試しに ETF (上場投資信託) を買ってみた。 ETF とは証券取引所に上場している投資信託のことで、株式と同じように購入することができるのが特徴となっている。 株式のように買えるということは投資信託と違って証券取引所が開いている時間帯に即時購入できるということなので、基準価格の反映に時間差がある投資信託より有利なのではないかと思い試してみたというわけだ。

結果として、正直投資信託と大差ないという結論になった。 夜間に取引される S&P500 に連動するものを買うと S&P500 先物である程度今後の値動きの予想がつくので有利なのではないかと思ったのだが、そもそも日中の値動きとして S&P500 先物の値動きを既に織り込んでいるようだ。 ということで即時買えるが株式のように微妙に値動きする中で頑張って買うのか、それとも時間差があるがそんなに逡巡することなく買えるのかという違いのように見えた。 昔は ETF の方が投資信託より信託報酬手数料が低かったので買う意味が大きかったのかもしれないが、今は eMAXIS Slim シリーズを始めとした信託報酬手数料が安い投資信託が台頭してきたのでそのメリットは薄れているようだ。 一点、株式のように買えるということで信用取引が使えるというメリットはあるが、ちょっと普段から信用取引でこの手のものを買うのは怖い。 やはり投資信託をメインとして、今回のように暴落したので高確率でリバウンドが見込めるような時に少しずつ買ってみるのが良さそうだ。