10 インチタブレットという誘惑
私は昔から 10 インチ若しくは 9 インチ級のタブレットを度々変えては使用してきた。 このあたりの系譜は Nexus 9 LTE に書いた通りだ。 ただ、実は Nexus 9 に関しては Mate 9 を購入した際に手放してしまい、しばらくタブレット無しの生活を送っていた。 Mate 9 は 5.9 インチとなかなかの画面サイズなのでタブレット無しでもいけるだろう、という打算もあった。
今年になって HP Spectre x360 という 2-in-1 ノート PC を購入したのだが、購入当初これが「タブレット PC のように (Android や iOS タブレットの代わりとして) 使用できるだろう」と思っていた。 2-in-1 なのでキーボード部分を 360 度折りたたんでタブレットのようにして使用することが出来るからだ。 ただ、この使用方法は 1 回だけ試してみて「これは無いな」と思ってしまった。 本体が 1.3 kg もあるのでタブレットスタイルで持つと全く快適ではないし Windows 10 自体 Android と比べるとタブレットモードがあるとはいえまだまだタッチ操作の最適化が進んでいるとは言い難いところはあった。 あと、ノート PC は綺麗な液晶で見たいというのに慣れてしまっていて、指で触ってしまうと指紋が残ってしまうのが気になるところでもあった。
HUAWEI の 10 インチタブレットミドルレンジモデル
Mate 9 と合わせるわけではないが今回気になったのも HUAWEI の 10.1 インチタブレット MediaPad M3 Lite 10 である。 Lite という名前が付いているが MediaPad M3 10 Plus などという製品はない。 ただ、これの下位に位置するモデルとしては MediaPad T3 10 がある。 だがこの下位モデルの方はスペックも相当低く、液晶も 1280x800 と粗いもので全く購入対象とするには至らなかった。
この MediaPad M3 Lite 10 は Wi-Fi モデルは 3 万円を切るし LTE モデルであったとしても 3 万 5 千円弱という手頃な価格が魅力と言える。 ただその代わりスペックが低めで各種ベンチマークも振るわない結果となっており、数値上は Nexus 9 よりちょっと劣る程度しか出ない端末らしい。 流石にそれはないんじゃないか、と思い 2ch のスレッドなども漁ったが、そもそも Nexus 9 があのベンチマーク結果とは思えないくらい処理が緩慢な端末だったらしい。 私は Nexus 9 を使っていてそんなに不満には思わなかったので、恐らくこの MediaPad M3 Lite 10 でもいけるだろうと踏んだわけだ。 個人的には 5 万円くらい出してももう少し高スペックの端末が良かったのだが、現状そういうものが存在しないので仕方がない。 10 インチ級のタブレットは作ってもあまり売れないのだろう。
ちなみに MediaPad M3 というモデルは 8.4 インチのもっと高スペックのタブレットなのであるが、8.4 インチと少し小さいのが気になったので泣く泣く選択肢から外した。 Mate 9 と釣り合いをとるには 10 インチくらいないと気になるところだ。
使用用途としては Mate 9 で唯一画面が小さすぎて使う気にならなかった Kindle や PDF (技術書) 閲覧、そして Amazon ビデオや d アニメなどの動画、MJ モバイルといったところだ。 このタブレットを購入した場合 Mate 9 には引き続きバイクのナビとして活躍してもらうつもりだ。
Nexus 9 を使用していた時に挿していたデータ SIM は解約してしまったのだが、もし使うとしたら LINE モバイルあたりの 1G プランにするだろう。 月額 540 円ととても安い。 良い時代になったものだ。