チェスというのは将棋のように取った駒を持ち駒として使用することができないため、将棋と比べて駒損の影響が非常に大きい。 なので例えばマイナーピースであるナイトやビショップ 1 つ損しただけでもかなりの劣勢に陥る。 こういう状態になった時にどういう行動に出るかにそのプレイヤーの性格が出る気がする。
- 勝負を諦めてリザイン (投了) する
- 勝負を続けはするが指し回しが適当になり結果多くの場合そのまま敗北する
- 諦めずに最後まで粘り強く指す、可能な限りドローを狙う
私は昔から勝ち目の薄い勝負は挑まない石橋を叩いて渡るタイプなので、チェスでもその性格が強く現れ多くの場合 1. を選んでしまっていた。 しかし逆に私がピースアップして優勢になった時に一番恐ろしい相手は 3. の最後まで粘り強く打ってくるタイプだった (それでたまに逆転されて負けてしまったこともあった)。 ハッキリ言って 1. と 2. のプレイヤーはカモだ。 なので私は最近になってようやく 3. のプレイヤーを目指すように意識して努力してきた。
今日も 3 戦ほどプレイしてすべての試合で劣勢に陥ってしまったが、なんとか我慢強く指すことで 2 試合はそのまま負けてしまったが 1 試合は逆転して勝利することができた。 続けるか諦めるかの指標として以下のような文句をどこかで見たのだがどこで見たか忘れてしまった。 これを常に思い出して可能な限り粘り強くプレイしたい。
もし自分がマグヌス・カールセン (世界チャンピオン) だったとしても挽回できないと思われる必敗の局面の場合に投了しよう。そうでなければ続けよう。