8.4 インチタブレットである MediaPad M5 から 10.8 インチの MediaPad M5 Pro に買い換えてみた。 ちょっと調べればわかるがこの 2 つは SoC (CPU, RAM サイズ) が同じなので画面サイズが違うところ以外は大体同じような感じで使えることが予想できた。

8 インチか 10 インチかは人による

人によるのかもしれないが 8.4 インチタブレットを 5 ヶ月使ってみて思ったのは、軽くて持ち運びが便利なのだが縦持ちする場合でも片手でホールドするような場面は結局ほとんどなく小さい利点をあまり生かせなかった。 私は以前からずっと 10 インチ級のタブレットを使用していたので 10.8 インチの MediaPad M5 Pro が重いとは特に感じない。 むしろ昔の 10 インチタブレットは大抵 600 g 以上あったのを考えると MediaPad M5 Pro の 500 g は割と軽いように感じる。

私はゲームはほとんどしないし、プレイするゲーム (チェスやバックギャモンなどのテーブルゲームが主) が別に横向きでホールドしながらプレイする必要のないゲームばかりなので 10 インチタブレットでも快適にプレイできた。 あと Amazon プライムや YouTube などの動画はやはり大きい画面のほうが快適だ。 結局のところ使う人のスタイルによって最適な画面サイズは変わってくるのだろう。

早速電車でも使ってみたが、さすがに電車の中の取り回しは 8 インチタブレットに軍配が上がるのは間違いない。 縦向きならばそんなに気にならないが立ちながら横向きで持つのは結構疲れる。 このタブレットは 10.8 インチということで従来の 10 インチタブレットよりも更に少し大きいのが効いてくるようだ。 電車の中メインで使用する方は迷わず 8 インチタブレットがいいだろう。

32 GB と 64 GB の差はかなり大きい

MediaPad M5 の方は日本で販売されているモデルは残念ながらすべて 32 GB のものとなっている。 この 32 GB というのがキツく、OS やプリインストールされているアプリが含まれているので実質的には初期状態でも 20 GB 強程度の空き容量しかない。 これだと写真や音楽、動画を溜め込まない人であったとしても心もとない容量だ。

そこをいくとこの MediaPad M5 Pro は 64 GB ということで初期状態で 50 GB 強の空き容量がある。 空き容量的には MediaPad M5 の 2.5 倍ということになっており、普通に使うぶんには十分な容量だ。 更に写真や音楽、動画をいっぱい保存したい場合は microSD カードを挿せば問題ない。

スタイラスペンは一般人には不要か

MediaPad M5 Pro にはスタイラスペンが付属してくる。 これが Apple Pencil のように USB-C 端子で充電できるし筆圧感知して線を書き分けられる……らしいが個人的にそういう機能は使わないし、別に手書きをしたいとも思わなかった。 マウス代わりに使えるかと思ったが Web 上ではタップしているのと同じ挙動となるようだ。 というわけで個人的には不要だった。

デスクトップモードは割と面白い

MediaPad M5 にない機能として「デスクトップモード」があり、これを起動すると Windows のような画面になりアプリをウインドウで開いて複数起動することができる。 これがなかなか便利そうだ。 Bluetooth キーボードとマウスをつなげればちょっとしたノート PC 気分だ。