朝の通勤時、10 数メートル先で横断歩道の信号が変わろうとしていた。 私はこの位置では相当ダッシュしないと間に合わないから次の信号まで待つことを選択した。 しかし隣の学生は猛ダッシュで走っていった。その瞬間ポケットから裸の iPhone が転げ落ちアスファルトにダイブしていた。 学生は 2, 3 秒固まっていたが iPhone を拾い上げそのまま再度猛ダッシュしていった。 タクシーが右折してきていたが、止まってくれて結果渡り切ることができた。

目先の損得に囚われていないか

  • 危険だが猛ダッシュして渡り切り 3 分ほど現地に早く到着する
  • 落ち着いて待つ

「猛ダッシュして渡り切る」方に 1 / 300 の確率で車と衝突するなどの何らかのトラブルが発生するとするとどうか。 合計 15 時間ほど得をするがその代わり怪我をしたり代わりの時間やお金を失ったりする。 どちらが得だろうか。

電車などでも同様の光景をよく目にする。ドアが閉まりそうな電車に向かって猛ダッシュ。 心というか時間に余裕が無い現代人が多すぎると思う。