栃木県道 200 号

栃木県道 200 号横の農道

今日は何とかお休みだったのだが、度重なる残業による疲労で午前中はなかなか起きられないでいた。 午後になりやっとショートツーリングに行こうということで佐野方面に出かけた。 目標は県道 200 号。

行きも高速を使ったのだが、佐野 SA のスマート IC で降りて県道 141 号で北上した。 この県道 141 号もなかなか見通しの良い田舎道で走っていて快適だった。 途中の唐沢山でちょっとしたワインディングも楽しめるのがいい。 まぁ実際は遅いダンプが前にいたのでゆっくりクルージングするのみに留まったが……。

そのまま北上し目当ての県道 200 号へ。 「こちらの道からは出流山へは出られません」という看板があちらこちらに立っていたのが印象的だった。 出流山は蕎麦の名店「いづるや」や出流山満願寺などもある「ちょっとした観光スポット」だが、こちらの県道 200 号は何もないからだ。 行くのは自分のような物好きだけだ。

県道 200 号はまぁ特筆すべきところもないような県道だったのだが、途中農道があったので入ってみた。 田舎の農道を走るのは楽しいが、ここもスケール的には前回の栃木県道 199 号の方が大きかったのでちょっと微妙なところではあった。

そのまま県道 200 号の終点近くに差し掛かるといきなり道が狭くなってきて終点の様相を醸し出してきた。 終点まで行ったのだが何もなく、そこからは林道大荷場木浦沢線の起点となっていた。 路肩に雪が見えたのでかなり迷ったのだが、そのまま進んで県道 15 号の方に抜けることにした。

林道大荷場木浦沢線は超劣悪な状態だった

林道大荷場木浦沢線

林道は何度も走っているのだがこの林道は距離も結構あるのでハッキリ言って無謀だった。 しかも落ち葉が大量に道路に散乱しており、車体をバンクさせると容易にスリップする状態で足つきの悪いバイクだとすぐ立ちごけしていただろう。 足つきの良い BOLT はこういう時に助かるということで可能な限りの低速で両足を出してスリップしても立て直せる体勢でやり過ごした。

多分ここは春夏に来ると快適に楽しめるのだろう。 今の時期は落ち葉が積もっていない場所を探すほうが難しい状態でかなり神経を使った。 少しではあるが道路上にも雪が残っている場所がありゾッとしたのだが、車の轍の跡があったのでそれに沿って超低速で進み何とかやり過ごした。

落ち葉だけでなく落石も多く危なく、今まで通った中で一番危険な林道となっていた。 しかし、後述するが実際は通行止めだったので納得の道路状況だったと言えるかもしれない……。

絶景

林道大荷場木浦沢線の絶景

この林道を大分走った所でどうも最高地点なのか視界が開けてきたので写真撮影をした。 眼前には雲がかかった中一部だけ光がさしている下の少し雪がまばらに残っている状態の山々や木々が何とも言えない絶妙な雰囲気を醸し出していた。 紛れもなく「絶景」だった。 このスポットは県道 15 号から入ったほうが近いので、これが目当ての場合はそちらから来たほうがいいだろう。

このスポットから先は下っていく道になった。 日当たりが悪いのか雪も少し残っており走破に非常に難儀した。 低速でもスリップする状態で危ない。 しかしここまできて引き返すわけにもいかないので、細心の注意を払い 3 km/h ほどでゆっくり抜けた。

やっと県道 15 号の方に抜けられたのだが、県道 15 号の林道入口側には通行止めの表示がありバリケードが立っていた……。 それならそうと県道 200 号の方にもそういう表示をしてほしかった。 知らずに抜けてしまった。 これは何もない県道 200 号から来る奴などそうそういないのだからいいだろう、という事なのだろうか……。

県道 15 号に出たので折角なので古峯神社に行こうと思って進もうとしたが、林道よりは道路状態はいいものの路面は同様にウェットな感じだし辺りも暗くなってきたので戦意喪失しそのまま U ターンして帰路に着いた。 やはり木曜に雪が降ったのが効いたようだ。 今年の山はもう終わりにしようと思った。 後は街乗りやハンバーガー食べ歩き、海岸線ツーリングで楽しむことにする。

帰りも高速を使ったのだが SA にバイクを停めても 1 ヶ月前とは明らかにバイクの台数が少なく、自分の他に 1 台ほど停まっているだけとなっていた。 皆シーズンオフは乗らないという事なのだろうか。