貴重なタンデムでの 1 泊 2 日チャンス
妻とタンデムで 1 泊 2 日のツーリングに出掛けた。 例の首都圏ツーリングプランを使用してビーナスラインを目当てに蓼科高原方面に向かう。 まずは下仁田 IC まで高速で乗っていきそのまま西上州やまびこ街道で南下。 西に向かうのにどうしようかというところだが、今回は十石峠でなくぶどう峠を行くルートとした。 ついでに通り道にある上野ダムに寄ることもできる。
このように計画して実際に上野ダムに向かったが、道の途中で「通行止め」になっていて通れなかった……。 周りこんでダムを遠くから見ることはできるようだったがパスしてぶどう峠の方に進み始めた。
県道 124 号線は十石峠よりは見通しがよくソロツーリングで来た分には悪くない道のように思えたが、タンデムだと若干取り回しに苦しい場面があった。 落石もそこそこ見受けられ、危うくスリップしそうな場面もあった。
どんぶりや 風とり
ぶどう峠の道 (県道 124 号線) の途中で食事をしようと思っていたのだが飲食店が 1 軒も無かった……。 県道 124 号線を走り終える頃には 13 時を過ぎてしまっていた。 「最初に目に入った店で食べよう」などと相談していてその通り目に入ったのが「風とり」だった。
丼ものに力を入れている店のようだが定食や麺類なども置いてあるようだった。 私は写真の馬刺身丼、妻は風とり定食を注文した。 どうせ馬刺しなどちょっとしか乗ってないんだろうな……などと思っていたらご飯が見えないくらいいっぱい盛られていた。 これが 1,100 円ならまずまず悪くないのではないか。
多分こちらに来ることはほぼ無いとは思うが、次回も機会があったら来たいと思える店だった。
昼食を終えたらいつも通りメルヘン街道からの麦草峠を目指した。 やはりこの辺りは真夏でも涼しくて走っていて気持ちがいい。
乙女滝
メルヘン街道を走り終え、観光予定だった乙女滝に来た。 正直そんなに期待していなかったのだが、いい意味で期待を裏切られた。 「乙女」という命名が似合わないのではないか、と思えるほどダイナミックに水が上から降り注いてくる感じで、近くによると水しぶきがどんどん飛んでくる。 駐車スペースが少ないのが残念だったが、バイクならばそんなに苦もなく停めることができた。 歩く距離も短いので楽だ。
この滝を見終わったら宿泊予定のペンションに向かったのだが、いきなり夕立が降り始めびしょ濡れになってしまった。 白樺湖の北の「ペンション村」の中にあったのだが、ペンション村の入口からも結構遠く、視界の悪い中苦しい走りを強いられた。 真夏と言っても蓼科あたりで雨が降っている中走ると寒い。
なんとかペンションにたどり着き貸切風呂に入って暖を取った。 夕食、朝食ともなかなか良さそうな食事で満足だった。
2 日目の出発時、残念ながら雨が止むことはなく、ビーナスラインはお預けとなってしまった。 埼玉からここまで来て……と思ったのだがこればかりはどうしようもない。 長野を抜ければ雨が止むことを祈って、そのまま真っ直ぐ帰路に着いた。