以下 12.9 インチ iPad Pro のような大きすぎて持つのも辛いようなもの以外のサイズのタブレットにも通用する内容と思っている。
スタンド付きのケースでなくシンプルなカバーが良い
MediaPad M5 や MediaPad M5 Pro には最初からタブレットケースが付属しているのだが、それがこんな感じのいわゆる iPad のような風呂蓋のようなケースだ。 これの利点は本体を傷や衝撃から守るだけでなくそれ自体タブレットスタンドとして使用できるというところなのだが、私はこれがあまり好きではない。 タブレットスタンドとして立てて使う時以外、普通に縦持ちや横持ちで持っている時に蓋の部分がブラブラしたりちょっと束ねて持ったりすることになりあまり快適ではないからだ。
今回私が購入したものがこの普通のシリコン製の包み込むだけのカバーなのだが、これだと普通に縦持ちや横持ちで持って使用した時にとても快適だ。 私の場合は電車の中やベッドに入ったまま使うといった場合に快適ということになる。 欠点はスタンド機能がないのでそれだけでは立てて使えないということだが、別売のタブレットスタンドを使えば問題ない。 「タブレット スタンド」で検索するといろいろな種類のものが出てくるので自分の好みのものを選択できるし、何より多くのものは安価だ。
Bluetooth テザリングを使えば Wi-Fi 版でも問題ない
私はスマートフォンの方は楽天のポイントの関係で楽天モバイルを契約しているのだが、これがお世辞も良いとは言えない SIM で特に通勤電車や昼時に低速通信になりブチブチ切れたりしていた。 そのため以前のタブレットである MediaPad M5 の時は高速な LINE モバイルを使いからと LINE をタブレットでも見たいからという理由で LTE 版を使用していた。 これはいつでも好きなタイミングでネットに接続できてとても便利なのだが、格安 SIM を 1 回線契約するとどうしてもその分の費用が増えてしまう。 私の場合は基本 1 G のプランで足りないときだけ 3 G に変更していたのだがこの使い方でも年間 1 万円強といったところだ。
MediaPad M5 Pro は日本国内版だと Wi-Fi モデルしか無いのでそれにしたが、懸念点はテザリングがあまり快適ではないのでは、ということだった。 しかし今回 MediaPad M5 Pro に買い換える前にしばらく Bluetooth テザリングで運用してみて全く問題ないことを確認したので躊躇なく買い換えることができた。 ネット接続を共有するテザリングには 3 種類の方式 (USB, Wi-Fi, Bluetooth) があるのだが、PC と接続すること前提の USB は置いておくが Wi-Fi テザリングはずっとつけておくとスマートフォン側の電力を消費してしまうし常時 ON にしておくのが難しい。 そこをいくと Bluetooth テザリングに関してはスマートフォン側を一旦 ON にすればスマートフォンの電源を落とすまで有効の上消費電力も少ない。 通信速度に関しては仕様上 1 Mbps が上限というのが少し残念だが、私の使用用途に関していえば全く問題なかった。
問題は Bluetooth テザリングだとスマートフォンとタブレットの距離が離れてしまったり、タブレットを長時間スリープにしていたりするとテザリングが切断されてしまうことだが、これに関しては Bluetooth Auto Connect というアプリで「タブレットの画面が ON (スリープ解除) になったら自動的にスマートフォンに Bluetooth 接続」という設定をすることで解決できた。