NCS 主催の大会

今日は NCS が主催するチェスの大会であるクリスマスチェスパーティー 2021 に参加してきた。 いつものように大井町までバイクを走らせ、いつもの駐輪場に駐車。 いつものコンビニでお茶とチョコレートを購入しておいた。 いつものとはいえコロナのお陰で春からの大会は軒並み中止されていたので、多分 3 月以来の参加だ。 こうやってまた同じように大会に参加できるのはありがたいことだ。

1R シシリアン・ディフェンス・アラピン・バリエーション

1R の相手の方は今回の参加者の中で最高レートの方。 レート差にして 850 という過去最大のレート差。 ハッキリ言って大人と泣きわめく赤ん坊くらいの力量差があり、奇跡すらも起きないくらいのレベル差。 絶望しながら座っていると、時間になっても対戦相手が現れない。 アービターの方から 30 分相手が来なかったら不戦勝ですと告げられた。 まさかと期待するも、開始 8 分くらいしてから対戦相手が現れた。 序盤割と普通に進んだが、結局うまくタクティクスを決められて負けた。 まあこれは仕方ない。

2R スカンジナビアン・ディフェンス・モダン・バリエーション

2R は UR の方。 OTB で初めてのスカンジナビアン・ディフェンス・モダン・バリエーションを仕掛けたが 3. d4! (最善手) と指されて戦慄した。 これをちゃんと知っているというのはある程度の実力の方だと思った。 なのでしっかり考えながら指していったが、中盤キングサイドにナイトを放り込む手でキャスリング放棄させ優勢になった。 しかしここは本当はもっと良いタクティクスがあった。 試合中もそれは読んだのだが先まで読みきれず踏み込めなかった。 終盤に私が急所のポーンダウンを見落としてしまい一気に劣勢に。 非常に苦しいと思いながら粘ったら最後の最後で相手の方がポーン・エンディングでありえないミスをして形勢が一気にひっくり返り、私のプロモーションが止められず勝ち。 あまりにいきなりひっくり返ったので自分としても事態をよく理解できず、負けましたの発声を聞き返してしまった。

3R ピルツ・ディフェンス

3R も UR の方。 しかしピルツ・ディフェンスを選択して結構しっかりと勉強している方のような感じがした。 中盤にミスでポーンダウンさせてしまい、しかも相手のダブル・ビショップがよく利いているので苦しいと思った。 しかし相手のクイーンをうまく攻撃してテンポを取り、スキュアを決めてから形勢が傾いた。 ピンした駒に圧力をかけ、狼狽した相手の方がビショップをタダで落とすミス。 最終的にツー・ルーク・アップとなりステイルメイトにならない限り絶対にこちらの負けは無いという状況で投げずに最後まで粘ってこられた。 ルークで相手の行動範囲を狭めていけばいいとはいえ、障害物のポーンがあるとなかなかやりにくい。

4R バード・オープニング・フロム・ギャンビット

4R は私より 150 くらいレートが上の方。 このくらいのレート差ならば十分試合になるので安心した。 1. f4 で来られてびっくりしたので 1... e5!? とフロム・ギャンビットで応酬。 しかし相手の方はアクセプトして来ず、結局ヴィエナ・ゲームのような普通の戦いになった。 最終的にポーン・ナイト・エンディングになり双方とも同じ戦力。 相手のナイトの攻撃範囲に注意しながら頑張ったが、ドロー局面を打開できず、私の方からドローオファーした。 しかし帰って解析してみるとドローオファーする 5 手前くらいの局面でなんと勝てる手順があった。 エンドゲームの理解がまだまだ怪しいと反省した試合となった。

結果

クリパ 2021

U1600 の部で 2 位という好成績を獲得できた。 頑張ったことは頑張ったが、マッチング運もあった。 初戦は必敗の相手だったが、それ以外は全く勝てない相手じゃなかったというのがある。