフォンを持つ距離で見るとドットがはっきり見えるのだが正直実運用ではこの解像度で十分である。 解像度が低いことで消費電力が少なくなりバッテリーの持ちが良くなっていると思うので悪いことばかりではない。

ただ、この端末の下位モデルである MediaPad T3 10 の 1280x800 だと明らかに画質が荒い。 個人的には不満なく Web ブラウジング、Kindle や写真、動画を楽しみたいならば 1920x1200 が最低ラインだと思う。

電池持ちは異常にいいが残量表示は若干眉唾

この端末の電池持ちは異常に良く、体感として同じく電池持ちが良い Mate 9 と比べても遥かに良いと感じる。 ちなみに私が使用しているのは LTE モデルなので条件的には同じはずである。

ただこの端末の電池残量表示に関してはどうも信用出来ないところがあり 30 分ほど使用しても残量が 100% のままだったりすることがある。 先ほど電車内で 1 時間ほど使っても残量 98% だったが流石にそれもおかしい気がする。 車のガソリン残量表示みたいに、残量が少なくなってきたら表示上の減りが速くなるという感じだろうか。

イヤホンジャックの位置が最悪

これがこの端末で一番辛いと思った点だった。 この端末は多くはカバーを付けて立てて使うであろう大型のタブレットなのにも関わらず、イヤホンジャックが長い方の側面に付いている。 これだと風呂フタ型のカバーを付けてテーブルの上に乗せて浅く横方向で使おうとした時にイヤホンジャックが下に来てしまい、そのままイヤホンを刺そうとするととても不格好な事になってしまう。 また、縦で持って使おうとした時もイヤホンジャックがちょうど手に持ちたい位置にある為イヤホンの端子が邪魔で快適に持つことが出来ない。

ちなみに iPad はどうか、と思い調べてみたが、やはり短い方の側面に付いていた。 兄弟機の MediaPad M3 の方の位置も調べてみたが、こちらも短い方の側面に付いていた。 絶対にこちらの方が良い。 MediaPad M3 Lite 10 の位置は設計ミスレベルだと思うし、何故 MediaPad M3 で出来ていたことが出来ないのか……。

充電端子も今時 Micro USB

MacBook から始まった USB Type-C であるが Mate 9 などの最近のスマートフォンやタブレットでは旧来の Micro USB ではなく USB Type-C が増えてきている。 しかしながらこの端末は Micro USB である。 これだと Mate 9 と一緒に持ち歩く場合 Micro USB と USB Type-C のケーブルを両方持っていかなければならない。 更に USB Type-C の方が給電速度が速いので Micro USB 且つバッテリー容量が多いこの端末の場合満充電まで時間がかかる。 ただ、前述の通りこの端末はそうそう電池が減らないのでその点ではあまり困らない。

カバーは 1,000 円近辺のもので十分

これは本体のレビューとは違うのだが、今はタブレットのカバーは Amazon などで 1,000 円近辺でいくつも出ている。 その中の 1 つを購入して使っているが品質上全く問題ない。 風呂ブタを閉じればちゃんとスリープ状態になるし便利。 1,000 円ほどの投資で綺麗に使えて処分するときも高く買い取ってもらえるのだから積極的に活用するのがいいだろう。