Android スマートフォンやタブレットで Chess.com をプレイしたい場合は普通は Google Play のチェスアプリを使用する。 このチェスアプリはオンライン対戦やタクティクスをやる場合はとても便利で、特に 2 | 1 ブレットをプレイする場合などは PC よりもこちらの方がプレイしやすいくらいだ。 だが、ブラウザ版より省かれている機能もある。 私が特に違和感を感じるのが分析系の機能が弱いことだ。 ブラウザ版にある「分析」メニュー自体もないし、試合後やタクティクスを解いた後の分析画面も stockfish の読み筋が 1 つしか表示されないし設定が変更できない。 分析が無いので例えば lichess でプレイした PGN を取り込んで解析することもできない。
実は Android スマートフォンやタブレットでも Chrome などのブラウザから Chess.com にアクセスすればブラウザ版を使用することができる。 しかしブラウザ版の Chess.com がどうもスマートフォン (正確にいうとタッチデバイス) に完全に対応していないらしく、分析で駒をドラッグすると駒の座標が取得できていないのか正しく動作させることができない。
これに関しては Android スマートフォンやタブレットに USB マウスを接続して試してみたところうまく動作させることができた。 USB マウスの場合は Android スマートフォンやタブレットに接続する場合は USB-C to USB アダプタか microUSB to USB アダプタを別途用意する必要がある。 勿論 Bluetooth マウスを用意すればアダプタは不要だ。 ちなみに MediaPad M5 Pro でスタイラスペンでやってみたが、指で操作したときと同様に不自然な挙動になってしまった。やはりマウスが必要のようだ。
ただ、Android スマートフォンだと画面が小さすぎて Chess.com のレイアウトが崩れてしまう画面が多かった。 やはりブラウザ版の Chess.com を使うなら iPad や Android タブレットなどの画面が大きい端末が良いと思われる。 8 インチサイズのタブレットであれば十分快適に閲覧することができた。 尚、現在の Chrome ブラウザは何故かフルスクリーン表示ができないのだが Opera を使用するとフルスクリーン表示が可能なのでより快適にプレイすることができる。
2018/12/22 追記: タッチイベントが取れるように修正された
恐らく「問題ラッシュ」が実装されたあたりでの内容だと思われるが、Android スマートフォンやタブレットで指で駒をドラッグしても正しく移動させることができるように修正されていた。 これによりわざわざマウスを用意する必要がなくなり、主に電車内などでのプレイが快適になった。 横向きで良ければもうアプリ版は使わなくてもいいのでは、と思えるほどだ。