Spring Boot は Pleiades 適用済の IntelliJ IDEA でビルドするものとする。

IntelliJ IDEA で「新規 -> プロジェクト」を選択。 プロジェクトの種類は Spring Initializr (typo ではない) を選択。 プロジェクト JDK は今のところ 1.8 で行ったほうがいいようだ。 まだリリースされたばかりの Java 9 だと問題が出ることが多かった。 グループ、成果物は適当に入力。 型として Gradle Project を選択 (Maven でやりたい人は Maven Project を選択)、言語は Kotlin を選択。 パッケージングはこの時点では Jar を選択しておく。 依存関係だがとりあえずは以下の 3 点を入れておけば良い:

  • Core -> DevTools
  • Web -> Web
  • Template Engines -> Thymeleaf

尚、この画面の上部で Spring Boot のバージョンを選択できるのだが 1.5.7 ではなく 2.0.0.BUILD-SNAPSHOT を選択しておくのが良い。 Spring のバージョンが 5.0.x となり Kotlin に対応している。

プロジェクトを作成すると何やら Gradle の設定画面が出るがそのまま「次へ」を選択。 Gradle の依存関係ライブラリの取得が始まるので終わるまで待つ。 終わったらサンプルページを表示するためのコントローラとテンプレートを用意する。 Kotlin ディレクトリのどこかのディレクトリに以下のように SampleController を用意する:

@Controller
class SampleController {
    
    @GetMapping("/")
    fun sample(model: Model): String = "sample"
}

そして resources/templates 下に以下のように sample.html を用意する:

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>Sample</title>
</head>
<body>
    <p>Hello World!!</p>
</body>
</html>

この状態で TestApplication.kt を右クリックして実行すると組み込みの Tomcat が起動して http://localhost:8080/ にアクセスすると Hello World!! が表示される。 尚、この時点だとテンプレートファイルを書き換えても TestApplication.kt を実行し直さないとブラウザ上の HTML が書きかわらない。 ホットデプロイに関しては過去記事 Spring Boot + IntelliJ IDEA でホットデプロイを参考に設定してほしい。