昨日珍しく日付が変わるくらいまで起きていたのだが、今日はしっかり 5 時に起きられた。 コロナ前に何回か行ったちぃじがき蕎麦の館 那須庵が今年閉店してしまうということで、一回は行っておこうとツーリングに行った。 この蕎麦屋は秩父方面からアプローチした場合林道みたいな道を結構通ることになり、かなり僻地にあるという印象。 秩父で久々に合角ダムを見てから蕎麦屋に向かった。 埼玉県道 71 号は以前走ったのでちょっと遠回りして県道 282 号にしたが、どちらにしろ道は悪かった。 ただ、バイクの場合道が悪いというのが必ずしもデメリットになっていない。 車は全然すれ違わない状態で独占しているようで楽しい。 これは群馬入りして県道 46 号を走っていても同様。 景色も悪くない。 久々に道の駅万葉の里に寄ってから蕎麦屋に向かった。 シーズンだからかバイクだらけだが、広々としたバイク駐車場が用意されているにもかかわらずそこに停めている人は少ない。 こういうところでバイク乗りのマナーの悪さが目立って恥ずかしい。 これだと一般車両が停めにくくなってしまう。
そして、那須庵。 さすがにこのご時世だから値上がりしてるだろうな、と構えていたが驚いたことに以前と同じ値段だった。 ざるそば普通盛 700 円、大盛 800 円、天ぷら 200 円。 私は大盛に天ぷらを頼んだがそれでも 1,000 円。 天ぷらそばが 1,000 円で食べられるところはほとんどないと思うのだが、これはすごいとしか言いようがない。 そもそもここがそばの実の生産地で、おそらく野菜も一緒に地産地消でやっているから低価格を実現できているのかもしれない。
味は普通の田舎そばという感じで、美味しいことは美味しいが「わざわざ来た甲斐があった」などといったように感動するほどではない。 そして天ぷらはちょっと衣がベタッとしており、いわゆる家庭の味といった感じ。 失礼だが私が作ったものと大差ないと言えそうだ。 当時こんな山奥に入って行って蕎麦を食べたことに感動したのだが、やっぱりこれは思い出補正がかかっていたようだ。
店員さんが今年で閉店することを他のお客さんに何度も話していたのだが、どうも聞こえてきた話によるとコロナやウクライナ情勢による物価高騰のあおりを受けてといったような理由ではなく、継続してやっていく人材がいない、つまりは後継者不在の問題のようだった。 こういった僻地だと仕方ないのかもしれない。 ともかく、閉店してしまう前に一回来れて良かった。