プログラマに特化した Markdown 記法のメモアプリ
昨日の記事で主に他人に対して Markdown でドキュメントを起こす手段は MkDocs がいいだろうという事になったわけだが、自分用のメモアプリでも Markdown を使いたいという欲求が出てきた。 Markdown でメモを残しておけば、もしアプリを乗り換えたい場合でも乗り換え先が Markdown 記法をサポートしていれば比較的簡単にデータを移すことが可能だ。
ちなみに今までは Google Keep を使用していた。 Evernote を使用していた時期もあったがゴチャゴチャしていて好みではなくすぐに止めた。 Google Keep はとてもシンプルなメモアプリで簡単に PC / Android 間でクラウド同期できるし、チェックボックスを使用して TODO リストを作ることも容易なので残作業の管理にとても役立っていた。 ただ、以下の点で少しだけ不満に感じていたのは事実だ:
- 記法がプレーンテキストの為若干物足りない
- フォルダ分けの機能がない (タグを使用して近い事はできるが)
MkDocs の情報を探すついでにクライアントアプリで代わりになるようなものを探していたら Boostnote がヒットした。
凄くいいなと思ったところ
- Markdown 記法をサポートしているが表組とチェックリストに対応していること
- Boostnote で生成される結果がただのファイルなので簡単に Dropbox などのクラウドストレージと連携できること
- フォルダ分けに対応していること (タグにも対応している)
- Vim キーバインドが使えること
- Windows / Mac / Linux アプリだけでなく Android / iOS アプリが用意されていること
尚 Boostnote がサポートしている Markdown 記法に関しては公式の Blog 記事「仕事効率、学習効率を加速させるMarkdown記法の紹介」に詳しく書かれている。 テーブル記法もチェックリストも Qiita の Markdown 記法と同じとなっているのがありがたい (MkDocs も同じだが)。
このアプリを見ると真っ先に思い出すのは Qiita と連携できる同じく Markdown 記法のメモアプリ Kobito だが、今日見たら既に公開終了していた……。
現在 Android 版の出来がかなりイマイチ
Android 版も Google Play から落として使ってみたのだが、機能が全然足りていないし挙動が不安定でよく落ちる状態で正直イマイチだと思ってしまった。 記事を参照しようとすると編集画面になってしまってプレビューを表示したい場合は一旦保存しなければならない UI など全く練り込まれていない感じがする。 また Dropbox 連携ができる (Google Drive 非対応) 為試しに連携して使おうとしたところ記事を追加しようとすると 100 % クラッシュするという不具合に見舞われた。 にっちもさっちもいかないので Dropbox に作成された boostnote-mobile フォルダを Windows 側のアプリで Add Storage Location した。 そうしたら 1 つもフォルダが無い状態だったので 1 つ追加した上で Android アプリ側で記事を追加しようとしたら今度はうまくいった。
正直今のところ Android 側でちょっと見たいくらいの要件にしか使えない。 今後の更新に期待したいところだ。