出現率が非常に高いので自分が指さなくても知っておかねばならないディフェンス

そろそろシシリアン・ディフェンス (Sicilian Defense) を指しこなしたいということで練習している。 組み慣れていないせいだと思うが、どうも組み上げている間に白がどんどん攻めてくるような感じがして落ち着かないオープニングだ。 名前が格好いいから、というどうでもいい理由でシシリアン・ディフェンスの中の「ドラゴンバリエーション」を練習しているが、「ナイドルフバリエーション」も有力そうだ。 とりあえずこの 2 つを練習しておけばいいだろう。

下図はそんな私の対局の中の局面だ。 白がクイーンを d2 から h6 と動かしてキングに圧力をかけてきた局面。 ここでどう指すか。 図のすぐ下に答えを書いたので、解く場合は見ないように注意していただきたい。

意外にもクイーンを捕獲できることがある

正解は Bf5 とビショップを左斜め前に動かす手だ。 何とこれでクイーンが詰んでいる。 最近タクティクスで「チェックメイトするのとかと思いきやクイーンを詰める問題」が何度もうまく解けずに悔しい思いをしていたが、これでその鬱憤を晴らす格好となった。 クイーンは将棋の飛車と角双方の動きをするという超強力な駒なので、将棋の感覚を持っていると「まさか捕まえられないだろう」と思っているので逆に良くない部分があった。 将棋では飛車角ならともかく、成った龍や馬を詰めるのは相当難しいからだ。 チェスの場合は上図のようにまだ駒がそんなに減っていない状態からなら、このように無策に突っ込んできた場合に捕獲することができる場合があるようだ。

この後クイーンとルークの交換となり、この試合はこの後駒得を生かして無事に勝ち切ることができた。 もっとよく練習したい。